家庭学習レッスン
教義と聖約8-9章;11-16章;ジョセフ・スミス—歴史1:68-75(単元4)
はじめに
オリバー・カウドリ,ハイラム・スミス,ジョセフ・ナイト・シニア,デビッド・ホイットマー,ジョン・ホイットマー,ピーター・ホイットマーは皆,ジョセフ・スミスが神の預言者であることを認め,回復の業を助けることを切望しました。主は彼らに,啓示の霊と,福音を宣言しようとする前になすべきことについて教えられました。
教えるための提案
教義と聖約8-9章
主,オリバー・カウドリとハイラム・スミスに啓示の霊について教えられる
生徒たちに,主から啓示を受けたかどうかはどのように分かるのだろうと思ったことがあれば手を挙げるように言います。
生徒たちに,教義と聖約8章と9章,およびこの単元の第1日のレッスンでこれらの章について自分が聖典学習帳に書いたことを読み返してもらいます。祈りの答えを受け,認識することについて学んだことを探すように言います。何人かの生徒に,学んだことを発表してもらいます。
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聖霊から促しや導きを受けているときに認識できるよう努力する際に直面する課題として,どのようなものがあるでしょうか。
教義と聖約8章と9章には,オリバー・カウドリが金版の翻訳を試みたときに主がオリバーに与えられた教えが載っているということを,生徒たちに思い起こしてもらいます。これらの啓示から,わたしたちはどのようにして啓示を受け,認識するかを学ぶことができます。生徒たちに,教義と聖約8:2-3(マスター聖句)を開いて,声をそろえて聖句を暗唱してもらいます。ホワイトボードに次の真理を書きます:主は聖霊の力を通して人の思いと心に語りかけられる。
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この真理を理解することは,主からの啓示を認識できるよう努力する際にどのような助けとなるでしょうか。
個人の啓示を求め,受ける能力は神のすべての子供たちに与えられている神からの賜物であることを説明します。
一人の生徒に,教義と聖約8:4を読んでもらい,他の生徒には,聞きながら,オリバーが啓示の賜物を「使〔う〕」なら主は何を与えると約束されたかを見つけてもらいます。その後,次の質問をします:
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啓示の霊を「使〔う〕」とは,どのような意味だと思いますか。(祈りの答えを求め,答えを受けるのにふさわしい生活をすること。)
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教義と聖約8:4から,どのような原則が学べるでしょうか。(生徒たちは様々な表現を用いるかもしれませんが,必ず次の原則を見つけるようにします。啓示の霊を使うなら,悪や危険な状況から救い出される。ホワイトボードにこの原則を書きます。)
生徒たちに,自分自身や知人が聖霊を求め,耳を傾けていたために主から守られたときのことを話してもらいます。
生徒たちに,教義と聖約8:1を黙読し,啓示の霊を「使〔う〕」ために自分の祈りをどのように改善できるかを見つけてもらいます。
可能であれば,十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老の次の言葉を生徒たちに配布できるように用意します(または,クラスが始まる前にホワイトボードに書いておきます):
「御霊は優しく,繊細にささやくので,なぜわたしたちがふさわしくないメディア,ポルノグラフィー,有害で依存性のある薬物や行為を避けるべきか,分かるでしょう。サタンはこれらの手段を使って,御霊の力によって伝えられる,神の静かなメッセージを認識してそれにこたえるわたしたちの能力を損ない,ついには破壊します。わたしたち一人一人が,悪魔の誘惑を拒み,『この賜物』すなわち啓示の霊を個人の生活や家族の中に義にかなって『使〔う〕』方法を真剣に,よく祈って深く考えるべきです。」(「啓示の霊」『リアホナ』2011年5月号,88)
生徒たちに,ベドナー長老の言葉を黙読し,啓示の霊をよりよく「使〔う〕」,つまり求めるにはどうすればよいかを理解するうえで役立つ言葉を見つけてもらいます。それらの言葉に印をつけるよう提案するとよいでしょう。その後,次の質問をします:
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どのような言葉を見つけましたか。その言葉が特にあなたの目を引いたのはなぜでしょうか。
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ベドナー長老によると,啓示を受け,認識したいと望むならば,なぜ悪事を避けることが重要になるのでしょうか。
生徒たちに,悪から守られるために啓示の賜物をよりよく「使う」方法を幾つか考えてもらいます。生活の中でどのようにしてこの賜物をさらによく「使い」たいと思うか,目標を書くように勧めるとよいでしょう。
啓示を求めるもう一つの方法を生徒たちが理解できるように助けるため,次のことを思い起こしてもらいます。オリバー・カウドリは翻訳することを許可されましたが,開始した後で,「開始したときのように……続け」ませんでした(教義と聖約9:5)。一人の生徒に,教義と聖約9:7-8を読んでもらい,他の生徒には,聞きながら,啓示を受けるために行う必要があると主がオリバーに言われたことを見つけてもらいます。
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主がオリバー・カウドリに与えられた勧告から学べることとして,啓示を受けるためにわたしたちはしばしばどのようなことが求められるでしょうか。(生徒たちが次のような一つの原則を見つけるかもしれません。啓示を受けて認識するには努力が必要である。この真理,または生徒が述べた同様の真理をホワイトボードに書くとよいでしょう。)
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あなたなら,大切な決断をしようとしている友人に,教義と聖約9:8を用いてどのような助言をしますか。
難しい決断をするために努力し,その後,自分が正しい選択をしたかどうかを天の御父に尋ねたときの経験を生徒に分かち合ってもらうとよいでしょう。
教義と聖約11-12章;14-16章
主,ハイラム・スミス,ジョセフ・ナイト・シニア,ホイットマー家の兄弟たちに,神の業における彼らの役割について教えられる
生徒たちに,地上で行われようとしている最も大いなる取り組みの一つに自分も参加するように求められたと想像してもらいます。1829年5月と6月,福音の回復における主の御心について,5人の人たちが個人的に指示を受けたということを生徒に伝えます。
ホワイトボードに次の見出しと参照聖句を書きます。生徒たちに,参照聖句を調べて,地上に神の王国を築くのを助けるために何を行うよう主がそれぞれの人に勧告されたかを見つけてもらいます。4つの参照聖句のすべてを調べるよう生徒たちに言います。(時間が短い場合は,生徒たちの間で参照聖句を分け,見つけたことを発表してもらいます。)
ハイラム・スミス |
ジョセフ・ナイト・シニア |
デビッド・ホイットマー |
ジョン・ホイットマーとピーター・ホイットマー |
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生徒たちが参照聖句を調べた後,次の質問をしてください:
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これらの5人の人たちに主が命じられたことの中に,どのような共通点があるでしょうか。どのような相違点があるでしょうか。
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教義と聖約11章の聖句で学んだことから考えると,福音を宣べ伝えるのを「もう少しの間待〔つ〕」よう主がハイラム・スミスに望まれたのはなぜでしょうか(教義と聖約11:16)。
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伝道に出る準備をしている若い男性や女性に役立つこととして,主は教義と聖約11:21でハイラムにどのような勧告をしておられるでしょうか。(生徒たちの答えから,彼らが次の原則を見つけるように助けます:主の言葉を研究する人は,主の御霊と福音の真理を人に確信させる力を受ける。)この原則をホワイトボードに書くとよいでしょう。
生徒たちに,主の言葉を研究し,得るための取り組みをもっと計画的に行うために何ができるかを深く考え,考えている間に受けた促しに基づいて行動するための目標を設定するように勧めます。
教義と聖約13:1のマスター聖句を生徒たちがさらによく覚えられるように,一緒に暗唱してもらいます。必要に応じて聖典を使ってもらいます。次に,生徒を二人一組に分け,人々をイエス・キリストのもとに導くためにアロン神権の鍵がどのように役立つか,聖句を使ってパートナーに説明してもらいます。
次の単元(教義と聖約17-19章)
生徒たちに次のことを伝えます。次の単元を学習しながら,金版,リアホナ,その他の神聖な品々を見る証人として選ばれた人たちについて学びます。ゲツセマネの園と十字架上での御自身の苦しみについて救い主が宣べられた言葉を読みます。また,わたしたちはどうすればそのような苦しみを避けることができるかについて,救い主の教えを読みます。