わたしは家族を愛しています

教師のために

このレッスンを教えるに当たり霊的に備えるために，次の文を読み，深く考えてください。

家族は救いの計画の中核を成すものです。天の御父が家族を作られたのは，わたしたちに幸福をもたらし，わたしたちを永遠の命に備えるためでした。家族があるおかげで，わたしたちは愛情に満ちた環境の中で正しい原則を学ぶことができます。家族の一人一人が互いに愛と思いやりを持つことが大切です。わたしたちは人を助け，敬うことによって愛を示します（エペソ6：1–3）。聖文はわたしたちに「互いに情深く，あわれみ深い者とな」るよう教えていています（エペソ4：32；「家族－－世界への宣言」『リアホナ』2006年6月号，72参照）。

準備

51ページの家族の絵を1枚コピーするか，書き写します。色を塗ってもよいでしょう。切り抜いて容器に入れておきます。

わたしはかぞくをあいしています

学びの活動

集合の活動によって始めます。3ページに掲載されているアイデアを参照してください。

祈り

一人の子供に開会の祈りをするよう頼みます。

絵

50ページにある幸せそうな家族の写真を見せます。天の御父がわたしたち一人一人に家族を下さったことを話します。家族がわたしたちを愛していることと，家族に優しくしてお手伝いをすれば家族に愛を示せることを説明してください。

ロールプレー

用意してきた容器を持ち，一人の子供に家族の切り抜きの中から1枚選んでもらいます。それが家族のだれなのか（母，父，兄，姉，赤ちゃん）言い，子供たちにそれを繰り返させます。その人に愛を示す方法を一つ（おもちゃを片づける，おもちゃを使わせてあげる，笑顔を見せる，など）提案してください。子供たちにその動作をするよう促します。ほかの家族の切り抜きを使い，同様に活動を繰り返します。

歌

「幸せな家族」（『子供の歌集』104）の歌詞を歌うかまたは暗唱し，以下の動作をします。子供たちに一緒にするよう促します。

ママもすきです　（片手を胸に置く）
パパもすきです　（首を縦に振る）
あいしあっている（両腕を前に伸ばす）
しあわせなかぞく（自分を抱き締める）

ねえさんもすき　（片手を胸に置く）
おとうともすき　（首を縦に振る）
あいしあっている（両腕を前に出す）
しあわせなかぞく（自分を抱き締める）

まとめ

家族にやさしくし，愛を示すように子供たちを励ましましょう。「わたしは家族を愛しています」と言うよう促します。

祈り

一人の子供に閉会の祈りをするよう頼みます。

任意の活動

準備

お話のために－－本手引きの18ページに印を付け，すぐに開けられるようにしておきます。
ポスターのために－－託児クラスの子供たちの親に家族が一緒に写っている小さな写真を持って来るよう頼みます（子供が託児クラスに初めて参加したときに，すでに提供しているかもしれない。7ページ参照）。ポスター用の厚紙に全員の写真をはります。上に「わたしはかぞくをあいしています」と書いておきます。

塗り絵

イエスとその母の絵を見せます（18ページ）。イエスを指し，子供たちにこれは子供のときのイエス様の絵ですと話してください。マリヤを指し，これはイエス様のお母さんです，と言います。イエスが小さいときには，彼を愛して世話をしてくれる優しい家族がいて，イエスも家族をとても愛していたことを説明します。愛していることを母親に示す方法を幾つか提案します（笑顔を見せる，掃除を手伝う，抱き締めるなど）。子供たちに，そういうことをしているふりをするよう促しましょう。

歌

「楽しいな」（『子供の歌集』129）の歌詞に新しい言葉を加えて歌いましょう。たとえば，「お姉さんに大好きだよって教えてあげましょう」と言い，「おもちゃをかすのは，ララたのしいな」と歌いながら，簡単な動作を付けます。ほかに使えるものとして，「おかたづけするのは，ララたのしいな」，「おへやをおそうじ，ララたのしいな」，「にこにこするのは，ララたのしいな」，「おとうさんのおてつだい，ララ　たのしいな」などがあります。

ポスター

用意してきたポスターを掲げます。1枚の写真を指し，「これは〔子供の名前〕ちゃん（くん）の家族です。〔子供の名前〕ちゃん（くん）はここにいますよ」と言います。一人一人の子供について同様に繰り返します。わたしたちには，わたしたちを愛してくれる家族がいて，わたしたちも家族を愛していることを強調します。毎週ポスターを飾り，子供たちに家族について質問し，答えさせましょう（「〔子供の名前〕ちゃん（くん）の家族はどこにいますか？」「〔子供の名前〕ちゃん（くん）はどこにいるかな？」「お父さんはどこですか？」など）。ほかの子供が新たに託児クラスに入って来る度に，その子供の写真を加えてください。