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わたしは天のお父様に祈ることができます
教師のために
このレッスンを教えるに当たり霊的に備えるために,次の文を読み,深く考えてください。
わたしたちは祈りを通して天の御父と話すことができます。御父を愛していることを伝え,数々の祝福に感謝し,自分やほかの人々が必要としている助けを願い求めることができます。そしてイエス・キリストの
準備
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わたしたちが感謝する物(衣類,食べ物,聖典など)を表す小さな品物,または写真や絵などを何点か大きな袋に入れて持参します。袋の表に「かんしゃします」と書きます。また別の袋を用意し,こちらには祈りの中で願う事柄(幸せな家族,健康な体,愛など)を表す品物または写真や絵を入れて,表に「しゅくふくしてください」と書いておきます。
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本手引きの106ページに印を付け,すぐに開けられるようにしておきます。
学びの活動
集合の活動によって始めます。3ページに掲載されているアイデアを参照してください。
祈り
一人の子供に開会の祈りをするよう頼みます。
絵
少年イエスが祈っている姿を描いた絵を見せます(18ページ)。これはイエスが子供のときお祈りをしていた様子を表す絵であると子供たちに話します。次にお祈りをしている子供の写真を見せます(18ページ)。祈るとき,わたしたちは天のお父様にお話ししているということと,祈りの始めに「天のお父様」と呼びかけることについて説明します。「天のお父様」と言うよう子供たちを促してください。
それから与えられた祝福に感謝することについて話します。一人の子供に「かんしゃします」と書かれた袋の中から,品物(または絵か写真)を一つ取り出させてから「〔子供が選んだ品物の名〕に感謝します」と言います。そして子供たちに「感謝します」と言うよう促します。この活動を,袋の中の品物すべてを選び終えるまで繰り返してください。それから,感謝の後に天の御父に祝福をお願いすることについて話します。先ほどの活動を,今度は「しゅくふくしてください」と書かれた袋を使って繰り返します。その後「祝福してください」と言うよう子供たちを促してください。
106ページのイエスの絵を見せます。子供たちに「イエス・キリストの御名によってお祈りします,アーメン」と言って祈りを終えることを教えます。あなたと一緒に「イエス・キリストの御名によってお祈りします,アーメン」と言うよう子供たちを促しましょう。
活動の歌
以下の「活動の歌」をあなたが暗唱した後,子供たちにも一緒に言うよう促します。
はじめに「てんのおとうさま」(指を1本立てる-指は「活動の歌」が終わるまで立てておく)
しゅくふく ありがとう (2本目の指を立てる)
たすけをねがう (3本目の指を立てる)
とうといしゅのみなにより アーメン (4本目の指を立てる)
(「信じていのる」」『聖徒の道』「こどものページ」1991年3月号,5,活動の歌用に一部翻案)
まとめ
祈るときに,わたしたちは天のお父様とお話ししていることを子供たちに思い起こさせます。天のお父様がわたしたちの祈りを聞いてくださることについてあなたの
祈り
一人の子供に閉会の祈りをするよう頼みます。
任意の活動
準備
めくり本
16ページに示されている,お祈りをするときの言葉を,今度は準備しためくり本を使って繰り返します。お祈りの各部分を一つ一つ説明しながら,対応する部分を,あなたが自分でめくるか,子供の一人にめくらせます。また,あなたが16ページにある「活動の歌」を暗唱するとき,このめくり本を利用こともできます。このめくり本を,次の数週間にわたって託児クラスで活用するのもよいでしょう。
聖文のお話
モルモン書のエノス1章を開き,子供たちにエノスが祈ったときの話をします。以下は参考例です。
ある日エノスは森の中へ入って行きました(子供たちに両腕を高く上げて木の様子をまねさせる)。動物を狩るためです(子供たちに矢を放つまねをさせる)。森の中でエノスは天のお父様にお祈りしました(子供たちに祈るときのようにひざまずかせる。お話が終わるまでそのままの姿勢を続けさせる)。天のお父様がエノスのお祈りにこたえてくださったので,エノスはとても喜びました。天のお父様が自分を祝福してくださることが分かったからです。
「わたしは天のお父様に祈ることができます」と言ってください。次に言葉を短く区切りながら,子供たちに一緒に言うよう促します。
塗り絵
19ページの絵をコピーし,子供たちに色を塗らせます。塗り終わったら,点線に沿って折ってあげましょう。