神権について教える際にどのように話を活用することができるでしょうか
話はレッスンの内容を豊かにし,生徒の興味をとらえます。話は義にかなった実例を示し,イエス・キリストの教えに従うことからもたらされる祝福を明らかにします。聖典,生ける預言者の言葉,わたしたちの生活にはたくさんの話があり,わたしたちはそれを活用して人々に神権について教えることができます。
霊的に備える
よく祈ってこれらの聖文と資料を研究してください。青少年が話を使って神権についてほかの人に教える方法を理解するときに,どのような助けを与えることができますか。
ルカ10:1(救い主が七十人を聖任する)
使徒3:1-9(ペテロが足の不自由な男を癒す)
使徒8;14-24(シモンが金で神権を得ようとする)
3ニーファイ18:1-9(イエスが聖餐を執り行う)
ディーター・F・ウークトドルフ「誠実であることについて」 『リアホナ』2015年5月号,80-83
デビッド・A・ベドナー「天の力」『リアホナ』2012年5月号,48-51
L・トム・ペリー「アロンの神権」『リアホナ』2010年11月号,91-94
ビデオ―「自分自身を聖めなさい」,「戦時中の奇跡」
関連づける
毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。
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青少年に,個人学習,家族の学習,セミナリー,その他の教会のクラスで,自分たちが学んでいることをどのように応用しているか分かち合うよう勧めます。
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神権の証を強めた経験を青少年に分かち合ってもらいます。自分の経験を分かち合ってもよいでしょう。青少年になぜ経験を分かち合うことが神権について人に教える良い方法であるのか尋ねます。
一緒に学ぶ
以下の活動は,青少年が,神権についてほかの人に教えるときに話をどのように活用すればよいかを理解するのに役立ちます。御霊の促しに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
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青少年が聖餐会で神権について話をするよう依頼されたことを想像するよう勧めます。神権について教えるうえで,話の中に含めることのできる聖典の物語(例えば,癒しや神権の儀式の執行)を探してもらいます。必要に応じて,この概念の中で提案されている聖句を参照するのもよいでしょう。青少年が見つけた話をクラスで発表し,その話が神権について何を教えているのか,またそれを自分たちの話にどのように活用できるか説明するよう促します。
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一人一人に総大会の説教から神権に関する話を読むよう割り当てます(例えば,ディーター・F・ウークトドルフ管長の説教「誠実であることについて」の中のポチョムキン村についての話,デビッド・A・ベドナー長老の説教「天の力」の中のベドナー長老のお父さんについての話,L・トム・ペリー長老の説教「アロンの神権」の中のアロン神権アドバイザーの証)。 読んだ話を要約し,神権について何を教えているか青少年に説明してもらいます。 どのような機会に青少年はこれらの話を活用してほかの人に神権について教えることができますか。
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この概念の中で提案されているビデオを一つか二つ視聴させます。その話が神権について何を教えているか青少年に尋ねます。それらのメッセージによって強められそうな知人とビデオを分かち合うよう青少年に勧めます。友人や家族とそのビデオを分かち合う方法を提案するよう青少年を促し,今後のクラスで自分たちの経験を分かち合う機会を与えます。
青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。どんな思いや印象を抱いているでしょうか。どのように話を活用してほかの人に神権について教えるか理解できたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このトピックにもっと時間を費やすべきでしょうか。
行動するように勧める
今日学んだことを通して,何を実行しようと感じたか,青少年に尋ねてください。その気持ちに従って行動するよう励ましてください。御霊を求めて祈りながら,フォローアップする方法を考えてください。