セミナリー
ジェロム書


はじめに ジェロム書

なぜこの書を研究するのか

ジェロム書を研究する中で,神は御自分の戒めに従う人々を祝福するという約束を守ってくださるということを理解するでしょう。また,ジェロムの時代のニーファイ人の王,預言者,教師,祭司たちが,民が滅びを免れるように彼らを悔い改めに導くために働いたことについても学ぶでしょう。

だれがこの書を書いたのか

この書を書いたのはエノスの息子ジェロムです。ジェロムは父親と同様,また祖父ヤコブならびに(そう)()()リーハイと同様,預言と啓示の霊を受けました(ジェロム1:2参照)。ジェロムは記録を終えると,小版を息子オムナイに渡しました。

いつ,どこで書かれたか

ジェロム書は紀元前420年から紀元前361年までの約59年間の記録です(エノス1:25ジェロム1:13参照)。この記録はニーファイの地で書かれました。