「顧客の潜在的ニーズを満たす:学ぶ」始める,育てる,わたしのビジネス 自立に向けて 「顧客の潜在的ニーズを満たす:学ぶ」 学ぶ— 所要時間:70分以内 1.人が対価を支払う理由 視聴する: 「人が対価を支払う理由」(ldschurch.jp/srs)動画を視聴することができない場合は,本セクションの最後にある台本を読んでください。 話し合う: このビデオから,人が対価を支払う理由についてどのようなことが分かりましたか。 2.顧客のニーズを特定し,それを満たす方法を学ぶ 読む: 成功するビジネスオーナーは,顧客の潜在的ニーズを理解し,それにこたえようとします。顧客のニーズを把握することは,かなりの努力と時間,粘り強さを要する,終わりなき旅です。顧客のニーズは時とともに変化するため,ビジネスは常に,顧客のニーズに合わせて展開していく必要があります。これは,新たにビジネスの可能性を考えている人にとっても,既存のビジネスを運営している人にとっても同じです。このセクションでは,顧客の持つ様々なニーズを把握する方法を学びます。 読む: ビジネスチャンスを実現するには,ニーズを満たす,問題を解決するといった,人が金銭を支払いたくなるようなことを行わなければなりません。あなたが提供するサービスまたは製品に人が対価を支払いたくなるかどうかを判断するためには,それについて本人たちから話を聞く必要があります。顧客になり得る人々と話すことによって,自分が提供するサービスまたは製品にどれくらいの需要があるかを評価し,ビジネスの成功に必要な売り上げを維持するに足る需要が見込めるかどうかを判断するのです。顧客からのフィードバックも,ビジネスアイデアを練り上げるのに役立てることができます。 顧客を相手にビジネスアイデアを検証するのは早い時期(多大な時間とお金を投資する前)に始め,そのビジネスに市場があるかどうかを見ます。たいていのビジネスオーナーは,ビジネスアイデアと,ビジネスの裏にある細かな事柄を何度も調整し,磨きをかけなければなりません。それを行って初めて,成功の見込める製品やサービスが提供できるようになるのです。 アイデアを練り上げたのに,そのサービスや製品に人が強い関心を示さず,金銭を支払う気持ちになってくれない場合,別のアイデアを一から考え直してください。あまり成功する見込みのないアイデアに,投資し続けてはいけません。 ビジネスアイデアを評価するには,見込み客の話を聞くだけでなく,ほかの方法でも調査をする必要があります。主は「心の中でそれをよく思い計〔る〕」ようにと勧告しておられます(教義と聖約9:8)。サービスや製品に人々が喜んで対価を支払おうとしている場合は幸先のよいスタートですが,そのアイデアを引き続き検証し,洗練していく必要はあります。競争相手が取り組んでいることを調べてください。インターネットで情報を調べ,業界誌を読んでください。あなたが考えている職種に詳しい専門家から話を聞いてください。このような努力を続けると,業界の状況を把握し,潜在的なリスクと可能性を検討することができるようになります。また,事実と知識,データに基づいてビジネスアイデアを発展させ,練り上げていくことができるようにもなります。 3.変わり目を捉えてそれに乗じる 読む: 変化は身の回りのどこにでもあり,常に起こっています。多くの人は変化を恐れますが,成功するビジネスオーナーは変化を歓迎します。変化に乗じて潜在的なニーズにこたえ,問題を解決することができるからです。彼らは変化と動向を常に観察,予測しており,チャンスを捉えてすぐに行動します。 ビジネスオーナーが注目する変化には,以下のようなものがあります。 人口動向—性別や年齢,人種,民族,宗教,言語,収入,教育,そのほかの要素に基づいた人口の変遷のことです。 規制または政府主導による変化—政府やそのほかの権力機関が発する法律や規則,命令の結果として起こる変化です。 技術の変化—効率化やそのほかの恩恵をもたらす技術革新または発明です。 文化的な変化—行動に影響を与える集団の価値観や規範,考え方の変化のことです。 4.情熱を注げることを見つけ,経験を生かす 読む: わたしたちは皆,天の御父から賜物を与えられています(教義と聖約46:11参照)。成功するビジネスオーナーは,自分の賜物や才能,情熱,関心事に合ったビジネスを追求していることが多いのです。彼らのおもな関心事は通常,お金ではなく,大いに気にかかる問題を解決したり,切実な要求にこたえたりすることです。このようなビジネスオーナーは,空いた時間にもよく自分のビジネスについて考えます。好ましい変化を起こすことに深い関心があるからです。この目的意識があるために,質の高い優れた仕事をしようとする決意が固く,へこたれずにつらい時期を乗り切ることができます。 成功するビジネスオーナーは,その職種や関連業界で働いた経験があったり,その業界のサービスまたは製品を消費者として利用していた場合が多いものです。その経験があるために,競争相手に関する知識や貴重なネットワークを有していたり,顧客の悩みや潜在的ニーズを把握できることが多くあります。 視聴する: 「潜在的ニーズ」(ldschurch.jp/srs)動画を視聴することができない場合は,本セクションの最後にある台本を読んでください。 5.自分のビジネスには競争優位性があるか 読む: どんなビジネスにも競争相手がいます。ですから,利益を上げて顧客を維持するためには,競争優位性,すなわち競争に勝てる強みがビジネスになければなりません。競争優位性を持つには,競争相手と異なる,あるいは競争相手よりも優れたビジネスを展開する必要があります。競争優位性があると,多くの場合,競争相手は参入できません。あなたの提供するサービスや製品を真似ることができないのです。 視聴する: 「競争優位性」(ldschurch.jp/srs)動画を視聴することができない場合は,本セクションの最後にある台本を読んでください。 話し合う: このビデオから,自分の持ち得る競争優位性を見つける方法について何を学びましたか。 読む: 以下のオーナーたちは,それぞれ独自の競争優位性を生かしてビジネスを築きました。 話し合う: あなたの地元のビジネスでは,どのような競争優位性が生かされていますか。