第14課
アダムとエバは天父の形にかたどって創造された
目 的
アダムとエバが天父の形にかたどって創造されたことを理解する。
準 備
レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
導 入
「天のお父様の子供はみんな立ってください」と言う。すべての人は天父の子供なので全員が立つはずであることを思い出させる。
歌
「神の子です」(『子供の歌集』,2;『賛美歌』189番)を子供たちと一緒に歌う。この歌は,天父がわたしたちに多くの祝福を与えてくださることを教えている。
かみのこです わたしやあなた
あふれるめぐみに かんしゃします
わたしをたすけて みちびいて
いつかみもとへ ゆけるように
地球は天父の計画に従って造られた
活 動
切り抜き絵を裏返しにして,テーブルかひざの上に置く。
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イエス様が地球に造ってくださったものには何がありますか。
子供に答えたものの切り抜きを渡し,ほかの子供たちに見せるように言う。
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イエス様が造られたどんなものに感謝していますか。
地球とその上にあるすべてのものは,わたしたちが使ったり楽しんだりするために造られており,天父の計画の一部であることを理解させる。
歌
「神の子です」をもう一度子供たちと一緒に歌う。
アダムとエバは天父の計画の一部である
並べてある切り抜き絵を見るように言う。
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このほかに,地球には何が必要ですか。
視覚資料1-33「アダムとエバ」を見せる。ほかのすべてのものの創造が終わった後,アダムとエバが造られたことを説明する。創世1:26-28を参照して,人の創造について話す。アダムとエバは地球に住んだ最初の人間だったことを説明する。二人は天父の肉体に似た骨肉の体を持っていた。
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地球に初めて住んだ男の人はだれですか。
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最初の女の人はだれですか。
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アダムとエバはどんな体を持っていましたか。
子供たちに自分の腕に触らせ,彼らの体がアダムやエバの体と同じであることを思い出させる。
物 語
視覚資料1-33「アダムとエバ」を見せて,自分の言葉でアダムとエバの物語を話す。以下のような事柄を入れて話すとよい(創世2:15-25;3章参照)。
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アダムとエバは肉体をもらった後,エデンの園という美しい所で暮らした。
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アダムとエバは天父によって,永遠の結婚をした。
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エデンの園では果物や花が自然に育ち,動物たちは人になついていた。
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アダムとエバは善いことと悪いことの区別ができなかった。
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アダムとエバは子供を持つことができなかった。
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アダムとエバは一つの木を除いて,どの木からでも実を取って食べてよいことになっていた。
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アダムとエバは,食べてはいけないと言われていた木から実を取って食べた。
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アダムとエバはエデンの園から出て行かなければならなくなった。
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世界全体が変わった。アダムとエバは食べ物を得るために一生懸命働かなければならなくなり,雑草が生えるようになり,動物たちは凶暴になった。
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アダムとエバに子供が生まれ始めた。
視覚資料1-34「子供たちに教えるアダムとエバ」を見せる。アダムとエバはたくさんの子供に恵まれたことを話す。二人は地球で最初の両親になり,子供たちに天父とイエスについて教えた。家族は増え,地球全体に広がった。
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アダムとエバはエデンの園を出た後,何をしましたか。
アダムとエバと子供たちは,地球に造られた植物や動物を用いて,楽しく過ごしたことを説明する。
活 動
一人一人に,並べてある切り抜きの中から1枚ずつ選ばせ,その創造物をアダムとエバがどのように用いたか話し合わせる。動物を食べ物や洋服にする,木で家を建てるなど,具体的な答えを考えさせる。
活 動
次の指遊びをする。
アダムとエバ
アダムとエバは 造られたばかりの地球に住み(おわん状にした両手を合わせ,地球を表す)
たくさんの動物の世話をして(片方の手でもう一方の手をなでる)
食べ物を育てた(指を口に持っていき,食べるまねをする)
二人には子供がいて(2本の指を出す)
その子供にも子供がいた(もう2本の指を出す)
こうしてたくさんの子供が生まれて(10本の指を動かす)
世界中に広がった(両手で大きな円を作り,それから横に広げる)
アダムとエバは地上の最初の両親なので,すべての人はアダムとエバの家族であることを理解させる。
天父とイエスは地球を見て,よしとされた
創世1:31の最初の部分を読む。子供たちに教師の後について言わせる。天父とイエスはすべての創造物を見て,甚だよいと感じられたことを説明する。最も大切なのは,わたしたちのことをよいと感じて,一人一人をとても愛してくださっていることである。
天父とイエスがわたしたち一人一人を愛しておられることを証する。地球とその上にあるすべてのものは,わたしたちが使ったり楽しんだりするためにあることを説明する。わたしたちは花や星,そのほかの創造物を見るとき,天父とイエスから愛されていることを思い起こす。天父とイエスの愛と地球に対する感謝の気持ちを述べる。
楽しい活動
次の中からレッスンで使う活動を幾つか選ぶ。
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第8課から第13課までのレッスンで行った活動を幾つか行う(「神の創造されたもの」24,「ノア」36など)。
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創造の第1日から第7日までの出来事を,指で日にちを数えさせながら復習する。
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「天のお父様の愛」(『子供の歌集』,16)を一緒に歌うか,歌詞を言う。
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天父の計画の一部である創造物の絵を描かせるか,色を塗らせる。花,木,太陽など。それぞれの絵の上に「ちきゅうにかんしゃします」と書く。
幼い子供のための活動
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「広い世界」(“The World Is So Big” Children’s Songbook,235)の歌詞を言いながら,以下の動作をする。
かみのつくりたもう
このひろいせかい(腕で大きな輪を作る)
やまやたにやこずえや(両手を頭の上に置き,次に胸に置き,次に腕を上に伸ばす)
すべてのいきものを
よるはほしがひかり(腕を上に伸ばし,手を振る)
ひるはひがかがやく(頭の上で大きな腕の輪を作る)
かみはこのせかいを
あいされしゅくふくしたもう(腕を組んで自分を抱き締めるまねをする)
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教師の言葉に合わせて,以下の指遊びをする。
神の創造されたもの
神は月を造られた(頭の上に手で円を作る)
きらきら光る星も(両手を上げ,指を開いたり閉じたりする)
高い空に置かれた(上に手を伸ばす)
神は太陽を造られた(頭の上に手で円を作る)
木も(腕を上にぴんと伸ばす)
きれいな花も(手を丸めて花の形を作る)
かわいい小鳥も造られた(腕を翼のように動かす)
(エレノア・ドーン,Fascinating Finger Fun © 1951. Used by permission.)