「9:わたしの礎:一つになり,ともに仕える」『主に力を見いだす:レジリエンスを高める』 「9:わたしの礎: 一つになり,ともに仕える」『主に力を見いだす:レジリエンスを高める』 わたしの礎:一つになり,ともに仕える—所要時間:20分以内 深く考える: 人々に仕えるために自分を捨てることは,実際どのように自分自身を救うことになるのでしょうか。 視聴する: 「主の方法で」はhttps://jp.churchofjesuschrist.org/srs/my-foundation-videos?lang=jpnで視聴できます。(動画を視聴することができない場合は,「主の方法で」の台本を読んでください。) 「主の方法で」 動画を視聴することができない場合は,この台本を読んでください。 ヘンリー・B・アイリング管長: 教会福祉プログラムの根底にある原則は,一つの時代や場所に限定されない普遍的なものです。それらは,あらゆる時代,あらゆる地域のために用意されたものです。…… それを実施する方法は明確です。より多く蓄えてきた人々は,助けを必要とする人々に手を差し伸べるために,自らを低くします。豊かに持つ人は,助けが必要な人々の苦難を和らげるために,それぞれの快適さ,時間,スキル,リソースの幾分かを自発的にささげるべきです。そうした助けは,助けを受ける人の力が増し加えられて自立し,さらにはほかの人々を世話できるようになる方法で与えられるべきです。このように,「主の方法」で行えば,驚くべきことが起こるでしょう。与える者と受ける者が,ともに祝福されるのです。 (Adapted from an address given by President Eyring at the dedication of the Sugarhouse Utah Welfare Services Center, June 2011, ChurchofJesusChrist.org) ディーター・F・ウークトドルフ管長: 兄弟姉妹の皆さん,わたしたちには聖約を交わした者として,ほかの人が何を必要としているかを敏感に察知して救い主のように奉仕する責任があります。 祈りの答えは祈っているときではなく,主のため,周りの人たちのために働いているときに与えられることが多いものです。無私の奉仕や献身的な行いはわたしたちの霊を清め,霊の目からうろこを取り除いて天の窓を開きます。ほかの人の祈りの答えとして働くときに自分の祈りの答えを見いだすことがよくあります。 (「ダマスコに行く途中でとどまる」『リアホナ』2011年5月号,76) 話し合う: 人々に仕えることは,あなたの人生においてどのように天の窓を開いてくれるでしょうか。 読む: ほかの人がすでに持っているものを自分も受けるにふさわしいと感じ,それを持っていないということで腹立たしさを覚える人がいます。自分が受けるに値しないものを,受ける権利があると感じている人もいます。これらの二つの罠は,本質的な真理を理解する妨げとなります。すなわち,すべてのものは神に属するものだということです。腹立たしさや権利意識は,人々の必要に焦点を当てることによって克服することができます。 読む: 以下の関連聖句およびヒンクレー大管長の言葉: 「あなたがたが同胞のためにつとめるのは,とりもなおさず,あなたがたの神のためにつとめるのである。」(モーサヤ2:17) 「さて,……日々罪の赦しを続けて受けるために,自分の持っている分に応じて,それぞれ持ち物を貧しい人に分け与えるようにしてほしい。例えば,飢えている人に食べさせ,着る物のない人に着せ,病人を見舞い,各々の入り用に応じて霊的にも物質的にも助けを与えることである。」(モーサヤ4:26) 「皆さんが一つとなるとき,その力に限界はありません。皆さんは自分たちの望むどんなことでも達成することができます。」(ゴードン・B・ヒンクレー「母親としての最も大きなチャレンジ」『リアホナ』2001年1月号,112) 読む: 以下の教会指導者の言葉: 「物心両面で自立する目的は,援助を必要とする人を引き上げられるように自分を高めることなのです。」(ロバート・D・ヘイルズ「本心に立ち返る:聖餐,神殿,奉仕による犠牲」『リアホナ』2012年5月号,36) 「わたしたちが協力するときには,……わたしたちはどのようなことでも達成できます。そのようにするときに,人が独りで立ち向かうときに直面する弱さは打ち消され,一緒に仕える大勢の人たちの強さが,それに取って代わるのです。」(Thomas S. Monson, “Church Leaders Speak Out on Gospel Values,” Ensign, May 1999, 118) 決意する: だれかに奉仕するために立てた計画に基づいて行動する。