オンラインで教える
オンラインコースへの学習者の参加を促す―指導原則


「オンラインコースへの学習者の参加を促す―指導原則」『オンライン教師として成長する』(2023年)

「オンラインコースへの学習者の参加を促す―指導原則」『オンライン教師として成長する』

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Senior woman wearing black scarf, sitting in front of computer monitor, learning how to use computer (horiz)

オンラインコースへの学習者の参加を促す―指導原則

十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は,次のように教えています:「正しい原則に従って行動することによって選択の自由を働かせる学習者は,聖霊に心を開きます。そして聖霊からの教え,聖霊による証の力,そして聖霊による確認の証を受けることができます。信仰によって学ぶ望みを持つには,外からの影響を受けるだけでなく,霊的,精神的,肉体的な努力が必要です。」(「信仰によって学ぶ望みを持つ―指導原則」『リアホナ』2007年9月号,20)

ある意味,オンライン学習は対面で教えることと非常に似ています。学習者が選択の自由を行使して行動するとき,それがCanvasであれ,リモートギャザリングであれ,彼らを教え,彼らに証する聖霊を招いています。

以下の原則は,オンラインクラスにおける学習者の参加を増すことに焦点を当てるうえで役立ちます。それらをオンラインレッスンで活用する方法について聖霊の導きを求めます。

イエス・キリストに焦点を当てる

  • Canvasコースの教科課程とリモートギャザリングは,イエス・キリストと主の福音を中心としています。学習者に参加するよう勧めるとき,彼らのイエス・キリストを信じる信仰は増すでしょう。教師としてあなたは,学習者が参加する努力とイエス・キリストを信じる信仰を結びつけるのを助けることができます。

  • できるだけ頻繁に,イエス・キリストについて教え,証してください。これをCanvasのアナウンスメントや,課題に関するフィードバックで行ったり,学習者に対するメッセージやディスカッションボードで行ったりします。こうすることで,学習経験や学習者の生活に御霊を招き入れることでしょう。

オンライン体験で学習者を導く

  • すべての学習者が必要としているのは,オンラインクラスで何をするかということについての教師からの指示であることがあります。多くの学習者にとって,オンラインでの経験はこれまでにない初めての経験です。最初は怖いかもしれません。

  • 学習者に,早い時期に,また頻繁に,彼らに期待している事柄を伝えましょう。そうすることで,オンラインでの経験を恐れないようになるかもしれません。

オンラインクラスに参加する

  • 「熱心に携わり」(教義と聖約58:27-28参照),オンラインクラスに出席している教師は,参加に対する期待について学習者の模範となります。このテーマについてさらに学ぶには, 「オンラインコースの教師の存在」を参照してください。

  • 出席している教師は,学習者が帰属感を持ち,学習経験が自分にかかわるものだと感じられるよう助けます。

  • 出席している教師は.学習者が互いに交流するように励まします。

帰属感を生み出す

  • 学習者は目に留められ,クラスに属していると感じたいと思っています。学習者を知り,彼らが互いに知り合えるように助けることで,クラスに参加したいという彼らの望みが増します。

  • 学習者が互いに知り合い,きずなを強める機会を提供する,リモートギャザリングのための活動を計画しましょう。

  • Canvasのディスカッションボードとアナウンスメントツールを使って,あなた自身の人生の出来事についてさらに分かち合ってください。そうすることで,学習者は自分の生活の詳細を共有しても問題がないことが分かります。

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スーパーバイザーと話し合う

以下の質問をあなたのレッスンにどのように応用できるか深く考えてください。これらについて地元のS&Iスーパーバイザーと話し合う準備をしてください。

  • 『救い主の方法で教える』にある「熱心に学ぶよう招く」の原則を研究するとよいでしょう。これらの原則を復習しながら,1週間を通してCanvasや毎週のギャザリングで,熱心に学ぶよう学習者を招く方法を見つけてください。

  • 「福音ライブラリー」の「オンラインコースの教師の存在」を復習し,教師の役割を改善するアイデアを得てください。

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