教える相手にどのように愛を示すことができるでしょうか
イエス・キリストは教える相手を愛されました。イエスは教える相手のために祈り,愛を示す機会を見つけられました。教える相手のために祈り,無私の心で彼らに仕えることにより,彼らに対する愛を育むことができます。教える相手は,わたしたちが心から彼らを愛していることを感じると,心を和らげ,わたしたちが教える真理に対してもっと心を開きます。
霊的に備える
よく祈りながら,これらの聖文とリソースを研究してください。教える相手を愛することの大切さを青少年が理解するうえで助けとなるのはどのようなことでしょうか。
ヨハネ13:34(わたしたちは,イエス・キリストがわたしたちを愛しておられるようにほかの人を愛するべきである)
モーサヤ28:1-3;アルマ17:21-39;20:21-27(アンモンは教えていたレーマン人に愛を示した)
モロナイ7:45-46(慈愛がなければわたしたちは何の価値もない)
トーマス・S・モンソン「偉大な教師の模範」『リアホナ』2007年6月号,74-80
ビデオ:「生徒を愛する」
関連づける
毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。
-
一人の生徒に,個人学習で最近読んだ聖文を読んで聞かせるように言います。学んでいることについて質問はないでしょうか。
-
教師から愛されていると分かるのはどのようなときか尋ねます。教師が愛を示すのが大切なのはなぜでしょうか。青少年は,教える相手に愛を示したことがあるでしょうか。ヨハネ13:34を読んで,救い主が教える相手に愛を示された方法について話し合います。
ともに学ぶ
以下の活動は,青少年が教える相手を愛する方法を理解する助けとなるでしょう。御霊の導きに従って,クラスにもっとも適した活動を一つ,または幾つかの活動を選択してください。
-
モロナイ7:45を読み,慈愛のある人を表す語句を探し,それらの特質を自分の言葉で説明するように言います(必要に応じて,聞き慣れない言葉があれば定義が分かるよう助けます)。それらの語句から一つを選び,それを教えることにどのように関連づけることができるか説明するように促します。ほかの人を教える機会にはどのようなものがあるか尋ねます。教会内とその他の場面について考えます(家庭,学校,日常生活)。より良い教師になるために,モロナイ7:45のどの属性を育みたいか尋ねます。何人かの青少年に考えを発表してもらいます。
-
トーマス・S・モンソン大管長の説教「偉大な教師の模範」の「受けるよりは与えるほうが,さいわいである」の項を読むか,ビデオ「生徒を愛する」を見せ,次の質問をします。「これらの例に出てくる教師たちは,教える相手に愛を示すために何をしましたか。」青少年が教える機会にはどのようなものがあるでしょうか(教会内や,その他の教える機会)。教師として愛を示す方法を計画するように言います。何人かに自分の計画を発表してもらいます。
5:0 -
ラモーナイの群れを守るアンモンの絵(『福音の視覚資料集』78)を見せて,物語を自分の言葉で話すよう生徒に言います(アルマ17:21-39参照)。何人かの青少年に,モーサヤ28:1-3を読み,「レーマン人に福音を教えたいという気持ちをアンモンとその兄弟に引き起こしたのは何でしょうか」という質問の答えを探すように言います。ほかの生徒はアルマ20:21-27を読み,「アンモンの愛はラモーナイ王の父にどのような影響を与えましたか」という質問の答えを探すように言います。見つけたことを発表し,アンモンの模範に倣って自分にできることを具体的に考えるように言います。
青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。青少年は,教える相手に愛を示す方法を理解しているでしょうか。どのような感情や印象がありますか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やす方がよいでしょうか。
行動するように勧める
教える相手について考えるように励まします。その人たちに愛を示すためにできることをなにか選ぶように勧めます。