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第22課 教師用資料:今なお続く回復にイエス・キリストとともに携わる


「第22課 教師用資料:今なお続く回復にイエス・キリストとともに携わる」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』(2023年)

「第22課 教師用資料」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』

第22課 教師用資料

今なお続く回復にイエス・キリストとともに携わる

ラッセル・・ネルソン大管長は,次のように証しています:「わたしたちは回復の過程を目にしています。教会が完全に回復されたと皆さんが考えていたとしても,今見ているのは,ほんの始まりにすぎません。まだまだ続きます。」(“Latter-day Saint Prophet, Wife and Apostle Share Insights of Global Ministry,” Oct. 30, 2018, newsroom.ChurchofJesusChrist.org)生徒はこの課で,今なお続く回復に携わるために自分がしていること,自分にできることを確認することができます。また,救い主の業を行ううえで,救い主からどのような助けを受けることができるかについても考えることができます。

教えるための提案

イエス・キリストは今なお続く回復の業を導いておられる

ネルソン大管長の次の言葉を見せてください:

ラッセル・M・ネルソン大管長

「あなたがどこに住んでいるか,どのような状況にあるかにかかわらず,主イエス・キリストはあなたの救い主です。そして,神の預言者ジョセフ・スミスはあなたの預言者です。彼はこの最後の神権時代の預言者になるように,この地の基が据えられる前に予任されました。聖徒から『何事も隠されることのない』神権時代です。回復が進行しているこの過程の中で,啓示が主から与えられ続けています。

イエス・キリストの福音が地上に回復されたことは,あなたにとってどのような意味があるでしょうか。」(「彼に聞きなさい『リアホナ』2020年5月号,88,強調付加)

1:6

何人かの生徒に,ネルソン大管長の質問に答えてもらい,回復が自分にとってどのような意味を持つのかを分かち合ってもらいます。その後,以下の質問をするとよいでしょう:

  • 回復が今もなお続いていることは,皆さんにとってどのような意味がありますか。

教え方と学び方を改善する

より深い理解を引き出すようなフォローアップの質問をする。生徒が質問に答えたり,感じたことを分かち合ったり,意見を述べたりするとき,生徒が何をどのように話しているのか,真剣に耳を傾けてください。フォローアップの質問をすることが,生徒がさらに深く考え,個人的な経験を生かし,心にある思いを探るうえで助けとなるかを見極めてください。フォローアップの質問は,強制的でない,自然な質問であるべきです。また,威圧的でない,興味を引く質問であるべきです。

生徒に,今なお続いている回復の例を発表してもらいます。(準備資料のセクション1にあるリグランド・R・カーティス・ジュニア長老の言葉を読み返し,そこから見つけた例を一つか二つ紹介すると助けになるかもしれません。)生徒が発表する際,少し止めて,以下のようなフォローアップの質問をするとよいでしょう:

  • 皆さんや知っている人がイエス・キリストに近づくうえで,〔生徒が挙げた例〕はどのような助けとなりましたか。

  • 〔生徒が挙げた例〕は,わたしたちが再臨に備えるうえでどのような助けになると思いますか。

  • 〔生徒が挙げた例〕は,これが主の業であるという皆さんの証をどのように強めてくれましたか。

今なお続く回復におけるイスラエルの集合の重要性を生徒がさらに理解できるように,ネルソン大管長の次の言葉を見せるとよいでしょう:「〔イスラエルの〕集合は,今日地上で行われていることの中で最も重要な事柄です。」(ラッセル・M・ネルソンとウェンディ・ネルソン「シオンのつわもの」〔ワールドワイド・ユース・ディボーショナル,2018年6月3日〕,『リアホナ』別冊,8,ChurchofJesusChrist.org

数分時間を取って,生徒に準備資料のセクション2を見直してもらい,イスラエルの集合がきわめて重要である理由を見つけてもらいます。その後,以下のうちの一つ(または複数)のシナリオに対して,どのような対応をするか,二人一組かクラス全体でロールプレーをしてもらうとよいでしょう:。

  • セミナリーで,イスラエルの集合の重要性について説明する。

  • 教会員ではない人に,イスラエルの集合がどのようにすべての人に祝福をもたらすかを説明する。

  • イスラエルの集合において,どのように主を助ければよいのか分からないと感じている教会員に,わたしたちにできる方法を説明する。

ロールプレーが終わったら,一人の生徒に,準備資料のセクション1にあるディーター・F・ウークトドルフ管長の言葉を声に出して読んでもらいます。生徒に以下の質問について考えたことを記録してもらう時間を取るとよいでしょう:

  • 今なお続く回復において,主の業を推し進めるために自分が努力していることを,どのように説明しますか。

  • 主の業を推し進めるために,今どのような貢献ができるでしょうか。(準備資料のセクション2にあるボニー・H・コードン会長の言葉を読み返すとよいでしょう。)

主の業を行うとき,救い主はわたしたちとともに働いておられる

以下のシナリオを紹介するとよいでしょう:

玲子は自分のワードで新しい召しを受けて,圧倒されそうな気持ちでいます。ビショップ室を後にした玲子は,心の中でこう考えています。「こんな召し,とても果たせそうにないわ。わたしじゃ力不足よ。ほかにもっと適任な人がいるはずだわ。多分,別の人を見つけるように,ビショップに頼むべきだわ。」

  • 皆さんなら,玲子にどんな助言をしますか。

生徒に,ヤコブ5:70-72教義と聖約38:7教義と聖約49:27を復習してもらい,玲子の助けになると思われる原則を見つけてもらいます。生徒は次のような原則を見つけるでしょう:主の業を行うとき,主はわたしたちの中におられ,わたしたちとともに働いてくださる。

  • 救い主がわたしたちとともに働いてくださるという知識は,玲子にとってどのような助けとなるでしょうか。この知識はどのように皆さんの助けとなるでしょうか。

  • 救い主が現世で務めを果たされていた間,御父が救い主とともにおられたことを知ることは,なぜ重要なのでしょうか。(生徒がこの質問に答えられるよう助けるために,準備資料のセクション3にあるキム・B・クラーク長老の言葉を読み返すとよいでしょう。)

  • 天の御父とイエス・キリストの業を行うときに,御二方がともにいてくださるという確信を感じたのはどのようなときですか。

救い主の業を行うときに,救い主が進んでともに働いてくださることについて生徒に深く考えてもらってもよいでしょう。生徒が考える際,以下の黒丸のついたリストを見せて,各賛美歌の指定された節を生徒に読んでもらうとよいでしょう。読んだ内容について考えたことや感じたことを書き留めるように勧めます。

クラスを終えるに当たり,一人か二人の生徒に,次の真理に関連した経験を分かち合ってもらうとよいでしょう:主の業を行うとき,主はわたしたちの中におられ,わたしたちとともに働いてくださる。

次回に向けて

次のレッスンの数日前に,第23課の準備資料を学ぶよう生徒に勧めるとよいでしょう。

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