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オンラインコースにおける教師の存在―応用のためのアイデア


「オンラインコースにおける教師の存在―応用のためのアイデア」『オンライン教師として成長する』(2023年)

「オンラインコースにおける教師の存在―応用のためのアイデア」『オンライン教師として成長する』

A woman sits at her kitchen table and works on her laptop. She appears to be attending a virtual meeting.

オンラインコースにおける教師の存在―応用のためのアイデア

Canvasのアイデア

オンライン学習者と良い関係を築く

関係を築くことで大切なのは,学習者を知り,学習者もあなたを知ることができることです。以下のことを検討してください:

  • 正直かつ誠実であってください。対面で会うときとオンラインクラスでの人柄が同じことは信頼を育みます。

  • Canvasに現在のプロフィール写真と略歴を含めてください。方法が分からない場合は,地元のS&I代表者に助けを求めてください。

  • あなたのことをもっとよく知る助けとなる,あなたの生活の中の事柄について分かち合ってください。個人的な写真やビデオを分かち合ってください。個人または家族のストーリー,お気に入りの趣味,映画,音楽などについて分かち合いましょう。

  • コースの中で,自己紹介アンケートまたはディスカッションボードを作成しましょう。これを,コースの第1週に含めることを検討してください。

  • スプレッドシートやそのほかのドキュメントを使ってクラスリストを作成しましょう。ディスカッションボードや提出された課題から読み取れる各学習者に関する事柄について記録しましょう。リモートギャザリングの前にこれらのリストを読み返し,個々の学習者とつながりを持てるようにしてください。

  • 祝日,記念日,誕生日,教会の行事,総大会など,クラスでの達成事や重要な出来事を祝う機会を見つけましょう。

頻繁にコミュニケーションを取る

オンライン学習者と効果的にコミュニケーションを取る方法はたくさんあります。

  • メッセージ機能,アナウンスメント,コミュニティーページ,Canvasのディスカッションボードを使ってコミュニケーションを取りましょう。

  • 会話をしましょう。自分の友達や家族に話すように,彼らと話しましょう。

  • 生徒の名前を覚えましょう。オンラインまたは対面で連絡を取るときは,必ず彼らを名前で呼んでください。

  • 気持ちを伝えるのに絵文字を使いましょう。オンラインコミュニケーションは,対面でのコミュニケーションよりも誤解されやすい場合があります。視覚的な絵文字は,あなたの意図を明確にし,メッセージを人間味あふれるものにするのに役立ちます。

  • 前向きで心を高める態度で学習者に話しましょう。あらゆる種類の皮肉や否定を避けてください。

  • 割り当てや話し合いをなるべくすぐ確認し,対応しましょう。

  • Canvasディスカッションボードのタグ付け機能を使って,学習者のディスカッションボードの投稿に返答します(Canvasヘルプガイド参照)。

  • 学習者が発言してくれたら,感謝の気持ちを伝えましょう。

可能であれば音声と映像を使用する

学習者はあなたを見聞きすることから益を得ます(モーサヤ2:1,6-7参照)。コース全体で使用する音声とビデオを録画することは,クラスに関与し,教師の存在の印象を残す最善の方法の一つです。様々な方法で音声とビデオを取り入れることができます:

  • コースの開始時に自己紹介ビデオを作成します。最初のお知らせにそのビデオを入れておきます。

  • Canvasのビデオ機能や別のビデオ共有プラットフォームを使って,毎週のお知らせビデオを作成します。これらの短いビデオは,レッスンに洞察を加えたり,教えられている福音の原則について証を述べるために用いることができます。どのような種類のビデオソフトウェアを使用できるかについてのアイデアは,地元のS&I代表者に尋ねてください。

  • 文章ではなく,課題に関するフィードバックを音声またはビデオで作成します。

  • 音声やビデオを使ってディスカッションボードの投稿に返信します。

任意のCanvasヘルプガイド

リモートギャザリングのアイデア

上記の提案の多くは,オンラインのCanvasクラスに適しています。これらはリモートギャザリングを行ううえでも用いることができます。リモートギャザリングで以下の提案を幾つか使うことを検討してください。これらのアイデアをどのように応用すればよいか分からない場合は,地元のS&I代表者に助けを求めてください。

  • リモートギャザリングを10分早く始めて,ログインした学習者と形式ばらずにチャットをします。

  • クラスの時間が終わった後もギャザリングに残り,質問に答えたり,学習者と形式ばらずにチャットをします。

  • リモートギャザリングにログインした学習者から,一人一人に個別に話します。「シェリー,元気かい?」「エライジャ,クラスにようこそ。」「ヒューゴ,元気な顔が見れてうれしいよ。」「タナー,週末はどうだった?」

  • 聞き上手になる5つのヒント」(『リアホナ』2018年6月号,6-9)を読んで,学習者が意見を分かち合うときに,あなたが実際に耳を傾けていることを学習者に示す方法に関するアイデアを見つけてください。

  • Canvasのオンラインディスカッションや割り当てから学習者のコメントを集めます。これらのコメントをリモートギャザリングで用います。

  • 教える人々にとって意味のある原則に多くの時間を使えるよう,ためらわずにレッスンプランを調整しましょう。

  • Canvasでの話し合いやギャザリングでフォローアップの質問をします。聖文や生ける預言者の教えから,あなた自身の洞察を分かち合います。

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スーパーバイザーと話し合う

以下の質問をあなたのレッスンにどのように応用できるか深く考えてください。これらについて地元のS&Iスーパーバイザーと話し合う準備をしてください。

  • どうすればクラスの生徒をもっとよく知ることができるでしょうか。どうすれば生徒がわたしのことを知ることができるでしょうか。

  • どうすればクラスの生徒とのコミュニケーションを改善することができるでしょうか。

  • S&Iスーパーバイザーに尋ねましょう:「わたしのCanvasコースを見直したり,リモートギャザリング(ライブまたは録画)を見学してもらうのに都合の良い日はいつですか。クラスでの自分の役割を評価してもらい,どのように改善できるか,またどのような点がうまくいっているかについて助言をいただきたいです。」