末日聖徒にとって聖餐とは,キリストの贖いの犠牲を記念するパンと水にあずかる儀式を指す。裂かれたパンは主の引き裂かれた肉を象徴し,水は人の罪を贖うために流された主の血を象徴している(1コリ11:23-25;教義27:2)。ふさわしい教会員はこの聖餐にあずかるときに,キリストの名を受け,いつもキリストを覚え,その戒めを守ることを約束する。教会員はこの儀式を通して,バプテスマの聖約を新たにするのである。
イエスは最後の晩餐のときに,十二使徒と食事を共にして,聖餐の儀式について説明された(マタ26:17-28;ルカ22:1-20)。