天のお父様とイエス・キリストはわたしを愛しておられます

教師のために

このレッスンを教えるに当たり霊的に備えるために，次の文を読み，深く考えてください。

天の御父とイエス・キリストはわたしたち一人一人に対して完全な愛を持っておられます。御二方はわたしたちが地上に来る前も，わたしたちを愛してくださいました。そして今も引き続き愛してくださり，その大いなる愛は決して変わることがありません。救い主はこの地上におられたとき，特に幼い子供たちに深い愛を示されました（マタイ18：5，10；マルコ10：13–16；3ニーファイ17：11–24参照）。

準備

3ニーファイ17：11–12と21–24を読み，その話を子供たちのために短く要約して話せるように準備します。
モルモン書を持参してください。

学びの活動

集合の活動によって始めます。3ページに掲載されているアイデアを参照してください。

祈り

一人の子供に開会の祈りをするよう頼みます。

教義を教える

子供たちに，あなたが彼らを愛していることを話し，両親，きょうだいたち，祖父母など，彼らを愛している人がほかにもいることを短く話します。それから，天の御父とイエス・キリストという，ほかのだれよりも彼らを愛している御二方がおられることを説明します。「天のお父様とイエス様は皆のことをよく知っていますよ。皆の名前も知っているし，皆をとても愛しています」と話します。一人の子供を指して言ってください。「天のお父様とイエス様は〔子供の名前〕ちゃん（くん）を愛しています。」子供たち一人一人について同様に繰り返します。

活動の歌

以下の「活動の歌」を暗唱してください。それから子供たちに一緒にするよう促してください。

天のお父様は　わたしのことを知っています（自分を指す）
そして　わたしの好きなことも
名前も，住んでいるところも知っていて（両手の指先を合わせて屋根の形にする）
わたしを愛してくださいます（自分を抱き締める）

聖文のお話

22ページの絵を掲げます。イエスは幼い子供たちを愛しておられると聖文に書かれていることを話します。モルモン書を開き，イエス・キリストがニーファイ人の子供たちを祝福した話（3ニーファイ17：11–12，21–24）を短く要約して話してください。以下は参考例です。

イエス様は人々を教えておられました（絵の中のイエスを指す）。イエス様は人々に幼い子供たちを御自身のもとへ連れてくるように言われました（絵の中の子供たちを指す）。子供たちがイエス様の周りの地面に座ると，イエス様はひざまずいてお祈りをされました（子供たちをひざまずかせ，頭を下げさせる）。それから主は子供たちを一人一人祝福されました。それはイエス様が幼い子供たちを愛しておられるからです（自分を抱き締めさせる）。

歌

以下の動作をしながら，以下の「救い主の愛」（『子供の歌集』42–43）の歌詞を歌うか，または暗唱します。子供たちに一緒にするよう促します。

しゅイエスのあい　（両手を胸に置く）
みるもの　すべて　（腕を大きく広げる）
しゅイエスのあい　（両手を胸に置く）
いつもこころに　　（自分を指す）

まとめ

天の御父とイエスが子供たち一人一人を愛しておられることを証あかししてください。言葉を短く区切りながら「天のお父様とイエス様は，わたしを愛してくださいます」と復唱させます。

祈り

一人の子供に閉会の祈りをするよう頼みます。

教え方のヒント

導入－－「教師のために」の項にある聖文を研究することにより，あなたのレッスンの準備に御み霊たまを招くことができます。（『教師，その大いなる召し』14参照）

動作－－少し時間を取って，歌や「活動の歌」に付ける動作を説明してもよいでしょう。例えば，（この「活動の歌」の3行目のように）両手の指先を合わせると家の屋根の形ができるので「住んでいるところ」を表すのだと説明することができます。

歌－－歌や「活動の歌」が長すぎるようなら，一部だけ使ってもよいでしょう。

証－－証を述べることによって御霊を招くことができます。証の言葉はごく短く，簡潔にしてください。参考例－－「わたしは天のお父様とイエス様がわたしたち皆を愛してくださっていることを知っています。」

任意の活動

準備

鏡を使った活動のために－－子供たちが自分の顔を映して見られるような小さな鏡を持参します。
写真や絵を使った活動のために－－家族や家，木，聖典など，天の御父の祝福によって与えられているものの写真や絵を4，5枚持参してください。教会機関誌に掲載されている絵や写真，本手引き中の絵や写真をコピーしたもの，あるいはあなたが自分で描いた簡単な絵などを使うことができます。
塗り絵のために－－それぞれの子供が色塗りできるように，23ページの絵をコピーし，切り抜きます（子供一人につき丸い紙を1枚用意する）。それぞれの丸い紙の上部に毛糸かひもを通し，首飾りの形にしておきます。

てんのおとうさまとイエス・キリストはわたしをあいしておられます

鏡を使った活動

子供たちを輪になって座らせます。あなたが鏡を持って輪の中を歩き回り，子供たち一人一人の顔を鏡に映して見せます。子供が鏡に映った自分の顔を見ているときに，その子供に自分の名前を（言えるようなら）言わせます。それから「天のお父様は〔子供の名前〕ちゃん（くん）を愛しています」と言ってください。

写真または絵

持参した写真や絵を部屋のあちこちに置いておきます。天の御父とイエス・キリストはわたしたちを愛しておられるので，わたしたちにたくさんの祝福を下さったことを話します。子供たちを促して，一緒に1枚の写真または絵の所へ歩いて行き，それがどんな祝福を表しているか言えるよう助けてください。その祝福を表す動作をするよう促します（聖文を読むふりをする，木のまねをするなど）。ほかの写真や絵でも同様に繰り返します。

活動の歌

9ページにある「活動の歌」を暗唱します。

塗り絵

あらかじめ用意しておいた首飾りに色を塗らせます。絵に書いてある言葉を読んで聞かせます。