第22課
たくさんのことができる
目 的
天父の子供として,たくさんのことができることを理解する。
準 備
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祈りの気持ちでサムエル上17章を研究する。
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それぞれの子供の両親と話し,子供たちが上手にできることや,今練習していることなどを聞いておく。
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小さな紙片に「手をたたく」「3まで数える」「部屋の中を歩き回る」「跳びはねる」「(黒板または紙に)丸を描く」「片足で立つ」「腕を組む」「青いものを指さす」など,簡単な指示を書いておく。少なくともクラスの人数分は用意する。障害を持つ子供がいる場合は,その子供にもできることを必ず入れておく。
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紙を人数分用意し,それぞれに子供の名前を書いておく。
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教材
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聖書
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小さな釣り
竿 (第11課で使ったもの) -
名前を書いた紙を入れる容器(なくてもよい。)
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視覚資料1-5「赤ちゃんのいる家族」;1-10「家族の祈り」;1-38「ボールで遊ぶ子供たち」;1-50「自分で洋服が着られます」;1-51「ともに働く家族」;1-52「ゴリアテを殺すダビデ」(『福音の視覚資料セット」112)
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楽しい活動」の中から使いたい活動を選び,必要な準備をする。
注意--クラスに身体障害者がいる場合,その子供の気持ちに十分配慮する。障害に注目するのではなく,その子供が自分の体を使ってできることに焦点を当てる。
レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
導 入
子供たちの名前を書いた紙を半分に折り,容器に入れるか床の上に置く。一人の子供に釣り竿を使って,あるいは手で紙を1枚取らせる。紙に書いてある名前の子供を教師の横に立たせる。教師はその子供が上手にできることや今練習していることをみんなに話す。全員が名前の書いた紙を取り,教師が全員について話すまで繰り返す。子供たちが上手にできることや今練習していることについて褒める。
わたしたちの体はたくさんのことができる
歌
神の子です(『子供の歌集』,2;『賛美歌』189番)を子供たちと一緒に歌う。
かみのこです わたしやあなた
あふれるめぐみに かんしゃします
わたしをたすけて みちびいて
いつかみもとへ ゆけるように
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皆さんの霊のお父さんはどなたですか。
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体を受けられるように,皆さんを地球に送ってくださったのはどなたですか。
わたしたちが地球に来て肉体を得られるように,天父が計画を立ててくださったことを復習する。天父は,わたしたちが体を使って多くのことを行うように願っておられる。また,正しい方法で体を使って天父のようになることを望んでおられる。
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皆さんは手を使ってどんなことができますか。足や口,目ではどうですか。
視覚資料1-5「赤ちゃんのいる家族」を見せる。
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この赤ちゃんはどんなことができると思いますか。
子供たちが赤ちゃんのときに比べて,多くのことができるようになったことを示すために,以下のような質問をする。
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赤ちゃんは歩けますか。
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赤ちゃんは話せますか。
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赤ちゃんは自分で食べられますか。
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赤ちゃんは自分で服を着ることができますか。
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赤ちゃんはでんぐり返しができますか。
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赤ちゃんは歌が歌えますか。
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赤ちゃんは三輪車に乗れますか。
子供たちは成長して,さらに多くのことができるようになることを説明する。視覚資料1-10,1-38,1-50,1-51を1枚ずつ見せる。絵を1枚ずつ持たせ,ほかの子供たちにどんな絵か説明させる。答えられたら褒め,「体でいろいろなことができるのがよく分かりましたね」と話す。
活 動
指示の書いてある紙を1枚ずつ取らせる。書いてある指示を読み上げ,子供にそれをさせる。順番に全員にさせる。
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皆さんは今,どんなことを練習していますか。
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大きくなったら,何ができるようになりたいですか。
体が与えられたことや,体を使って様々な事柄ができることを天父に感謝していると話す。
天父はわたしたちが多くのことをできるように助けてくださる
わたしたちは難しいことをするように頼まれることがある。
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難しいことをやってみようとしたことがありますか。
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難しいことができるように助けてくれるのはだれですか。(両親,兄弟姉妹,教師)
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難しいことをしなければならないとき,助けを求めてだれに祈ったらよいでしょうか。(天父)
難しいことをするとき,イエスも助けてくださることを話す。
物 語
視覚資料1-52「ゴリアテを殺すダビデ」を見せ,サムエル上17章からダビデとゴリアテの物語を話す。ダビデが難しいことをやり遂げられるように,イエスが助けてくださったことを話す。
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イスラエルの軍は,だれを怖がっていましたか(サムエル上17:4-8参照)。
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ダビデはだれに助けを求めたでしょうか(サムエル上17:37参照)。
天父が体を与えてくださり,体を使ってたくさんのことができるようにしてくださった。そのことへの感謝の気持ちを話す。体を使って善いことをするために,天父に助けを求めるように子供たちを励ます。
楽しい活動
次の中からレッスンで使う活動を幾つか選ぶ。
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子供たちと一緒に,「わたしのするとおり」(『子供の歌集』,146)または「楽しいな」(『子供の歌集』,129)を歌い,言葉に合わせて動作をつける。ほかにどんな言葉が入るか考えさせる。
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全員に紙とクレヨンを渡し,自分にできることの絵を一つ以上描かせる。各自の絵に「わたしはたくさんのことができます」と書く。
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テーブルに皿を並べる,床をはく,ペットにえさをやるなど,家庭で手伝えることを決める。初等協会の後,決めたことを両親に話して,忘れないように助けてもらう。
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第16課から第20課で行った活動の中から適切なものを選んで行う。
幼い子供のための活動
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子供たちを立たせ,「雪だるま」(『子供の歌集』,121)のメロディーで次の言葉を歌う。歌詞に合わせて動作をつける。1番はかがんだ姿勢で,2番は立ち上がった姿勢で行う。
1.あかちゃんのときがあったよ
あかちゃんは ちいさいよ
2.それから だん だん だん だん
こんなにおおきくなっちゃった
赤ちゃんのときからこれまでに,どんなことができるようになったか話させる。
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教師が跳びはねたり,手をたたいたり,スキップしたりして見せ,何をしているか言わせる。次に,同じことを子供たちが行う。一人の子供がある動作をして,ほかの子供たちは何をしているか言い当て,それをまねる。