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わたしは敬虔 になります
教師のために
このレッスンを教えるに当たり霊的に備えるために,次の文を読み,深く考えてください。
敬虔とは,天の御父とイエス・キリストに対して深い敬意と愛を示す態度のことです。敬虔さは教会やそのほかの神聖な場所においてわたしたちの行動にはっきりと表れることが多いのは確かですが,敬虔にはじっと静かに座ってレッスンを聞くことよりはるかに深い意味があります。より敬虔になろうと努力するとき,わたしたちは生活の中で聖霊の影響をもっと強く感じることができるようになります。(教義と聖約63:64;84:54;109:21参照。)
学びの活動
集合の活動によって始めます。3ページに掲載されているアイデアを参照してください。
祈り
一人の子供に開会の祈りをするよう頼みます。
写真
86ページの写真を見せます。子供たちに,この家族は教会で敬虔にしていることを話します。「敬虔」と言うよう促しましょう。敬虔というのは静かに天の御父とイエス・キリストについて考えることだと説明します。写真の家族が敬虔さを示すためにしていることを幾つか指摘してください。特に写真の子供たちに注目させます。
練習
わたしたちが教会に来て敬虔にしていると,天の御父とイエス・キリストへ愛を示すことができるということを子供たちが理解できるように助けます。教会で敬虔さを示す方法を幾つか話して聞かせ,子供たちと練習します。以下は参考例です。
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静かな声で話します。(静かに話す練習をする)
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静かに歩きます。(静かに歩く練習をする)
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静かに座ります。(静かに座る練習をする)
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先生のお話を聞きます。(片手をおわんの形にして耳に当てる)
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イエス様のことを考えます。(頭を指す)
歌
敬虔な歌を歌うのも敬虔さを示す一つの方法だということを説明します。「敬虔になる努力しましょう」(『子供の歌集』13)の歌詞を歌うか,または暗唱し,以下の動作をします。子供たちに一緒にするよう促します。
けいけんになる (両手を胸に置く)
どりょくしましょう(自分を指す)
かみさまちかく (人差し指で上を指す)
かんじるように (自分を抱き締める)
まとめ
子供たちの敬虔さを褒めてください。これらのことをすれば,わたしたちも周りの人も天の御父とイエスについて考えやすくなることを説明します。子供たちに「わたしは敬虔になります」と言わせます。今日敬虔にするよう子供たちに呼びかけます。
祈り
子供たちに閉会の祈りの時間が来たことを伝えます。「お祈りの間はどうしたら敬虔になれますか」と尋ねます。あなたが閉会の祈りをする間,子供たちが腕を組み,頭を下げ,目を閉じる練習ができるよう助けます。このようにすれば天の御父とイエスにわたしたちの愛を示せることを思い出させます。敬虔さを表したことを褒めてあげましょう。
任意の活動
準備
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めくり本を使った活動のために--87ページの絵をコピーします。色を塗ることもできます。実線に沿って切り目を入れ,めくりを2枚作ります。折って,絵を覆います。
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塗り絵の活動のために--塗り絵用に,87ページの絵を人数分コピーします。実線に沿って切り目を入れ,子供たち用のめくり本を作ります。
めくり本
用意してきた絵を,めくりが下りて絵が隠れた状態で掲げましょう。子供たちに,これから祈りのときに敬虔にする方法が分かる絵を見せます,と話します。上のめくりを開き,めくりの裏に書かれている言葉を読みます。次に下のめくりを使って同様にします。活動を繰り返しますが,今度は絵のように頭を下げて目を閉じたり,腕を組んだりする練習をするよう促してください。
活動の歌
以下の言葉を暗唱しながら,子供たちにもあなたと同じ動作をさせます。
開いて 結んで (手を開いて結ぶ)
開いて 結んで (手を開いて結ぶ)
軽く手拍子 いち に さん(手をたたく)
開いて 結んで (手を開いて結ぶ)
開いて 結んで (手を開いて結ぶ)
おひざの上に のせましょう(両手をひざの上に置く)
塗り絵
子供たち用に用意してきためくり本に色を塗らせます。