教義と聖約を通してもたらされる救い主に対する力強い証を感じ,救い主の贖罪に対する証を強められるようにする。
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本課の聖句を祈りの気持ちで研究する。8-9ページの聖句を研究する際にどの聖句が生徒にとって最も助けになるかを判断する。選んだ聖句に親しんで,レッスンで使う準備をする。
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『生徒用学習ガイド』(35686 300)の2課の資料に目を通し,レッスンで学習ガイドを参照する方法を計画する。
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以下の絵を入手できる場合は,レッスンで利用できるように準備しておく。「イエス・キリスト」(『福音の視覚資料セット』240);「ゲツセマネで祈られるイエス」(『福音の視覚資料セット』227);「十字架」(『福音の視覚資料セット』230)。レッスンの間,「イエス・キリスト」の絵を掲示しておくとよい。
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「導入」にある活動を行う場合は,木の枝を準備する。
黒板に「弁護者」と書く。主は教義と聖約の中で何度か,御自身をわたしたちの弁護者であると述べておられることを説明する(教義と聖約29:5;45:3;62:1;110:4)。
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弁護者とはどのような意味でしょうか(他人の主張を訴えてくれる人)。
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教義と聖約45:3-5を生徒とともに読む。わたしたちにはなぜ「父に対する弁護者」が必要なのでしょうか。4節と5節で,わたしたちが永遠の命を受けるべきであることを御父に示すために,救い主はどのような証拠を差し出されるでしょうか(まず,救い主は贖罪,すなわち御自身が受けられた苦しみ,死,血について語られる。次に救い主は主を信じるわたしたちの信仰について語られる)。
教義と聖約には60以上のイエス・キリストの称号が記されており,一つ一つに特別な尊敬の念が込められていることを説明する。例えば,主は御自身を指して「贖い主」「救い主」「世の光であり命である」と述べておられる。
末日聖典合本の『聖句ガイド』25ページを生徒たちに開いてもらい,イエス・キリストのほかの称号を探す。見つけたものを黒板に書き出す。
キリストの光はわたしたちの良心を指していると言われることがあるが,実際にはそれ以上の意味があることを説明する。キリストの光について生徒の理解を広げるために,『聖句ガイド』の212-213ページにある「光;キリストの光」の項を読むように言う。その後に,教義と聖約88:6-13;93:2;モロナイ7:13,16-19を読むように言う。