わたしは家族と一緒に祈ることができます

教師のために

このレッスンを教えるに当たり霊的に備えるために，次の文を読み，深く考えてください。

救い主は次のように言われました。「あなたがたの〔家族〕が祝福を受けるように，あなたがたの家族の中で，わたしの名によって常に父に祈りなさい。（3ニーファイ18：21）一緒に祈ることにより，家族が天の御父に近づけるだけでなく，家族の仲が良くなって，家庭に聖霊を招き入れることができます（教義と聖約19：38参照）。

準備

本手引きの106ページに印を付け，すぐに開けられるようにしておきます。
モルモン書を持参してください。3ニーファイ18：21に印を付け，すぐに開けられるようにしておきます。

学びの活動

集合の活動によって始めます。3ページに掲載されているアイデアを参照してください。

祈り

一人の子供に開会の祈りをするよう頼みます。

歌

何回か「家族の祈り」と言うよう促します。これから皆で，家族の祈りについて歌を習いましょう，と言います。子供たちと一緒に輪になり，皆に手をつながせます。「家族のいのり」（『子供の歌集』101）の歌詞を歌うか，または暗唱しながら，子供たちが一緒に動作をするよう助けてあげましょう。

かぞくが　わになり　（輪になって歩く）
ひざまずいて　　　　（立ち止まってひざまずく）
しゅにささげます　　（腕を組む）
かんしゃのいのり

絵

家族が一緒に祈っている写真を見せます（54ページ）。父親，母親など，家族一人一人を認識できるよう助けます。皆がひざまずいて，腕を組み，頭を下げて，目を閉じていることに注目させましょう。この家族は家族の祈りをしているところです，と言います。皆で「家族の祈り」と言うよう促します。ひざまずいて，腕を組み，頭を下げるように促します。家族の祈りをするとき，わたしたちは天の御父と話していることを説明してください。わたしたちは頂いている祝福に感謝し，家族を助けて祝福してくださるようお願いします。

活動の歌

動作をしながら次の「活動の歌」を暗唱し，子供たちにも一緒にするように促します。

これはわたしのお母さん　一緒に遊んでくれますよ（親指を立てる）
これはわたしのお父さん　一日ずっと働きます（人差し指を立てる）
これはわたしのお兄ちゃん　とっても強くて大きいの（中指を立てる）
これはわたしのお姉ちゃん　ボール遊びが大好きです（薬指を立てる）
そしてこれがわたしです　とってもとってもうれしいな（小指を立てる）
家族みんなでひざまずき　一緒にお祈りできるから（こぶしを握る）

聖文

106ページのイエス・キリストの絵を掲げます。モルモン書の3ニーファイ18：21を開き，「イエス様は『家族の中で……祈りなさい』と言いました」と言います。短く区切りながら，子供たちにこの文をあなたと一緒に言うよう促します。

まとめ

短く区切りながら，子供たちに「わたしは家族で祈ります」と言うよう促します。

祈り

一人の子供に閉会の祈りをするよう頼みます。

教え方のヒント

歌－－歌や「活動の歌」を教えるには，事前に言葉や動作を覚えてください。歌うか，または暗唱するときには，言葉を一つ一つはっきり発音し，動作も大げさにしましょう。どんな歌でも詩でも，簡単で適切な動作を付ければ子供たちの関心を引き付け，よく学ぶ助けになります。（『教師，その大いなる召し』159参照。）

幼い子供たちは短い時間しか集中できないものです。もし活動が全部終わる前に子供たちの注意が散漫になるようなら，レッスンを中断し，子供たちが立ち上がって体を動かす時間を与えてから，もう一度レッスンに戻ってもよいでしょう。

聖文－－教えるときも，教える準備をしているときも聖文を使ってください。それにより御霊みたまを招くことができ，子供たちが御言葉への愛をはぐくむ助けになります。あなたが教えていることが聖文から来ていることを子供たちに示してください。

任意の活動

準備

指人形のお話のために－－59ページの指人形をコピーし，切り取ります。色を塗ることもできます。

かぞくはえいえんにいっしょにいることができます

このページをコピーし，実線の直線に沿って指人形を切り抜きます。点線に沿って折ります。子供たちの指が入るよう底辺部分を空けておき，両横をセロハンテープでとめます。
袋を使ったゲームのために－－4つの小さな袋に「しゅくふくにかんしゃします」と書きます。それぞれの袋にわたしたちが感謝するもの（食べ物，服，家，家族など）の絵や写真を入れます。55ページの絵や本手引きのほかのページにある絵をコピーして使うこともできます。

わたしはかぞくでいのります

かぞくにかんしゃします

いえにかんしゃします

たべものにかんしゃします

ふくにかんしゃします
塗り絵の活動のために－－塗り絵用に，55ページの絵を子供の人数分コピーします。はさみとセロハンテープを持参します。

指人形のお話

指人形を使い，家族の祈りについて次のお話をします。

これは家族です。これがお父さんで，これがお母さんです。お姉さんとお兄さんもいます。これは弟の正くんです（赤ちゃんの指人形を指す）。ある日，遊んでいた正くんは目にけがをしてしまいました（子供たちに手で片目を覆うよう促す）。お父さんとお母さんは正くんをお医者さんに連れて行きました（赤ちゃん人形を指からはずして床に置く）。正くんの家族はひざまずいて家族の祈りをしました（子供たちにひざまずくよう促す）。皆で天のお父様に正くんを祝福してくださるようお願いしました。天のお父様はその祈りを聞いてくださいました。正くんの目がよくなるよう助けてくださったのです（もう一度人形を指にはめる）。そして，正くんと家族はもう一度家族の祈りをして，正くんを祝福してくださったことを天のお父様に感謝しました。

袋を使ったゲーム

用意してきた袋を床に置きます。皆に手をつないで輪を作らせ，あなたが「家族のいのり」を歌っている間，袋の周りを歩かせます。それから歩くのをやめ，一人の子供に袋を一つ選ばせてから，中身を取り出して見せるよう言います。あなたは「〔中身〕に感謝します」と言います。子供たちが参加していることを褒めてあげます。やってみたい子供全員に順番が回るまで繰り返します。

塗り絵

55ページをコピーしたものに色を塗らせます。塗り終わったら，細長く切り離し，セロハンテープで留めて鎖を作り，家へ持って帰れるようにします。