「第4課 教師用資料—家族は天の御父の計画の中心を成す」『永遠の家族 教師用資料』
「第4課 教師用資料」『永遠の家族 教師用資料』
第4課 教師用資料
家族は天の御父の計画の中心を成す
家族は,わたしたちの永遠の行く末を決める天の御父の計画において,中心を成すものです。この課で生徒は,地球の創造やアダムとエバの堕落,イエス・キリストの贖罪が,どのように永遠の家族の形成と進歩を可能にしたかを説明する機会があります。また,自分の永遠の家族を作り,強めるための生徒自身の取り組みを評価するようにも勧められます。
教えるための提案
地球の創造やアダムとエバの堕落は,家族の形成と進歩を可能にしました。
生徒を小さなグループに分けて,それぞれのグループにリーダーを一人ずつ割り当てます。ぞれぞれのグループに次のシナリオや質問のコピーを見せるか,または配付してください。(住んでいる地域の文化や生徒の生活にもっと関連のある形にするために,必要に応じてこのシナリオを変えてもよいでしょう。)
生徒がシナリオについて話し合う時間を十分に取り,話し合った真理の幾つかをホワイトボードに書き出してもらいます。それらの真理に基づいてレッスンを進めます。
一人の生徒に,モーセ1:39を暗唱するか読んでもらい,天の御父の計画の目的についてこの節が教えていることを生徒たちに説明してもらいます。必要に応じて,「永遠の命」をどのように定義するかと,その目的がどのように家族と関連しているかを生徒に尋ねます。(定義する助けとして,準備資料の最初のセクションを参照。)
創造およびアダムとエバの堕落を描いた絵を見せるとよいでしょう。生徒たちに,教義と聖約49:15-17と2ニーファイ2:22-23を復習してもらいます。続いて,次の質問をしてください:
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地球の創造は,神の子供たちにかかわる天の御父の永遠の目的を成し遂げるうえで,どのように助けとなりましたか。(生徒は次の文と同じような答えを言うかもしれません:地球が創造された目的は,神の子供たちが家族のもとに生まれ,ともに進歩する場所を提供することだった。)
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アダムとエバの堕落は,どのように御父の目的をさらに進め,地球が「その創造の目的にかなう」のを可能にしましたか。(教義と聖約49:16)(生徒は,次の真理を含めた答えを始め,様々な答えをするかもしれません:堕落のおかげで,アダムとエバは子供をもうけ,その子孫は永遠の命に向かって進歩できるようになった。)
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創造と堕落のこれらの目的を理解することは,永遠の家族を優先し,それを築こうとするわたしたちの努力にどのような影響を与えるでしょうか。
イエス・キリストは,贖罪を通して永遠の家族を可能にしてくださいました。
次の質問についてクラスで短く話し合うとよいでしょう:
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永遠の家族を実現するうえで,救い主とその贖罪が果たした役割は何ですか。(2ニーファイ9:6-8,10,18を復習して,イエス・キリストは贖罪を通して,天の御父のすべての子供達が罪と死を克服する道を備えてくださっていることを生徒が見つけられるよう助けるとよいでしょう。)
十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード会長の次の言葉を見せます。
そのすべてを結びつけるちょうつがい的な存在,つまり神の計画とわたしたちの行く末を左右し,その計画全体の中心となる御方が,わたしたちの救い主イエス・キリストです。この御方の贖いの犠牲によって,すべてのことが可能となります。それには愛と思いやりにあふれる永遠の結婚と家族も含まれますが,必ずしもそれに限定されません。(M・ラッセル・バラード「21世紀においてCES教師に与えられている機会と責任」(中央幹部との夕べ,2016年2月26日)broadcasts.lds.org)
生徒たちに,準備資料のセクション2の終わりにある質問の回答として書いた内容を見直してもらいます。(必要に応じて,生徒が回答を書き留める,あるいは書き加えるための時間を取ります。)数人の生徒に書いた事柄を発表してもらいます。あなたの気持ちも分かち合うとよいでしょう。
生徒が今日学んだことに従って行動できるよう,以下のアイデアから,一つまたは両方(生徒にとってより役立つように)選びます。
次回に向けて
本コースの最初の4つの課で学んだことを生徒と簡単に復習するとよいでしょう。次に会うときに,これまで家族やほかの人たちに対して実践してきたことを発表する機会があることを提案してもよいでしょう。生徒が次の課の準備をする際に,自分の肉体について選択する事柄が,自分の家族や,自分のための神の計画にどのような影響を及ぼすかについて,注意深く考えてもらいます。