「第1課 教師用資料:回復への序曲」回復の礎 教師用資料
「第1課 教師用資料」,回復の礎 教師用資料
第1課 教師用資料
回復への序曲
主イエス・キリストは福音を回復し,地上で再び御自身の教会を組織することで,大背教を終わらせました。このレッスンに参加することにより,生徒は,回復前の出来事における主の手を認識し,今日の神の子供たちに再び真理を広める必要性を説明できるようになります。
注:可能であれば,このコースに登録した生徒にクラスの初日の前に連絡し,出席前に第1課の準備資料を読んでおくよう伝えます。第1課と第2課を一緒に行う場合は,第2課の準備資料も研究してきてもらいます。
教えるための提案
デジタル版準備資料の利用に不慣れな生徒に,アクセス方法を教えます。電子デバイスを持っていない生徒に紙の資料を提供することもできます。
大背教により,福音の回復が必要となった
生きている植物と枯れている植物(または泥にまみれた枯れた枝)を見せます。実際の植物が利用できない場合は,こちらの画像を提示します。
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なぜこれらの植物は異なって見えると思いますか。これらの植物を使って,わたしたち自身の精神状態についてどのようにたとえることができるでしょうか。
アモスという旧約聖書の預言者がイスラエルの邪悪な人々に飢饉が訪れるだろうと警告したことを説明します。生徒たちに,アモス:8:11-12を読み,アモスがどのような飢饉を警告したかを見つけてもらいます。
生徒に準備資料のセクション 1を開いてもらい,大背教の間に何が失われたのか,見つけるよう促します。生徒たちに,見つけたことを発表してもらいます。
生徒にビデオ「神権時代—背教と回復のパターン」を見せます(6分52秒)。背教と回復のパターンが天の御父について教えてくれることを描いたビデオを見せながら,生徒に考えてもらいます。
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この背教と回復のパターンは天の御父についてわたしたちに何を教えていると思いますか。
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時満ちる神権時代が他の神権時代と異なるのはなぜですか。この時代に生きていることについてあなたはどう考え,感じますか。
主は福音の回復のために道を備えられた
次の真理を提示してください:主は福音の回復のために道を備えられました。
生徒に小さなグループを作ってもらいます。準備資料のセクション 2を順番に読み,どのような出来事によって福音の回復の備えがされたかを見つけてもらいます。(ほとんどの生徒がクラスの前に準備資料を読んできている場合,セクション 2の内容を要約してもらってもよいでしょう。)次の質問を見せ,各グループで議論する時間を与えます。
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主はどのように回復のために道を備えられましたか。
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主がジョセフ・スミスと回復のためにどのようにして道を備えてくださったかを知ることで,主について何を知ることができるでしょうか。
生徒は福音の学習において積極的な役割を果たすことができる
このコースの全レッスンの題名を一覧にして掲示します(目次に掲載されています)。このコースは回復に関する基礎的な出来事,教義,聖文に焦点を合わせており,また,教会歴史に登場する難しいテーマについても採り上げていることを説明します。生徒に今後のレッスンの一覧を読んでもらい,最も学びたいと思うテーマはどれか分かち合ってもらってもよいでしょう。回答を書き留めておくと,コース中にどのレッスンに少し重点を置くとよいかが分かります。
準備資料はこのコースの不可欠な部分であり,生徒の個人的な福音学習を強化し,レッスンに有意義な貢献をするための準備に役立つことを説明します。
毎回準備してクラスに臨むことからもたらされる祝福を生徒が理解できるよう,七十人のキム・B・クラーク長老の次の言葉を示します。
深く学びたいという心からの望み,いつでも学びたいという心と思いがあるならば,またそのような望みに従って行動するならば,主はあなたを祝福してくださいます。自分にできることを行うときに,すなわち信仰をもって祈り,備え,学び,積極的に取り組み,最善を尽くすときに,聖霊はあなたを教え,学んだことに従って行動できるようあなたの能力を高め,主が望んでおられる人物になれるようあなたを助けてくださいます。(キム・B・クラーク「「全身全霊で学ぶ」,『リアホナ』2017年8月号,27)
次の質問にどのように答えるか,生徒に注意深く考えてもらいます:
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このコースへ誠実な態度で参加することは,わたしの霊的な成長にどのように役立つだろうか。
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もっと深く学ぶ準備をして来られるように,各クラスの前に犠牲を払って自分で勉強する意志はあるだろうか。自分のスケジュールの中のどの時間に,個人での研究と準備を優先して取り組もうと決意できるだろうか。
これらの質問に関した目標を記録するよう,生徒に促してもよいでしょう。またクラス全体で,より深く学ぶ準備をして来られるよう,お互い助け合うにはどうしたらよいか話し合ってもよいでしょう。(クラスのテキストメッセージンググループや学習グループを設ける,お互いの目標を思い出させることを行う,または個人学習で得た洞察を分かち合う公開討論会を開催するなどが考えられます。)
次回に向けて
次のクラスの準備資料には,最初の示現に関する預言者ジョセフ・スミス直筆の記録の一部が含まれていることを生徒に説明します。様々な記録から何を学ぶことができるか,そして最初の示現の真実性について自分自身の証を持つことの重要性について,考えて来てもらいます。