日曜学校―福音の教義
はじめに


はじめに

預言者ジョセフ・スミスは十二使徒との集会において,次のように兄弟たちに言った。「モルモン書はこの世で最も正確な書物であり,わたしたちの宗教のかなめ石である。そして,人はその教えを守ることにより,ほかのどの書物にも増して神に近づくことができる。」(History of the Church4:461;モルモン書「序文」も参照)

本学習ガイドは,あなたがモルモン書を研究するための手引き書として作成された。この学習ガイドは番号で区分されているが,それぞれの番号は「モルモン書福音の教義コース」のレッスンに対応している。各課には1週間の読書課題とあなたの研究をいっそう充実したものとするための質問が設けられている。これらの質問は,聖文の応用についてあなたのレベルを引き上げるため,クラスの話し合いに積極的に参加するために活用することができる。

あなたは福音の教義クラスの教師とともに,レッスンを成功させる責任を分かち合っているのである。教師は「真理の御霊によって……宣べ伝える」必要があり,「真理の言葉」を受け入れる人々は「真理の御霊によってそれを受け入れる」べきであると主は言われた(教義と聖約50:17,19)。あなたが理解した事柄を紹介し,質問をし,適切な経験を分かち合い,証を述べ,教師と生徒の話に真剣に耳を傾ける準備をしたうえで,クラスに出席しなさい。本学習ガイドの読書課程を研究し,質問について深く考えることによって,あなたは主の次の言葉が成就する状態に自らを置くことができる。「説く者と受ける者が互いに理解し合い,両者ともに教化されて,ともに喜ぶのである。」(教義と聖約50:22

本学習ガイドは,家族にとって貴重な資料となる。あなたは本書内の質問を活用し,家庭での福音に焦点を合わせた話し合いを促進することができる。また,各課には家族の話し合いのための提案が盛り込まれている。家庭の夕べのレッスンを準備する際,これらの提案を参照するとよい。