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「おお,神の慈しみの何と深いことか」
2ニーファイ9章には,救いの計画の中心となる出来事であるイエス・キリストの贖罪について,ニーファイの弟ヤコブによる説教が記されている。この章にある教えを理解するために,肉体の死と霊の死という言葉について理解しておくことは有益であるこれらのテーマの説明については『聖句ガイド』「死」の項を参照する。
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肉体の死と霊の死を克服するために救い主は何をなさったでしょうか(2ニーファイ9:5-7,12,21-22参照。ルカ22:44;モーサヤ3:7;教義と聖約19:16-19)
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ヤコブによると,わたしたちが「神の王国に救われ」る,つまり神の前に永遠に住むことを許されるためにしなければならない事柄には,何があるでしょうか(2ニーファイ9:18,21,23-24,39,41,50-52参照)。
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わたしたちが贖罪によってもたらされるすべての祝福を受けるうえで妨げとなる態度や行いにはどのようなものがあるでしょうか(2ニーファイ9:27-38参照)。
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ヤコブは,ニーファイの子孫は「不信仰のために肉において滅び」,エルサレムのユダヤ人は救い主を十字架につけ,自分たちの罪のために散らされることを預言しました(2ニーファイ10:2-6)。これらの人々が主を信じてその罪を悔い改めるとき,主はどのようなことを彼らのためになさるでしょうか(2ニーファイ10:2,7-8,21-22参照。1ニーファイ21:15-16;2ニーファイ9:1-3,53;30:2も参照)。これはわたしたち一人一人にとってどのように当てはまるでしょうか。
以下の聖句にある個々の言葉や文章が,ヤコブが話した説教の内容をどれほど強めているか考える。
家族の話し合いのための提案
家族で救い主が,個人または家族全体に行ってくださった事柄について話し合う。