「課題のフィードバックを効果的に活用する―応用のためのアイデア」『オンライン教師として成長する』(2023年)
「課題のフィードバックを効果的に活用する―応用のためのアイデア」『オンライン教師として成長する』
課題のフィードバックを効果的に活用する―応用のためのアイデア
課題のフィードバックの基本原則を理解したところで,学んだことを実践するとよいでしょう。次に課題を採点するときに,以下の質問が役立つでしょう:
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どうすれば,フィードバックの語調をもっとキリストのようにできるだろうか。
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どうすれば,フィードバックをより個人的で具体的なものにできるだろうか。
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学習者に対する評価とフィードバックは時宜を得ているだろうか。
様々なフィードバックの種類
課題に関するフィードバックは,様々な形を取ることができます。例えば,フィードバックは次のように使うことができます。
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サポートする。サポート的なフィードバックは,学習者の努力を認め,心から称賛するために効果的です。このようなフィードバックは,質問に対する答えを見つけ,聖霊の導きを求める学習者の能力に自信を持たせるのに役立ちます。サポート的なフィードバックは,肯定的で,心を高め,励ましてくれるものです。
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教える。教えることに焦点を当てたフィードバックを行うことで,Canvasやリモートギャザリングでは取り上げられない特別な洞察や情報を学習者に分かち合うことができます。また,学習者が分かち合う洞察に基づいてフィードバックを行うこともできます。
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フォローアップする。対面式のクラスでは,教師がフォローアップの質問をすることがよくあります。これらのフォローアップの質問は,学習と理解を深めるのに役立ちます。オンライン教師として,学習者にフォローアップの質問をすることもできます。また,Canvasのフィードバックツールを使って学習者に返信してもらうこともできます。
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正す。課題について有益な助言を与える必要がある場合があります。例えば,学習者が課題にほとんど取り組んでいない場合,フィードバックを使ってあなたが期待していることを明確にすることができます。このようなフィードバックをする際には,肯定的で,優しく,愛を持ち続ける必要があります。学習者や学習者の努力に対する落胆を伝えるために,課題のフィードバックを使用しないでください。
学習者がフィードバックを見つけ,それに返答できるよう助ける
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学習者がフィードバックを見つけられるように助けることで,効果が高まります。そうすることで,学習者があなたにさらに返答する機会も生まれます。
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課題を評価した後,学習者にフィードバックを探してもらいます。WISEやCanvasのアナウンスメント,Canvasの「メッセージ」ツールを通してメッセージを送り,課題に残したフィードバックを探してもらうとよいでしょう。課題のフィードバックを見つける方法を説明したこのCanvasヘルプガイドを送るのもよいでしょう。
スーパーバイザーと話し合う
少し時間を取って,以下の質問について考えてください。地元のS&Iスーパーバイザーと話し合う準備をしてください。
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地元のスーパーバイザーに,あなたがクラスにしたフィードバックを幾つか分かち合い,改善方法についてスーパーバイザーに提案を求めてください。
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地元のスーパーバイザーに,Canvasを使ってフィードバックを送る手順を説明してもらいます。学習者が課題のフィードバックを見つけるのを助ける方法を実演してもらうのもよいでしょう。