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ほかの人がさらにキリストのような人になるのを助けるため,どのように聖文を使うことができるでしょうか


ほかの人がさらにキリストのような人になるのを助けるため,どのように聖文を使うことができるでしょうか

イエス・キリストは最良の教師であられます。イエスは福音を教えるために聖文をお使いになりました。末日聖徒の預言者たちは,福音をほかの人に教える際,聖文と生ける預言者の言葉に代わるものはないと教えています。聖文から教えるには,わたしたち自身が聖文を学ぶ必要があります。それから聖典からの話や例を分かち合い,教える相手が聖文を自分たちに当てはめるのを助けることができます。

霊的に備える

福音の原則を教える際,あなたが最近用いた聖文はどれでしょうか。聖文を研究することは,あなたがより良い教師になるうえでとのような助けとなりましたか。教える際,あなたはどのように聖文を用いていますか。

青少年にとって最も大切な,あるいは関連のある聖典の物語や聖文はどれでしょうか。青少年が教える際に聖文を使うことはなぜ大切でしょうか。

よく祈りながら,以下の聖文とリソースを研究してください。教える際に聖文を使いたいという気持ちを青少年に起こさせてくれるものはどれでしょうか。

マタイ12:1-8;13:38-41(聖文を当てはめる救い主の模範)

ルカ4:17-27(聖文を使ってナザレの人を教えられるイエス)

3ニーファイ23:1-6(聖文を使ってニーファイを教えられるイエス)

「聖文から教える」の項,ジェフリー・R・ホランド「教会で教え,学ぶ」『リアホナ』2007年6月号,62-65

Face to Face:ベドナー長老夫妻」(高慢)-(開始後約32分から36分)

救い主の方法で教える

救い主は,自分で聖文について考え,自分の疑問に対する答えを見いだすために聖文を用いるよう人々に教えられました。救い主と同じように教えるよう青少年を促すにはどうすればよいでしょうか。

ビデオ―「何を教えるかを決める」

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関連づける

毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。

  • お気に入りの聖文を発表するように言います。その聖文はなぜ自分にとって大切なのでしょうか。

  • ほかの人を教える際に聖文をお使いになった救い主の模範が記されている聖文を読むように言います。この概要に提示されている聖文や,あなたが知っている聖文などを使うとよいでしょう。次のような質問について青少年と話し合います。「救い主は教える際なぜ聖文をお使いになったのでしょうか。」聖文を用いることにより,教える相手にどのような影響を与えたでしょうか。青少年が教える機会にはどのようなものがあるでしょうか。青少年は教える際どのように聖文を用いることができるでしょうか。

ともに学ぶ

以下の活動は,ほかの人がさらに救い主に似た人となる助けとして聖文を用いる方法を理解するうえで役立つでしょう。御霊の導きに従って,クラスにもっとも適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • 聖典の中の学習支援資料(例えば,脚注や章の前書き,聖句ガイドなど)を教師として実際に使ってみせましょう。聖典の学習支援資料を使って家庭の夕べのレッスンを準備し,ほかのクラスで学んでいるキリストの属性の一つについてレッスンをするよう青少年に言います。可能ならば,準備したことを何人かに発表してもらいます。

  • 青少年に,幼い子供たちにキリストのような特質について教えるよう頼まれたと想定してもらいます。そして教える際には,良いサマリヤ人(ルカ10:25-37) や失われた羊(ルカ15:1-7)など,聖典からの話を使うことになっていると話します。 謙遜というキリストのような特質について教えるに当たり,青少年にビデオ「Face to Face:ベドナー長老夫妻―高慢」(開始後約32分から36分)を見せ,モーセの経験(モーセ1:1-11)とニーファイの経験(2ニーファイ4:12-35)について話してよいでしょう。 『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の180-181ページに出ている指針を参考にして,聖文の話や自分の選んだ経験談を話しながら子供たちにどう教えたらよいか,計画を立てるよう青少年に言います。可能であれば,教える練習をする時間を彼らのために取り,彼らが自分の話を子供たちに教える機会を持てるよう手配します。

  • 聖文について教える際にコンテキストを提供する方法を見せるために,司令長官モロナイと自由の旗についての物語を話します。例えば,アルマ46:12-13を読む前に1-11節の背景をかいつまんで説明するとよいでしょう。背景を理解することが,聖文の物語を理解するうえで助けとなるのはなぜか尋ねます。聖文を一つ選び,背景や人物の経歴を説明しながらその聖文を教える練習をするように言います。

  • 聖文の中の特定のものを探すよう促す方法をやってみせます。キリストの属性に関する聖句を見つけて,その聖句を読みながら,学び手に探してもらうとよいことを見つけるように言います。「探す」アプローチを使って,割り当てられた聖文をクラスの皆に教えてもらいます。

青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。青少年は,ほかの人がキリストのもとに来るのを助けるために聖文を用いる方法を理解しているでしょうか。どのような感情や印象があるでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やす方がよいでしょうか。

福音の学習技術

脚注を使う。この項の最初の活動として,青少年は脚注などの聖文学習支援資料を使うよう勧められています。キリストの属性に関する節を読み,その節の脚注を研究し,以下の質問に答えるように言います。「この脚注は,この節についてさらにどのようなことを教えてくれているだろうか。」自分で聖文を研究する際,脚注を頻繁に参照するよう青少年に勧めます。

行動するように勧める

福音の学習や教え方を改善するために,授業で学んだことをどのように用いることができるか青少年に尋ねます。ほかの人を教える際に聖文を用いた経験について,いつかクラスで発表するよう促します。