第2課
天父は体を持っておられる
目 的
天父が実在する御方で,完全な肉と骨の体を持っておられ,わたしたちは天父にかたどって造られたことを理解する。
準 備
-
祈りの気持ちで次の聖句を研究する。ヨハネ14:9;教義と聖約130:22;モーセ2:27;ジョセフ・スミス-歴史1:14-17。『福音の原則』(06195 300)第1課も参照する。
-
教材
-
聖書と高価な真珠
-
紙とクレヨン(人数分)
-
小さな鏡
-
視覚資料1-3「イエス・キリスト」(『福音の視覚資料セット』240);1-4「最初の示現」(同403)
-
-
「楽しい活動」の中から使いたい活動を選び,必要な準備をする。
レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
イエス・キリストは天父に似ておられる
両親に似ていると言われたことがないか尋ねる。視覚資料1-3「イエス・キリスト」を見せ,イエス・キリストは天父の御子であられることを説明する。聖文には,イエスが天父に似ておられると書かれている。聖書を見せ,ヨハネ14:9の内容を説明する。
-
イエス様はだれに似ていらっしゃいますか。
わたしたちは天父やイエスに似ている
次のことを説明する。わたしたちは天父の霊の子供なので,わたしたちも天父に似ている。天父に似た体を持っている。モーセ2:27について説明する。天父にかたどって創造されるということは,天父に似ているということである。
楽しい活動
次の中からレッスンで使うものを幾つか選ぶ。
-
子供たちを立たせ,次の遊戯を何回か行う。
わたしのすてきな体
わたしの すてきな 体(手を交差して胸に当てる)
天のお父様から 頂いた
聞こえるように この耳と(手を耳に当てる)
見えるように 目があって(目を指さす)
手を合わせて たたけるし(拍手する)
足で立って 回れるし(回る)
つま先にだって 触れます(かがんで足のつま先を触る)
体について 考えるとき(頭に指を置く)
いちばん すてきと 思うのは(静かに座って,考えるふりをする)
天のお父様と 同じ形に 造られたこと
-
「体の歌」(『子供の歌集』,129)を歌うか,歌詞を言いながら動作をする。
天父とよく似た体を与えられ,それによって多くのことができることを思い起こさせる。
-
視覚資料1-4「最初の示現」を順番に持たせ,視覚資料を持っていない子供たちに最初の示現の物語を話させる。
-
まさる君が
親戚 の家に遊びに行ったときの物語を話す。まさる君のお父さんはまさる君が赤ちゃんのときに亡くなりました。まさる君は「お父さんてどんな人だったんだろうなあ」とよく思いました。まさる君とお母さんは親戚の家に遊びに行くことになりました。そこでは,お父さんのことをよく知っているおじさんやおばさんに会って話ができます。
二人が到着するとおじさんが二人を出迎えてくれました。おじさんはまさる君を見てこう言いました。「きっとどこで会っても分かるよ。まさる君の目は,お父さんの目とそっくりだからね。」恵美子おばさんはこう言いました。「あのね,まさる君,あなたの鼻はお父さんの鼻とそっくりよ。」愛子おばさんはこう言いました。「まさる君,あなたの笑顔を見ていると,お父さんの笑顔を思い出すわ。」
家に帰る車の中で,まさる君はお母さんに言いました。「
今日 はとっても楽しかったなあ。お父さんのこといろいろ分かったよ。ぼく,お父さんに似ていることが分かって,とってもうれしい。これからは鏡を見たら,お父さんがどんな顔だったか分かるし,忘れないでいられるもの。」お母さんは手を伸ばしてまさる君の手を優しくたたいてこう言いました。「あなたがそばにいてくれたら,お母さんもお父さんのこと忘れないでいられるわ。」まさる君が父親を見たことがなくても,父親がどのような人だったか分かったように,わたしたちも天父を見たことがなくても,天父がどのような御方か知ることができる。
幼い子供のための活動
-
視覚資料1-4「最初の示現」を見せ,最初の示現の物語を簡単に話す。天父とイエス・キリストが実在の御方であり,わたしたちの祈りを聞いてくださることを強調する。
-
視覚資料1-4「最初の示現」を使って,わたしたちの体が天父やイエスの体といかに似ているか説明する。教師が視覚資料の中の体の部分を示すのに合わせて,子供たちは自分の体の同じ部分を指さす。例えば,教師が天父の腕を指さしたら,子供たちは自分の腕を指さす。
-
教師の言葉に合わせて,以下の遊戯をする。
ジョセフは森の中でひざまずき(ひざまずいて腕を組む)
特別な祈りをしました(指の先を唇に付ける)
ジョセフは天のお父様とイエス様を見ました(手を目の上にかざすようにして,見上げる)
そしてその声を聞きました(手を耳に当てる)
-
口を指さして「これはわたしの口です」と言う。それから「みんなの口はどこですか」と聞き,子供たちに自分の口を指ささせる。次に「天のお父様にも口がありますか」と尋ねる。目,鼻,耳,手,足についても同様に行う。次に体の各部分を名前を言わずに指さし,子供たちにその名前を言わせる。