「2:学ぶ」『主に力を見いだす:レジリエンスを高める』
「2:学ぶ」『主に力を見いだす:レジリエンスを高める』
思考パターン
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説明
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例
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全か無か
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物事や人を,完全に良い,あるいは完全に悪いものとして見る「常に」や「決して」のような単語が入る言葉を使う
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「わたしは常に間違ったことを言う」
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レッテル貼り
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起こった事柄について,大ざっぱあるいは不正確な発言をする
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「この交際は終わった。だからわたしは十分に良い人間ではない」
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結論の飛躍
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他人の考えを勝手に解釈したり,最悪の結果を想定したりする
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「だれもがわたしを笑っているに違いない」
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個人化
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実際には多くの要因が絡んでいるにもかかわらず,自分や他人を責める
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「彼らは折り返し電話をくれなかった。わたしに対して怒っているに違いない」
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感情的決めつけ
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自分の感情に基づいて状況を判断する
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「罪の意識を感じる。わたしが何か悪いことをしたに違いない」
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過度の一般化
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一つの経験をすべての経験に当てはめて一般化する
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「この課題ではひどい失敗をしてしまった。クラスにとどまる必要はないだろう」
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心のフィルター
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ネガティブな細部に注目し,それをくよくよと考え続ける
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「今日は何もうまくいかなかったように感じる。失敗ばかりだった」
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マイナス思考(プラスの否定)
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ポジティブな経験を大したことではないと考え,一切認めようとしない
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「娘が朝食を食べたからといって,それが何だというのか。娘は,一日中かんしゃくを起こしてばかりだった」
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拡大解釈,過小解釈
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自分の弱点を大げさに言ったり,他人の長所と比較したりする
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「わたしはめったに家族のために夕食を作らないし,作ったとしても,彼女が作る夕食にはとうていかなわない」
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「すべき」思考
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物事がどうあるべきか,どうあってはならないかを自分に言い聞かせる
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「あんな風に失敗するべきじゃなかった」
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