ライブラリー
救いの計画について学ぶときに教会の音楽をどのように使うことができるでしょうか


救いの計画について学ぶときに教会の音楽をどのように使うことができるでしょうか

大管長会は次のように教えています。「賛美歌を歌うことが,すばらしい説教となることもあります。賛美歌は,人を悔い改めと善い行いへと駆り立て,証と信仰を強めてくれます。また,疲れた者を元気づけ,悲しむ者を慰め,そして最後まで堪え忍ぶように励ましを与えてくれます。」(『賛美歌』,ix)救いの計画に関連したものも含め,福音のほとんどの原則は賛美歌やほかの教会の音楽から大いに学ぶことができます。

霊的に備える

あなたは賛美歌やほかの教会の音楽からどのような福音の真理を学んだことがありますか。音楽はあなたの証と信仰にどのような影響を与えましたか。どんな経験から音楽の持つ力を学びましたか。

音楽はあなたが教える青少年の生活にどのような影響を与えていますか。音楽が持つ人を高める力について教えるとき,どの青少年が助けとなれると思いますか。

よく祈って,以下の聖文と資料を研究してください。青少年と分かち合うべきだと感じるのはどれですか。

コロサイ人への手紙3:16(賛美歌や音楽を通じて互いに教え合う)

教義と聖約25:12(義人の歌は主への祈りとなる)

ダリン・H・オークス「音楽による礼拝」『リアホナ』1995年1月号,11-13

音楽とダンス」『若人の強さのために』22-23

「大管長会はしがき」『賛美歌』9-10

救い主の方法で教える

救い主は教える人々を信頼しておられました。主は彼らを備えられ,教え,祝福し,人に仕えるという重大な責任をお与えになりました。青少年を教えるというあなたの召しは,救い主があなたを信頼していることを証明するものだとどのように分かりますか。どうしたら青少年に,彼らの教える能力を信頼していることを示すことができるでしょうか。

関連づける

毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。

  • 救いの計画について友人に話したいと思うことを青少年に分かち合ってもらいます。友人が学ぶのを彼らはどのように助けることができますか。

  • クラスで賛美歌から「大管長会のはしがき」(9-10ページ)を読んでください。青少年に,大管長会がわたしたちに勧めていることや約束された祝福について,ホワイトボードに箇条書きに書いてもらいます。

一緒に学ぶ

以下の活動は,青少年が救いの計画についてもっと学ぶために教会の音楽を使うのに役立つでしょう。御霊の導きに従って,あなたのクラスに最も適していると思うものを一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • 青少年に救いの計画に関連した音楽を探すために賛美歌や子供の歌集の主題別索引の使い方を教えます。それぞれの青少年が賛美歌,または子供の歌を選び,歌詞や関連した聖句(楽譜右下にあります)を学ぶよう勧めます。賛美歌の歌詞から,青少年は救いの計画について何を理解することができますか。

  • 教会の音楽で得た霊的な経験を分かち合ってもらいます。その経験を彼らにとって意義深いものにしたのは何でしょうか。音楽はどのようにして,ほかの福音の真理を教える助けとなり得るでしょうか。

  • 「前世」,「現世」,「死後の世界」という見出しをホワイトボードに書きます。「高きに栄えて」(『賛美歌』180番)を歌うか,聴くかしてもらいます。この賛美歌が,救いの計画のこれらの3つの段階について何を教えているか見つけるよう話し,分かったことをホワイトボードに書いたそれぞれの見出しの下に書き込んもらいます。青少年はほかにこの賛美歌から,天の御父の計画についてどんなことを学べるでしょうか。救いの計画について教える賛美歌や子供の歌として,ほかに何が思い浮かぶでしょうか。青少年に御霊が音楽を通してわたしたちに教える方法についての思いや気持ちを分かち合うように勧めます。

青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。御霊によって学ぶことがどういう意味か理解できたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やすべきでしょうか。

教師へのヒント

「青少年に質問に答える準備をさせるために,何かを読んだり,提示したりする前にあらかじめ青少年から意見を求めるつもりでいることを告げておくとよい。例えば,『これから読む聖句を聞いて,いちばん関心を持ったことを話してください』あるいは『この聖句を読んでいる間,主が信仰について何を語りかけようとしておられるかを理解できるよう注意していてください』などと言うことができる。」(『教師,その大いなる召し』69)

行動するように勧める

音楽を使って教え,学ぶことについて今日学んだことを青少年に深く考えてもらいます。彼らは学んだことにより何をしようと動機づけられましたか。彼らの福音の学習にどのような影響を与えますか。彼らの音楽についての考え方でしょうか。彼らの将来教える機会でしょうか。