第46課
イエス・キリストの誕生(クリスマス)
目 的
イエス・キリストの誕生に感謝の気持ちを抱く。
準 備
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クラスの一人一人の子供たちが生まれたときの様子を少し調べておく。例えば,生まれた場所,そのときの髪の色,最初に住んだ場所など。養子の子供がいる場合,彼らの気持ちを傷つけないように配慮する。
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クリスマス用の紙の鎖を作れるように,細長い紙(20センチ×4センチ)を切っておく。子供たち全員が,ある程度の長さの鎖を作れるように十分な枚数を用意する。
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親に渡せるように,クリスマス用の紙の鎖の説明(本文参照)を記したメモを準備し,子供が親切な行いをできるように,親から励ましてもらう。
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教材
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聖書
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馬屋でのキリスト誕生の場面を現した置き物。赤ちゃんの人形を毛布にくるんで小さな箱に寝かせ,星の形に切った紙を人形の上に配して用意してもよい。もし置き物が用意できないときは,視覚資料1-75「イエスの生誕」(『福音の視覚資料セット』200)を利用する。
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クレヨン,のり
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視覚資料1-75「イエスの生誕」(『福音の視覚資料セット』200);1-76「宿屋には泊まる場所がなかった」;1-77「羊飼いに知らされるキリストの誕生」(同202);1-78「博士たち」(同203)
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「楽しい活動」の中から使いたい活動を選び,必要な準備をする。
レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
導 入
一人の子供を教師の横に立たせ,その子供が生まれたときの様子を紹介する。クラス全員について同じことをする。
クリスマスにはイエス・キリストの誕生を祝う
今はクリスマスの季節なので,わたしたちみんなが愛している御方の誕生日をお祝いしていることを説明する。
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だれの誕生日をお祝いするのでしょうか。
物 語
ルカ1:26-35にあるマリヤヘの天使の訪れを話す。天使はマリヤに「あなたは神の子イエスの母となるだろう」と告げたことを説明する。
ヨセフはイエスの父親ではなかったことを話す。彼は善良な人で,イエスの世話をするために選ばれた。ヨセフの夢に天使が現れ,マリヤに大切な赤ん坊が生まれることを告げた。天使はヨセフにマリヤを妻に迎えるように言った。
物 語
視覚資料1-76「宿屋には泊まる場所がなかった」を見せる。ルカ2:1-7を参照して,ヨセフとマリヤのナザレからベツレヘムまでの旅について話す。ルカ2:7を朗読し,難しい言葉には説明を加える。
活 動
キリスト降誕の置き物の前に子供たちを座らせる。下に敷き物を敷かせるとよい。視覚資料1-75「イエスの生誕」を各自に回し,絵の中にあるものを一つずつ子供たちに言わせる。
歌
「ねどこもなくて」(『子供の歌集』,26)を一緒に歌うか,歌詞を言う。歌詞に合わせて,手と腕の振りを付ける。
ねどこもなく エスさまは
かいばおけに ねんねした
ほしぐさのうえに ねてる
エスさまを ほしがみてた
物 語
視覚資料1-77「羊飼いに知らされるキリストの誕生」を見せる。ルカ2:8-20を参照して,羊飼いたちがイエスを訪れたときの様子を話す。
物 語
視覚資料1-78「博士たち」を見せる。マタイ2:1-12を参照して,博士たちがイエスのもとを訪れた話を紹介する。
活 動
子供たちを立たせ,
何回か部屋の中を回った後,らくだから降りて,イエス誕生の置き物の所に戻る。博士たちが幼子イエスを見つけたときには,ヨセフはもっと良い場所に移っていて,馬屋にはいなかったことを説明する。博士たちは黄金,乳香,没薬などの贈り物を持って来た。子供たちに自分の贈り物が3つのうちのどれであるか言わせて,幼子イエスに贈らせる。
わたしたちがささげる贈り物は,イエスのようになることである
毎年クリスマスにイエスの誕生を祝うとき,わたしたちもイエスに贈り物ができる。博士たちのように黄金,乳香,没薬などは贈れないが,ほかの贈り物ができる。イエスのようになろうと努力するとき,わたしたちはイエスに贈り物をしているのである。家族や友達に親切にするとき,イエスのようになれる。
活 動
子供たち一人一人に,クリスマス用の紙の鎖を少しずつ作らせる。輪に色を塗り,のりで輪をつなげていく(レッスンの最後にある図を参照)。その鎖を家に飾るように子供たちに言う。それを見ると,ほかの人に親切にすることがイエスヘの贈り物であることを思い出すであろう。クリスマスまで,少なくても1日1度,親切な行いをするようにチャレンジする。
子供にどのような親切な行いができるか考えさせる。親切な行いはイエスヘのすばらしい贈り物であることを思い出させる。親に渡すために鎖の説明を子供たちに渡す。
イエス・キリストの誕生は地上で起きた最も大切な出来事であったことを説明する。イエスを愛していることと,クリスマスだけでなく一年中イエスのようになりたいと思っていることを伝える。
楽しい活動
次の中からレッスンで使う活動を幾つか選ぶ。
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供たちにヨセフ,マリヤ,宿屋の主人,羊飼い,博士の役を割り当て,イエス誕生の物語を演じさせる。可能なら赤ちゃんの人形,小さな毛布,肩掛けなどの小道具を用意する。全員が参加できるようにする。何度か繰り返して,各自に違う役を演じさせてもよい。
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簡単な星の形の切り抜きを作るか,描かせる。それに色を塗り,糸を通して,家で飾れるようにする。
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デパートや商店などのクリスマスの宣伝で子供たちが気づいたことを話させる。プレゼントをもらったりパーティーをしたりするのは楽しいが,クリスマスのほんとうの意味はイエス・キリストの誕生にあり,大切なのはイエスとその生涯に心を向けることである。その点を子供たちに理解させる。
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教師が知っているか実行している地元のクリスマスで,キリストに心を向ける習慣があれば,それについて話し合う。家庭の中でクリスマスにキリストを思い起こさせる習慣があれば,子供たちにそれを話させる。
幼い子供のための活動
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子供たちに野原で休む羊飼いのまねをさせる。天使を見たときの羊飼いたちの恐れる様子や,天使の告げた訪れを知らせたときの喜びをまねさせる。天使の歌声を聞いたり,美しい夜空や星を見たりする様子を想像させる。一緒に部屋の中を回って幼子を探しに行く。かいばおけに眠る幼子イエスの前にひざまずき,賛美の歌を歌う。
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次の詩を言いながら,子供たちに動作をさせる。
かいばおけに眠る 幼子イエス(抱いた赤ちゃんをあやすように,腕を揺する)
そばでほほえむ 母マリヤ(腕を広げる)
空に導く 星一つ(敬虔な様子で空を指す)
こよい生まれし 神の御子(拍手で喜びを表す)
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「すべての人を愛しなさい」(『子供の歌集』,39)を歌うか,歌詞を読む。クリスマスにはイエスの誕生を祝うことを子供たちに教える。
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布にくるまれた幼子イエスの切り抜きを作る。乾燥した干し草やわらを用意して,子供たちに「かいばおけ」(四角く切った紙)の上にのりではらせる。最後に,その上に幼子イエスの切り抜きをはらせる。
