「エイミー・A・ライト」『リアホナ』2022年5月号。
エイミー・A・ライト
中央初等協会会長会第一顧問
エイミー・A・ライト姉妹は数年前,ステージ4の卵巣がんの治療を受けていたときのことを覚えています。あまりの痛さに,気持ちがくじけそうでした。天の御父と救い主と救いの計画に対する証があり,それを信じる信仰があったにもかかわらず,助けが必要でした。
ライト姉妹は幼いころ,恐れや孤独を感じたときや御霊が必要なときには初等協会の歌を歌いなさい,と母親や初等協会の指導者から教えられていたのですが,
「でもそれは子供向けの教えなのよね」とそのときは思いました。「わたしにもそれはほんとうに当てはまるのかしら?」
すると,答えを受け,歌が心に思い浮かびました。
「わたしだって神の子なんだわ」ということをライト姉妹は思い出しました。「そこで,心の中で歌い始めたのです。『お父様,子供たちの祈りを聞いてくださるの?』と。1
そこまでしか歌えませんでした。わたしの存在そのものが,すべて神の愛で包まれたのです。それは,触れることのできる愛でした。それ以外には何も感じられなかったので,奇妙な感じでした。主がそばにいて,わたしがどんなに苦しい思いをしているかを御存じだということ,主が愛に満ちた神であられるということが分かりました。」
エイミー・アイリーン・アンダーソンは,1972年1月6日,アメリカ合衆国ユタ州ソルトレーク・シティーで,ジョイ・ベイリー・アンダーソン,ロバート・アンダーソン夫妻のもとに生まれました。1994年6月24日にジェームズ・マッコンキー・ライトとソルトレーク神殿で結婚し,3人の息子がいます。
彼女は1998年に人間発達・家族学の学士号を取得してユタ大学を卒業しています。夫が歯学部に通っている間,マーケット大学コミュニケーション学部の学生メディア課で働いていました。
ライト姉妹は,この1年間中央初等協会会長会第二顧問として奉仕し,その前は,中央若い女性諮問評議会で3年間奉仕しました。これまでに果たしてきた召しには,ステーク初等協会会長,ワード初等協会会長,ワードの扶助協会会長会と初等協会会長会の顧問,扶助協会教師,福音の教義クラス教師,カブスカウト指導者などがあります。