「第13課 教師用資料—性的な親密さという神からの賜物と神聖な責任」『永遠の家族 教師用資料』
「第13課 教師用資料」『永遠の家族 教師用資料』
第13課 教師用資料
性的な親密さという神からの賜物と神聖な責任
夫婦間の性的な親密さは神から授かった賜物であり,結婚の美しくて神聖な一部として定められています。この課で,生徒はこの神聖な賜物に関する永遠の真理についての理解を深めるでしょう。また,純潔の律法に従って生活する助けとして定めた,あるいは定める必要のある,限界や境界線を評価します。
注:このテーマの繊細な性質上,この教義を明確に,ただし慎重かつ配慮をもって教えてください。あなたの文化に合わせるために,レッスンで使う教授方法やシナリオを変更する必要があるかもしれません。
教えるための提案
夫婦間の性的な親密さは,美しく神聖なものとして意図されています。
次の話を紹介してください:
生徒に,準備資料のセクション1とセクション2を復習しながら,福音の視点からシナリオに応じる助けとなる真理を探してもらいます。数人の生徒に,見つけた真理をホワイトボードに書いてもらいます。次のような真理が含まれるかもしれません:神は法的に結婚している男女の間でのみ,性的な親密さを表すように命じられている。結婚における性的な親密さは,愛を表現し,生命を生み,結びつきと一致を強めるためのものです。性的な親密さは,夫婦関係における完全な献身と一致の象徴です。わたしたちの肉体は,魂に欠かせない一部であり,肉体をどのように使うかは,わたしたちの霊と永遠の進歩に影響を与えます。
これらの真理をすべて深く調べる時間はないので,生徒が最も話し合うことに興味のある真理に焦点を当ててください。次のような質問は,生徒の学びを深める助けとなるかもしれません:
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創世2:18,21-24によると,アダムとエバは,夫婦間の愛がどのようなものだと学びましたか。夫と妻は,性的な親密さを,「その心,希望,生活,愛,家族,未来,そのほかあらゆるもの」について一つとなることの象徴と見なすことによって,どのように祝福を受けられるでしょうか。(ジェフリー・R・ホランド「個人の清さ」『リアホナ』1999年1月号,84)(準備資料のセクション1にあるジェフリー・R・ホランド長老の言葉を生徒に復習してもらうとよいでしょう。)話し合いの一部として,夫婦が知的,情緒的,霊的な親密さを養うときに,性的な親密さはより意義深いものとなることを生徒が理解できるよう助けてください。)
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性的な親密さを単に肉体的な快楽を与えるための肉体的な経験と見なすことが,誤解を招くのはなぜでしょうか。結婚外の性的な親密さは,それにかかわる人々をどのように情緒的,霊的に傷つけるでしょうか。(準備資料のセクション2にあるホランド長老の言葉を読み直すように勧めると役立つでしょう。)
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イエス・キリストと主の贖罪についての証や,肉体の神聖な目的についての証は,性的な親密さの捉え方にどのような影響を与えるでしょうか。(この質問を尋ねる前に,一人の生徒に,1コリント6:19-20を声に出して読むよう勧めてもよいでしょう。)
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ホワイトボードに挙げた真理を理解することは,性的な親密さに関する否定的な態度や,恐怖に基づいた思考をどのように弱めるでしょうか。
主の助けがあれば,わたしたちは個人の清さを増し,喜びをもって純潔の律法に従った生活を送ることができます。
生徒に,自分が13歳の息子や娘の親である状況を想像してもらいます。親である生徒は,そろそろ子供と純潔の律法について話をする時期だと感じています。数分時間を取り,小さなグループ内で,純潔の律法を13歳の子供に教えたり再確認したりする方法を分かち合ってもらいます。恥や恐れ,混乱を引き起こす可能性のある言葉や比喩を用いないよう生徒に注意を促します。時間を十分に取ってから,クラス全員に次の質問をします:
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あなたなら,若い十代の子供が性的な親密さという神聖な賜物と純潔の律法について前向きな気持ちを持てるよう,どのように教えるでしょうか。
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子供のころから学んできた教えの中で,性的な親密さを結婚の美しく適切な一部として見なす助けとなってきたものは何ですか。
一人の生徒に,アルマ38:12を声に出して読んでもらいます。生徒に,次の原則を反映しているアルマの教えに印をつけるよう勧めます:激情を制すると,愛で満たされることができる。
次の見出しと質問を見せます。(好みにより,コピーを印刷して配布してもよい。)同じ小さなグループで,自分たちに関連があると感じる質問を2,3選んで,それらについて話し合うよう生徒に言います。
クラスの最後に,準備資料とクラスの話し合いによって,性的な親密さと純潔の律法に対する理解がどのように強められたか,生徒に発表してもらいます。
生徒に,準備資料のセクション3の「自分の考えを記録する」の答えとして書いたことを読み返し,新たに思い浮かんだ考えや受けた印象を書き加えてもらいます。また,わたしたちが性的な誘惑と罪を克服して,健全な関係を持つことを,救い主がどのように可能にしてくださったか考えるように勧めてもよいでしょう。
今日教えた真理に関する証を述べ,純潔の律法に従って生活しようと努力するときに神の助けを求めるよう生徒に勧めます。
次回に向けて
個人的な清さに対する最も危険な脅威の一つはポルノグラフィーであることを生徒に指摘します。生徒に,次のレッスンの準備資料を慎重に学び,この脅威を自分が避け,ほかの人も避けられるよう助ける方法を探してもらいます。