インスティテュート
第28課 教師用資料:永遠の家族を築くことへの希望を抱く


「第28課 教師用資料:永遠の家族を築くことへの希望を抱く」『永遠の家族 教師用資料』

「第28課 教師用資料」『永遠の家族 教師用資料』

第28課 教師用資料

永遠の家族を築くことへの希望を抱く

家族の状況がどうあれ,わたしたちは皆,永遠の家族を築くことができるという希望を持つことができます。本課は,永遠の家族を築くうえで成功を収めるために主が助けてくださることを生徒がよりよく理解する助けとなります。また,本課は生徒にとって,「永遠の家族」コースで学んだことや経験したことを,これからどのように応用していくかを分かち合い,決める機会となります。

教えるための提案

主はわたしたちが永遠の家族を築くうえで成功できるよう助けたいと望んでおられる。

注:レッスンの最初の部分のために,生徒にとって最も祝福となる教えるオプションを慎重に選択してください。レッスンの最後の部分のために,必ず20分ほど時間を残すようにしてください。

レッスンの始めに,生徒に次の質問について深く考えてもらい,考えたことを記録してもらいます。

  • 永遠の家族を築くうえで,どのような希望を抱いていますか。

十分な時間を取った後,差し支えなければ数人の生徒に自分の考えを発表してもらいます。

準備資料のセクション2にあるデビッド・A・ベドナー長老の言葉から,次の真理を見せます。「皆さんは,主の助けを受けて永遠の家族を作ることができます。」(「結びつける輪」〔ヤングアダルト対象のワールドワイド・ディボーショナル,2017年9月10日〕,broadcasts.ChurchofJesusChrist.org

生徒がこの真理に対する理解を深め,クラスの準備をする中で学んだことを分かち合えるよう助けるために,以下の活動の中から一つ選びます。

オプション1

準備資料のセクション1にある「自分の考えを記録する」活動で,主を信頼し,主の助けを求める人々を主がどのように助けてくださるかについて,聖文や自分の家族の経験から例を見つけるよう勧められていたことを生徒に思い起こしてもらいます。生徒に数分時間を取り,自分の例と質問に対する自分の答えを見直してもらいます。

生徒を二人一組または小グループに分けます。十分な時間を取り,生徒にそれぞれの例と答えを分かち合ってもらいます。

生徒が分かち合いを終えたら,次の未完成の文をホワイトボードに書きます。「_______常におぼえておきなさい。」生徒一人一人に小さな紙とテープを配ります。グループディスカッションで学んだことに基づいて,永遠の家族を築くことに対して希望を抱く助けとなる真理を形造るために,ホワイトボードの文をどのように完成させるかを生徒に書いてもらいます。その後,生徒に教室のあちこちに紙を貼ってもらいます。(クラスが小さい場合は,この活動に調整を加え,生徒に答えをホワイトボードに書いてもらうとよいでしょう。)

数分の時間を取り,生徒に部屋の中を歩き回ってもらい,それぞれが書いた言葉を読んでもらいます。生徒が読み終えたら,覚えておきたいと思ったその他の真理や自分が受けた印象を書き留めるよう生徒に勧めます。

オプション2

義にかなった家族の規範を自分の家族の中で経験したことがないために,中には永遠の家族を築くことに対して希望をもつのが難しい人がいるかもしれないことを説明します。

  • 預言者アブラハムの経験から,わたしたちに希望を与えてくれるどのようなことを学べるでしょうか。(準備資料のセクション2でアブラハムについて学んだことを思い出すよう生徒に勧めます。)アブラハム1:2を一緒に読むとよいでしょう。その後,生徒が次のような真理を見つけられるよう助けます。「家庭環境がどうであったかにかかわらず,わたしたちは自分の家族の転機となり,義を選ぶことができる。

  • 家族の中で,義にかなった家族の規範を始める(または継続する)のに貢献した人がいるとすれば,それはだれですか。その人の決断は,あなたの人生にどのような違いをもたらしましたか。

一人の生徒に,準備資料のセクション2にあるデビッド・A・ベドナー長老の言葉の第3段落と第5段落を声に出して読んでもらいます。

  • 主はあなたが「自分の鎖を強め……恐らく,壊れた輪を直す助けも」できるよう,どのように助けてくださるでしょうか。(「つながりの輪」)(クラスで話し合うのではなく,この質問に対する答えを記録するよう生徒に勧めてもよいでしょう。)

生徒に,始めるべき,または続けるべき,あるいは廃止するべき家族の規範について深く考えるように勧められた質問について振り返ってもらいます(準備資料のセクション2参照)。浮かんだ考え,あるいは受けた印象を書き留めるように生徒に勧めてください。

わたしたちは学んだことを振り返り,それを実践する方法を計画することで祝福を受けます。

教え方と学び方を改善する

生徒が振り返る時間を取ってください。生徒が時間を取って,福音の真理が自分の思いと心と生活にどのような影響を与えたかについて振り返るとき,学んだことにさらに深い目的と意味を見いだすことができます。生徒に,学んだことや感じたことをどのように活かすかを考えるよう励ますことは,生徒の改心を深める助けとなります。

家族—世界への宣言』(ChurchofJesusChrist.org)を掲示するとよいでしょう。生徒に,このコースを通じて,永遠の観点から家族に関する教えを研究する機会があったことを思い起こしてもらいます。

このコースのレッスンのタイトルを掲示するか,生徒に自分の機器で参照してもらいます。生徒が本コースを通して学び,感じ,経験したことを振り返る助けとなるよう,レッスンのタイトルを見直す時間を取ります。その後,生徒に,自分の考えを分かち合ってもらいます。さらに話し合いを進める助けとなるよう,次のような質問をするとよいでしょう。

  • このコースは,結婚と家族に関する主の教えに対するあなたの理解と証にどのような影響を与えましたか。

  • このコースで得た,最も大きな収穫はどのようなものですか。

  • このコースを通して,天の御父とイエス・キリストについてどのようなことを学びましたか。御二方との関係はどのように強められましたか。

このレッスンを終えるにあたり,一人の生徒に,準備資料のセクション3にあるM・ラッセル・バラード会長の話を声に出して読んでもらうとよいでしょう。次の質問を提示して,数分時間取り,生徒に自分の考えや印象を書き留めてもらうと役立つでしょう。

  • このコースで学び,経験したことによって,あなたの生活はどのように変わるでしょうか。どのようにしたら,さらにイエス・キリストのようになれるでしょうか。

時間があれば,天の御父の幸福の計画における家族の大切さについて証を述べたい生徒に,証を分かち合ってもらうとよいでしょう。あなた自身の証も分かち合うとよいでしょう。そして,生徒に引き続きインスティテュートに参加するよう勧めてください。