第4課
天父に祈ることができる
目 的
天父に祈る方法を学び,天父が祈りを聞いてくださることを理解する。
準 備
レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
導 入
開会の祈りをした子供をそのまま前に立たせておく。前のレッスンで学んだこと,すなわちわたしたちは生まれる前に天父とともに住んでいて,天父により地球に送られたことを思い出させる。
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わたしたちはこの地上にいる間,どうすれば天のお父様と話すことができますか。
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(開会の祈りをした子供の名前)ちゃんは,お祈りをしたときだれに話しましたか。
祈るときに天父と話していることに気づかせる。
わたしたちは天父に祈ることができる
たとえ天父が見えなくても,わたしたちは天父に祈ることができ,天父はその祈りを聞いてくださる。そのことを
視覚資料1-9「朝の祈り」を見せる。
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この女の子は何をしていますか。
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だれに話していますか。
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天のお父様に何を話していると思いますか。
視覚資料1-9「朝の祈り」,1-10「家族の祈り」,1」15「食事の祝福」を使って,どんなときに祈るか話し合う。好きなときに天父に祈れることを説明する。普通は,起きるときや寝るとき,食事のとき,家族と一緒のとき,また特別な助けが必要なときに祈る。話し合う中で,内容に合った視覚資料を持たせる。
イエス・キリストは天父に祈る方法を教えられた
イエスは,祈るときに必要な事柄を教えられたことを説明する。祈る準備ができたら,まず天父について考える。
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お祈りするとき,腕はどうしますか。
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お祈りするとき,頭や目はどうしますか。
活 動
教師が腕を組み,頭を下げ,目を閉じて祈りの準備をするのを見せ,子供たちにもまねをさせる。次に,一人の子供を前に立たせ,祈りの準備をさせて,ほかの子供たちにまねをさせる。
歌
子供たちと一緒に次の「お祈りの歌」(“A Prayer Song,” Children’s Songbook,22)の歌詞を何度か言う。言葉に合わせて動作をつける。
おいのりのときは あたまをさげて
うでをくんで
めをとじて
てんのおとうさまに おはなしします
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お祈りの準備をするとき,ほかにどんなことができますか。
家で自分一人で祈るときや家族の祈りをするときは,腕を組んで頭を下げ,目を閉じるだけでなく,ひざまずくことがよくある。
歌
祈るとき,特別に言うことがあると説明する。祈るとき,特別に言うことがあると説明する。「信じていのる」(『聖徒の道』「こどものページ」1991年3月号,5)の2番までを何度か歌うか読む。祈りの4つの特別な事柄ごとに,指を1本ずつ出させる。(“I Pray in Faith,” Children’s Songbook,14)
おとうさまにかんしゃします
しゅくふくありがとう
たすけをねがう
とうといしゅのみなにより
アーメン
(©1987 by Janice Kapp Perry. Used by permission.)
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お祈りの最初は何と言いますか。
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天のお父様にどんなことを感謝しますか。
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天のお父様にどんなことをお願いしますか。
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お祈りの最後は何と言いますか。
天父はわたしたちの祈りを聞いてくださる
物 語
視覚資料1-14「ししの穴のダニエル」を見せる。ダニエル6章に書かれた物語を話す。22節の最初の部分を読んで聞かせ,なぜダニエルはししの穴に入れられても傷を負わなかったのか説明する。
祈ることは天父の戒めなので,また天父から受けた祝福に感謝したかったので,ダニエルは祈りたいと思った。
天父が祈りを聞いてくださったときの経験について話す。祈りについて良い経験をした子供がいれば,それを話させる。
天父に祈れることをどんなに感謝しているか話し,わたしたちの祈りを天父が必ず聞いておられることを伝える。
子供に閉会の祈りをさせるとき,祈りの方法を復習する。
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お祈りの準備はどうしますか。(腕を組み,頭を下げ,目を閉じる。)
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( )ちゃんは,お祈りの最初に何と言いますか。
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( )ちゃんは,天のお父様にどんなことを感謝できますか。
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( )ちゃんは,天のお父様にどんなことをお願いできますか。
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( )ちゃんは,お祈りの最後に何と言いますか。
楽しい活動
次の中からレッスンで使うものを幾つか選ぶ。
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お手玉やボールなど柔らかい物を子供に投げる。お手玉を受け取った子供に,「お祈りするとき,天のお父様にどんなことを感謝しますか」と聞き,答えさせる。子供は「家族がいること」などと答えるだろう。全員が答えた後,今度は,何をお願いするか尋ねる。子供たちが思いつくように,絵を見せてもよい。
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「感謝の歌」(“A Song of Thanks,” Children’s Songbook,20)の歌詞を,動作をつけながら言う。
すばらしいせかいに かんしゃします(両腕で輪を作り,世界を表す)
おいしいたべものに かんしゃします(口に物を入れるまねをする)
きれいなこえのとりに かんしゃします(親指とほかの指を合わせるようにして,鳥のくちばしを表す)
かみさますべてに かんしゃします(両腕を広げる)
(ホリス,ダン,© 1957 by D. C. Heath and Company. Reprinted by permission.)
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「目にかんしゃしよう」の歌詞を子供たちと一緒に言う。出てくる体の各部分を指さす。
めに かんしゃしよう
みみに もくちにも はなにも
てにも うでにも あしにも
そして つまさきまで
(ルーシー・ピッコの詩より翻案)
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ししの穴に入れられたダニエルの物語を子供たちに演じさせる。簡単な衣装を用意してもよい。物語全体を演じたくなければ,子供たちにししのうなり声を上げさせ,天使によって口を閉じられる様子をさせてもよい。
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「感謝しますお父様」(『子供の歌集』,15)または「おいのり」(『子供の歌集』,18)を,歌うか歌詞を読む。
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お祈りの中で天父に感謝できることの絵を描かせる。各自の絵に「わたしはおいのりのなかで,てんのおとうさまにかんしゃします」と書く。
幼い子供のための活動
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祈るときには,わたしたちを愛して祈りを聞いてくださる天父に話していることを思い出すように言う。次の言葉を言わせる。
愛する天のお父様
感謝して祈ります
わたしを愛して
いつも祈りを聞いてくださいます
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次のどちらか一方または両方を読み,それに合わせて動作をつけさせる。
腕を組み 頭を下げて
目を閉じましょう
これで準備ができました
腕を組んで 頭を下げて
静かに耳を澄ましましょう
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1枚の紙にそれぞれ子供の手形を取る。祈りの間,手や腕はどうすべきか話し合い,色を塗らせる。それぞれの紙に子供の名前を書く。