間違った行いをしたら,「ごめんなさい」と謝り,過ちを正そうと努める必要があることを理解する。
-
祈りの気持ちでモーサヤ27:8-37を研究する。
-
教材
-
モルモン書
-
ポケットに入るくらいの小さなおもちゃ
-
「楽しい活動」の中で使いたい活動を選び,必要な準備をする。
一人の子供に開会の祈りをさせる。
わたしたちは,成長して正しい選びについて学ぶ中で,時々間違った選択をする。絵を逆さまにはるというような間違いではなく,天父やイエス,そして両親がわたしたちにしてほしくないと思うような悪い行いをすることもある。悪い選択によって,自分や周りの人が悲しむ。
子供たちに以下の点を理解させる。間違いに気づいたら,それを認めて「ごめんなさい」と謝らなければならない。また,間違いを正し,二度としないと約束する必要がある。
次の中からレッスンで使う活動を幾つか選ぶ。
-
粘土を少しずつ全員に渡す。子供たちの前で,粘土を丸めて玉を作り,それを平らにつぶして見せる。子供たちが粘土を平らにできたら,その上に笑った顔を描かせ,「ごめんなさい」と言うとよい気持ちになると話す(簡単な粘土の作り方は本書のⅹⅴページを参照)。
-
全員に紙とクレヨンまたは鉛筆を配る。笑った顔を描かせ,「ごめんなさいをいうとしあわせになれます」と書き入れる。
-
「福音の教えよく守りましょう」(『子供の歌集』,72)を歌うか,歌詞を読む。
-
うっかりしたふりをして,クレヨンなど,小さいものが入ったケースを落とす。「クレヨンを落としてごめんなさい」と謝り,どうしたらいいと思うかと尋ねる。落としたものを片付けながら,床をきれいにすると,もっとよい気持ちになると話す。子供たちに一緒に片付けてもらう。
わたしたちは時々,自分やほかの人を悲しませるような行いをしてしまう。そういうときは,「ごめんなさい」と謝り,間違いを正す努力をしなければならない。片付けを手伝ってくれたことを子供たちに感謝し,ほかの人を助けるとき,よい気持ちになると話す。
-
「すべての人を愛しなさい」(『子供の歌集』,39)を歌うか,歌詞を読む。
-
「いりおもてやまねこ」のような長くて言いにくい言葉を言わせる。言うのが難しい言葉もあることを話す。間違ったことをしたとき,「ごめんなさい」というのが難しいこともあるが,この言葉を言えば悲しい気持ちをよい気持ちに変えることができると説明する。
-
二人で遊んでいた美香ちゃんと綾ちゃんの話をする。美香ちゃんは綾ちゃんにぶつかってしまったので,「ごめんなさい」と謝り,綾ちゃんがよい気持ちになれるようにした。悲しい気持ちをよい気持ちに変えられることを物語の中で話す。第21課で使った「笑った顔」と「しかめっ面」を使い,子供にそれを持たせて,物語の中に出て来る子供の気持ちに合わせて絵の向きを変えさせる。