ライブラリー
教会の評議会に効果的に参加するにはどのようにすればよいでしょうか


教会の評議会に効果的に参加するにはどのようにすればよいでしょうか

主の教会は, 評議会によって管理されています。神権指導者の指示の下, 指導者は個人,家族, 教会の福利のために協議します。効果的な評議会では,評議会の構成員が神の王国を築くために,一致して聖霊の導きを求め,十分に意見を述べるよう勧められています。評議の場で啓示を受ける方法を学べば,会長会,ビショップリック青少年委員会, 家族会議などにも効果的に参加できるようになります。

霊的に備える

評議会の一員となったのはいつでしょうか。主の御業の中でどのような経験が評議会の重要性を理解する助けになったでしょうか。

青少年はどのような評議会 (例えば,クラスや定員会会長会あるいはビショップリックの青少年委員会)に参加したことがあるでしょうか。青少年は評議会の目的をどれくらいよく理解しているでしょうか。

以下の資料を使って教会における効果的な評議会の原則を自分で理解します。その後,青少年が学習に取り組む方法を計画するうえでこの概要の残りの活動がどのように役立つか検討します。評議会に参加したあなた自身の経験も効果的に教えるうえで役立ちます。

マタイ18:20(主の名によって集まっている所には,主御自身もその中におられる)

モロナイ6:4-5 (教会員は人の幸いについて互いに語り合うためにしばしば集まった)

教義と聖約38:27(わたしたちは一致するよう命じられている)

教義と聖約88:122(すべての人が語り,耳を傾ける機会がある場合に教化が生じる)

ヘンリー・B・アイリング「神権によって学ぶ」『リアホナ』2011年5月号,62-65

ビデオ― 「評議会に参加する」指導者訓練ライブラリー

4:42

救い主の方法で教える

救い主は御自身が教えられた人々に質問する機会と自分の考えを分かち合う機会をお与えになりました(ルカ10:25-37を参照)。主は彼らの質問に答え,彼らの経験に耳を傾けられました。青少年が質問し,自分の考えを分かち合うにはどのように励ますことができるでしょうか。

関連づける

毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。

  • 青少年に福音について有意義な方法で学んだ経験を分かち合ってもらいます。教会,セミナリー,家庭の夕べ,個人の聖文研究,毎日の生活から得た経験を話しても構いません。

  • 青少年にクラスや定員会会長会,ビショップリック青少年委員会など,教会の評議会に参加した経験を分かち合うよう勧めます。その会の準備として彼らは何をしたでしょうか。参加するために何をしたでしょうか。評議会は主の業を成し遂げるうえでどのような助けをしたでしょうか。

一緒に学ぶ

以下の活動は,青少年が教会の効果的な評議会の原則を理解するのに役立ちます。御霊の導きに従って,あなたのクラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。このセクションの最後にある評議会の模擬体験に青少年が参加する時間を取ります。

  • この概要で提案されている参照聖句をホワイトボードに書きます。各生徒に聖句を選んで研究し,その後,なぜ主は御自身の御業を達成するために評議会を用いられるか考えてもらいます。もし一人の人がほかの人の助言を求めずにすべての決定をした場合,それがあまり効果的でないのはなぜでしょうか。青少年はこれらの原則を自分の家族の関係にどのように応用できるでしょうか。

  • ビデオ「評議会に参加する」を視聴させます。実りある評議会の重要な要素を探し,それを書き留めるよう青少年に勧めます(御霊に従う,互いに耳を傾け合う,割り当てを与え,受けるなど幾つかの例が挙げられます)。これらの原則が,評議会やそのほかの場面で適用されるのを目にした経験を分かち合うよう,青少年に勧めます。

    4:42
  • 何人かの青少年にヘンリー・B・アイリング管長が祭司定員会に所属していた青少年時代の経験(アイリング管長の説教「神権によって学ぶ」)を読むように勧め,残りの青少年には20年後にビショップを務めていたときの話(同じ説教)を読むように勧めます。彼らにその話を互いに教え合ってもらいます。これらの話から彼らは評議会について何を学ぶことができるでしょうか。主の御業を行う手段としてなぜ評議会がそれほど効果的なのでしょうか。青少年がともに協議する機会はほかにどのようなものがあるでしょうか。

以下の活動は評議会に参加する経験を青少年に与える機会となります。この活動によって彼らの理解は深められ,クラスの外で学んだことを実践するよう備えられます。

  • 上記の活動の一つを終えた後,評議会に参加するロールプレイをすることによって学んだ原則を実践するよう青少年に勧めます。各生徒に果たす役割を割り当て,彼らにともに話し合えるテーマ,例えば,ワードの会員が敬虔や慎みの大切さを理解できるようなテーマなどを選択してもらいます。

青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。彼らは教会の評議会に効果的に参加する方法を理解しているでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このトピックにもっと時間を費やすべきでしょうか。

教師へのヒント

「レッスンが始まる前に質問を黒板に書き出しておくことによって,生徒にレッスンの始まる前からテーマについて考えさせることができる。」(『教師,その大いなる召し』93)

行動するように勧める

青少年に評議の場(召し,自分の家族,セミナリーのクラスリーダーとしての役割に関する集会)に参加するときに今日学んだことや実践したことを応用するよう勧めます。次のクラスの初めに,自分たちの経験を分かち合うように勧めます。