第36課
良い模範になる
目 的
イエスの模範に従い,ほかの人の良い模範となる。
準 備
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祈りの気持ちで次の聖句を研究する。マタイ4:19;ルカ19:1-10;ヨハネ13:15;3ニーファイ17:11-24。
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教材
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聖書とモルモン書
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足跡の形に切った紙を数枚
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視覚資料1-3「イエス・キリスト」(『福音の視覚資料セット』240);1-63「木に登ったザアカイ」;1-64「ニーファイ人とともに祈られるイエス」
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「楽しい活動」の中から使いたい活動を選び,必要な準備をする。
レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
天父はイエスを地球に送って,わたしたちの良い模範とされた
視覚資料1-3「イエス・キリスト」を見せる。イエスが地上に来られた目的の一つは,わたしたちの良い模範となり,わたしたちにいかに生きるべきかを教えることだった。この点を説明する。イエスは完全であられた。これは,イエスがすべてを正しく行われたという意味である。わたしたちは,イエスが地上でされたと同じように生活する努力をしなければならない。
聖書を開き,ヨハネ13:15を読んで聞かせる。これはイエスが語られた言葉であることを話す。わたしたちはイエスの模範に従って,イエスのようになりたいと望んでいる。この点を強調する。
ほかの人の良い模範になれる
子供たちがイエスの模範に従うならば,ほかの人も子供たちを見て,その模範に従うことを説明する。
楽しい活動
次の中からレッスンで使う活動を幾つか選ぶ。
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紙で簡単な王冠か帽子を人数分作っておく。王冠に「わたしはよいもはんになれます」と書いておく。1週間どうしたら良い模範になれるか話し合わせる。
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「イエス様も子供でした」(『子供の歌集』,34),「光となるように」(『子供の歌集』,38;『賛美歌』188番),「星のように」(『子供の歌集』,84)のいずれかを歌う
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懐中電灯などの小さな電灯を見せる。電気をつけ,懐中電灯の光はどのように人を助けるか話し合う。3ニーファイ12:16の最初の部分を読んで聞かせる。子供たちが良い模範を示すとき,小さな光になりほかの人はそれを見て従うことができる,ということを説明する。子供の一人に懐中電灯を持たせ,部屋を歩かせてほかの子供たちを導かせる。リーダーになりたい子供全員に順番が回るまで繰り返す。
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子供たちを立たせ,次の遊戯を行う。
幼子を愛するイエス様
小さな子供たちが ほこりにまみれた通りを走って行きました(その場で走る)
小さな足で一生懸命に走っています(足を指す)
たくさんの人をかき分けながら(人をかき分けて前に出るしぐさ)
少しでもイエス様の近くに行って お顔を見たいと思ったからです(つま先立ちで,辺りを見回す)
すると大人の人々の中から次のような声がしました「この子たちを追い払え!」(手を前に押出して,押しとどめるしぐさ)
「イエス様は
今日 はとても忙しくて子供たちに構っている暇などない」(怒った顔をして首を振る)ところがイエス様はこう言われました「子供たちをわたしのもとに来るままにさせておきなさい」(手招きをする)
「幼子は貴くわたしは彼らを愛しているからです」(両手で自分を抱く)
(マーガレッタ・ハーモン,Bible Story Finger Plays and Action Rhymes [Cincinnati, Ohio: Standard Publishing, 1964],27より翻案)
幼い子供のための活動
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「模範」という言葉を子供たちに繰り返させる。良い模範というのは,「大きくなったらこんな人になりたい」と思う人のことであると説明する。親も良い模範である。親が子供の面倒を見,子供を幸せにするために,どんなことをしてくれるか言わせる。
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子供たちに手をつないで輪にならせる。教師が「お手伝い」(『子供の歌集』,108)を歌うか,歌詞を言うのに合わせて回らせる。「おかあさん」「おとうさん」の箇所を「おにいさん」「おねえさん」「おとうと」「いもうと」「おじいちゃん」「おばあちゃん」に替えて好きなだけ繰り返す。
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「リーダーに続け」を子供たちと一緒に行う。子供たちを一列に並ばせる。先頭の子供が跳ねたり,スキップしたり,そのほかの動作をしたりしながら,教室の向こう側まで行く。ほかの子供たちは,先頭の子供と同じ動作をしながら続く。全員が終わったら,先頭の子供は列の最後につき,次の子供が新しいリーダーになる。全員がリーダーになるまで続ける。
ゲームの後,預言者は教会のリーダーであることを説明する。預言者が行うように言ったことに従えば,わたしたちは天父とイエスのもとに導かれる。