「4:深く考える」『主に力を見いだす:レジリエンスを高める』
「4:深く考える」『主に力を見いだす:レジリエンスを高める』
ダリン・H・オークス管長は,どのような状況においてもキリストはわたしたちを強める力をお持ちであることを教えました。「ですから主は,人の苦闘,心痛,試練,苦痛を御存じなのです。それは,主が贖罪の本質的な部分として,それらを進んで経験されたからです。それゆえに,主の贖罪を通して,主は人を救うことがおできになります。すなわち,すべてに耐える強さを人にお授けになれるのです。……
……救い主の贖罪には,確かに,万人の復活による不死不滅を保証し,悔い改めとバプテスマにより罪から清められる機会を与える以上の力があります。主の贖罪は,さらに,死すべき状態の重荷を負う強さを与えるために,死すべき状態の人間の弱さをすべて経験された御方に助けを請う機会をも提供してくれるのです。主はわたしたちの苦痛を御存じで,わたしたちのためにおられます。良いサマリヤ人のように,主はわたしたちが道端で傷ついているのを見つけられると,傷に包帯をして,介抱してくださるでしょう(ルカ10:34参照)。人を癒し強めるイエス・キリストとその贖罪の力は,それを求めるわたしたち全員のためにあるのです。」(ダリン・H・オークス「イエス・キリストの贖罪により強められる」『リアホナ』2015年11月号,61-62,64)
いつも救い主を覚えていることは,わたしたちがストレスや不安にうまく対処するうえでどのような助けとなるでしょうか。
完璧主義とは,すべてにおいて完璧でなければ,自分は失敗者であり,神やほかの人たちから見て不十分であるという信念のことですしかし,わたしたちは,主がわたしたちに弱さを与えて,わたしたちが謙遜で素直でいられるようにしてくださっていることを知っています(エテル12:27参照)。
完全に関して,ジェフリー・R・ホランド長老は次のように教えています。
「真の完全に至る唯一の希望は,天からの贈り物として賜るものなのです—「獲得」することはできません。このようにキリストの恵みにより,わたしたちは悲しみや罪から救われるだけでなく,自分を責めるというなかなか治らない性癖からも救われるのです。……
兄弟姉妹の皆さん,この世でしばしば到達できる状態よりももっとキリストのような生き方がしたいと,わたしたちのだれもが切に願っています。それを正直に認めて改善しようとするとき,わたしたちは偽善者とならず,〔本来の〕人間となるのです。……辛抱強く努力を続ければ,永遠のどこかでわたしたちの精錬が終わります。それが新約聖書で言う完全なのです。」(「それだから,あなたがたもいずれ完全な者となりなさい」『リアホナ』2017年11月号41,42)
自分自身への思いやりを増し,完璧主義を減らすための4 つの原則です:
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自分の思いや感情,行動における完璧主義に気づくようになる。
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自分の思い,感情,行動に疑問を投げかける。
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間違いを人生の一部として受け入れ,間違いを犯すことを恐れない。
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自分自身への思いやりを育み,自分の不完全さを含めて自分自身を受け入れ,愛する。
“Perfectionism: Will I Ever Be Good Enough?”(「完璧主義:十分な者となる日は来るのだろうか」)はsrs.ChurchofJesusChrist.org/videosで入手可能です〔3分54秒〕。
オリビアはどのようにして自分に対してより思いやり深くなり,自分の完璧主義に疑問を投げかけましたか。
グループでの経験をより良いものとするために,何ができるでしょうか。