第26課
家族は永遠に
目 的
神殿は神聖な場所であり,そこで結び固めを受けた家族は永遠に一緒にいられることを理解できるように助け,神殿に入るための準備をするよう励ます。
準 備
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祈りの気持ちで次の聖句を研究する。教義と聖約97:15-17;124:37-41。『福音の原則』(06195 300)第36課も参照する。
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教材
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教義と聖約
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視覚資料1-5「赤ちゃんのいる家族」;1-7「愛にあふれる家族」;1-54「ソルトレーク神殿」(『福音の視覚資料セット』502);また「ワシントン神殿」(同505)などほかの神殿の写真,本課の終わりのページの絵
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「楽しい活動」の中で使いたい活動を選び,必要な準備をする。
レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
導 入
視覚資料1-54「ソルトレーク神殿」また,入手できれば東京神殿を含むほかの神殿の写真を何枚か見せる。神殿について知っていることを話させる。
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神殿を見たことがありますか。
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神殿を見るときどんな気持ちがしますか。
活 動
手を頭の上に高く伸ばして神殿の尖塔を作らせる。美しい神殿になったつもりで,まっすぐに背を伸ばして立つように言う。そして静かに座らせる。
神殿は神聖な場所である
神殿は神聖な場所であることを説明する(教義と聖約97:15-7参照)。「神聖」という言葉を繰り返し言わせる。これは神殿が特別な場所であり,そこにあるすべてのものが天父とイエスのことを思い出させるという意味である。
もし天父の戒めを守るならば,大きくなったら神殿に行けることを話す。神殿では,天父の戒めを守るという特別な約束をすることを説明する。また,神殿結婚をしたり,この世に生きている間にバプテスマを受けられなかった人々のためにバプテスマを受けたりできる。
指を3本立てさせ,大きくなったら神殿でできる3つのことを教師の後に続いて言わせる。
「わたしは神殿で天のお父様と特別な約束をします。」
「わたしは神殿で結婚することができます。」
「わたしは神殿でほかの人のためにバプテスマを受けます。」
歌
子供たちを立たせて,以下の動作をつけながら,「神殿に行きたいな」(『子供の歌集』,99)を歌うか,歌詞を言わせる。
いつのひかはいる(歩いて入る)
しんでんに(両手の指を交互に絡ませ,人差し指を伸ばし,ほかの指を折って尖塔を作る)
きよきみたまの(手を胸に当てる)
こえきくために(手を耳の後ろに当てる)
(©1980 by Janice Kapp Perry. Used by permission.)
神殿は神聖な場所なので,中に入るときは白い服を着ることを説明する。白い服は,天父とイエスがわたしたちに,汚れなく清くあるように,またいつも正しいことを選ぶように望んでおられることを思い出させてくれる。
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今日 は何色の服を着ていますか。 -
神殿の中では何色の服を着ますか。
神殿は神聖な場所なので,中に入るときは
物 語
ロレンゾ・スノー大管長の次の物語を自分の言葉で話す。
ロレンゾ・スノーは自分がもうすぐ教会の預言者になることが分かっていました。そこで神殿に行き,白い服を身に着け,特別な部屋でひざまずいて祈りました。教会を導くために自分は何をするべきかを天のお父様に教えていただきたいと思いました。一生懸命祈りましたが,答えは得られませんでした。祈っていた部屋を出ようとしたとき,イエス様が姿を現されました。白い美しい服を着て,明るく輝いておられました。まぶしくてよく見えないほどでした。イエス様は純金の上に立っておられるように見えました。イエス様はスノー大管長が祈りの中で知りたいと願っていたことを教えてくださいました(リロイ・C・スノー,“An Experience of My Father’s,” Improvement Era,1933年9月,677)。
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なぜスノー大管長は,ほかの場所でなく神殿で祈ったと思いますか。(神殿では天父とイエスをもっと近くに感じられるから。)
神殿は家族を永遠に結ぶ
視覚資料1-5「赤ちゃんのいる家族」,1-7「愛にあふれた家族」を見せる。神殿は家族を永遠に結びつけてくれることを説明する。男女が神殿で結婚し,戒めを守るならば,その夫婦と子供たち全員が永遠に一緒になれると天父は約束しておられる。このことを,家族が結び固められたと言う。
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家族にはどんな人がいますか。
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家族と一緒にいるときどんな気持ちがしますか。
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どうしたら家族は永遠に一緒になれますか。
天父とイエスがすべての家族を愛しておられ,すべての家族が永遠に結び固められるように望んでおられることを話す。まだ神殿で結び固めを受けていない家族は,天父の戒めを守って準備することができる。そうすれば神殿で家族の結び固めを受けられることを説明する。
歌
「家族は永遠に」(『子供の歌集』,98;『賛美歌』187番)を何度か繰り返して歌うか,歌詞を言う。
わたしのすてきな
かぞくののぞみ
かたくいつまでも
むすばれたい
しゅはそのねがいかなえ
みちびきたもう。
かぞくをみなむすぶみちを
しゅはおしえたもう
しゅはおしえたもう
神殿に行く準備をする
天父の戒めを守る人はだれでも神殿に行くことができることを話す。本課の最後のページの絵を見せる。そこに書かれた戒めについて子供たちと話す。これらの戒めを守るなら,大きくなったときに神殿に行くふさわしさを身に付けられると説明する。
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祈る
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両親に従う
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互いに愛し合う
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教会に行く
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什分 の一を納める -
良い食べ物を食べる(知恵の言葉を守る)
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正直である
家族が永遠に一緒にいることの大切さや神殿の祝福について感じていることを話す。両親に従い,天父の戒めに従うことは,神殿に行く準備をするための大切な方法であることを話す。
楽しい活動
次の中からレッスンで使う活動を幾つか選ぶ。
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「永遠」は長い時間であることを理解させる。次の誕生日や次の休みが来るまでの時間よりも長いことや,子供たちが知っている中でいちばん年を取っている人が生きてきた年月より長いこと,またアダムやエバの時代から今までの期間よりも長いことなどを話す。また「永遠」には終わりがないことも説明する。
教師の言葉に合わせて次の動作をさせる。
永遠はどのくらい長いの
永遠はどのくらい長いの(頭を指さして考えているまねをする)
1年よりも長いよ(こぶしをあごの下に付け,ひじにもう一方の手を当てる)
クリスマスまでの時間よりも長いよ(手を換えて同じことをする)
永遠はどのくらい長いの(頭を指さして考えているまねをする)
大好きな家族と一緒にいたら(自分を抱き締める)
そんなに長くはないよ(指を左右に振る)
いつまでもいつまでも 終わりがないんだ
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初等協会会長の許可を得たうえで,一人の子供の両親をクラスに招き,神殿で結び固めを受けることの大切さについて感じていることを話してもらう。
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本課の終わりページの絵を複写して1枚ずつ配り,色を塗らせる。
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初等協会会長の許可を得たうえで,ワードの中で最近神殿で結び固めを受けた家族に来てもらい,そのときの経験について話してもらう。
幼い子供のための活動
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教師の言葉に合わせて次の動作をさせる。
お手伝い
わたしはもう大きくなったから(つま先で立ち,両手を上に伸ばす)
お手伝いができます
優しくてすてきなお父さんのお手伝い(人差し指を出す)
お母さんのお手伝い(中指を出す)
いっぱいあります
お姉さんのお手伝い(薬指を出す)
お兄さんのお手伝い(小指を出す)
大事な友達のお手伝いもできます(親指を出す)
神様のお手伝いもできます
神様が愛してくださるように,みんなを愛します(腕を組む)
みんなのお手伝いがしたいな(両手を大きく振る)
もう大きくなったんだから(つま先で立ち,両手を上に伸ばす)
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教師の言葉に合わせて,次の動作をさせる。好きなだけ繰り返してよい。
(全員が立って,手をつないで輪を作る。最後まで手をつないだまま行う)
わたしたちはみんな天のお父様と一緒に住んでいました(手を真ん中に寄せて,小さな輪になる)
天のお父様はみんなを地球に送られました(広がって大きな輪を作る)
天のお父様は,わたしたちを愛し,教えてくれる家族を与えてくださいました(再び小さな輪になる)
家族はもう一度天のお父様のところに帰れるよう助けてくれます(再び広がって大きな輪を作る)
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神殿の簡単な絵を描いた紙を与え,色を塗らせる。