「リモートギャザリングの質を高める練習―機会と課題」『オンライン教師として成長する』
「リモートギャザリングの質を高める練習―機会と課題」『オンライン教師として成長する』
リモートギャザリングの質を高める練習―機会と課題
2回目のリモートギャザリングの直後に,パソコンの前に座っていると想像してください。クラスに登録している15名のうち,今週出席したのは7名だけでした。そのことに対して気を悪くしないよう努めているものの,何が原因でこのような気持ちになったのかがよく分かりません。あなたはワードで日曜学校を教えており,セミナリーのクラスのレッスンも同じように計画しています。しかし,セミナリーのクラスの学習者たちは,あまり話し合いに参加しませんでした。彼らにとっても,あなたにとっても,大変でした。少し時間を取って,次のように自問してください:
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「先週,このクラスに対する学習者の興味を失わせるようなことをしたのだろうか。」
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「なぜ多くの学習者がカメラをオフにしていたのだろうか。」
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「わたしが話している時間がたくさんあったように感じた。より良い状況に変えるために何ができるだろうか。」
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「次回の話し合いではもっと多くの生徒が参加できるように何ができるだろうか。」
このような状況は,あなたが思っている以上に頻繁に起こります。良いオンライン教師は,常にこれらを自問しています。学習者に最高の経験を提供し,より良くするためにどうすればよいか考えるのは普通のことです。あなたがこれまでに同じような経験をし,同じように自問したことがあれば,それは学習者の学習経験に関心を持ち,それを改善したいと思っている証拠です。
これらを行っている自分の姿が見えるか
では,幾つかの変更を加えた同じシナリオで一度試してみましょう。3回目のリモートギャザリングを終えたと想像してください。2回目との違いは次のとおりです:
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13人が出席しました。
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ほとんどの学習者がカメラをオンにしていました。
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「聴講中心」のレッスンではなく,学習者にたくさんの質問をしました。
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クラスを始めるために,話し合いについて尋ねるクラス内のアンケートを行いました。
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チャットに質問を入れ,チャットに入力する前に返答を考える時間を学習者に与えました。
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リモートギャザリングの前に,学習者にメッセージを送りました。彼らに,補足資料を読み,二つの質問を準備してくるよう勧めました。
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話し合いの中で永遠の真理について証する自然なタイミングを認識できるよう祈りました。
二つ目のシナリオが,より有意義で魅力的な経験であることが分かりますか。このような話し合いを計画し,進行している自分の姿が見えますか。
御霊はリモートギャザリングの一部となることはできるか
少し時間を取って,次の質問について考えてください:
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リモートギャザリングにおいて,学習経験への御霊の臨在を妨げ得る困難があるとすれば,どのようなものでしょうか。
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御霊をさらに豊かに感じる場として,リモートギャザリングはどのようにその機会を提供していますか。
御霊はリモートギャザリングの一員となり得ますし,そうあるべきです。集会は,御霊が福音の真理と原則について証する場所となり得ます。リモートギャザリングでの生徒との交流によって,イエス・キリストへの改心を深めるよう生徒を鼓舞することができます。リモートギャザリングを含むオンラインインスティテュートのレッスン経験について,このオンライン学習者の意見や気持ちを読んでください:
「わたしの人生に最も大きな影響を与えたレッスンは,結婚についてです。このレッスンを聞いて,結婚するうえでこの世のすべての金とダイヤモンドを持つ必要はないこと,そして大胆であってよいという自信を得ました。このコースを通してほんとうに祝福を受けてきましたし,結婚の大切さについて,人々に,特に職場の同僚に話したいと強く思うようになりました。」
リモートギャザリングを含むオンラインインスティテュートのレッスンを通して御霊がこの生徒の生活に与えた影響について,何を学べますか。
スーパーバイザーと話し合う
以下の項目をあなたのレッスンにどのように応用できるか深く考えてください。これらの質問について,地元の宗教教育セミナリー・インスティテュート(S&I)スーパーバイザーと話し合う準備をしてください:
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リモートギャザリングを難しく感じさせる事柄を一つか二つ話し合います。
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スーパーバイザーに,リモートギャザリングの一つを見学するよう伝えます。実際のリモートギャザリングに参加してもらうか,録画したものを見てもらいます。スーパーバイザーに,見学しながら,リモートギャザリングを改善できる原則を一つか二つ見つけるよう伝えます。
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リモートギャザリングは,学習者が歓迎されていると感じ,御霊が真理について証する場となります。スーパーバイザーに,そのようなことが起こったときの経験を分かち合ってもらいます。