証を述べるとはどういう意味でしょうか
証は,福音が真実であるということについて,聖霊から与えられる霊的な証拠です。証を述べるとき,わたしたちは御霊の力により真実であると知っていることを人々に宣言します。証の基となるのは,次の知識です。すなわち,天の御父は生きてわたしたちを愛しておられ,イエス・キリストはわたしたちの救い主であられること, 主の福音は預言者ジョセフ・スミスを通して回復され,そして末日聖徒イエス・キリスト教会が救い主の真の教会であるという知識です。
霊的に備える
以下の聖句と資料をよく祈って研究してください。証を述べるという意味を青少年が理解できるよう助けてくれるのはどの言葉でしょうか。
マタイ 16:13-19;モーサヤ 3:17;アルマ 5:45-48;7:13;教義と聖約 76:22-24 (聖文に含まれる証の例)
アルマ 4:18-20(証を述べるときにもたらされる力)
アルマ 11:39-41;12:1;15:12 (アミュレクの証がゼーズロムに大きな影響を与える)
ヘンリー・B・アイリング「神の証人」『聖徒の道』1997年1月号,35-38」
ディーター・F・ウークトドルフ「個人の証が持つ力」『リアホナ』2006年11月号,37-39
ダリン・H・オークス「証」 『リアホナ』2008年5月号,26-29
「しばしば証を述べる」『わたしの福音を宣べ伝えなさい』198-199
「たびたび証を述べる」『救い主の方法で福音を教える』 11
ビデオ―「たとえ雄弁でなくとも」 トーマス・S・モンソンの証。「教義と聖約および教会歴史視覚資料」(DVD)も参照
関連づける
毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。
一緒に学ぶ
以下の活動は,青少年が証を述べるとはどういうことかを理解する助けとなるでしょう。御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
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ディーター・F・ウークトドルフ管長の説教「個人の証が持つ力」の「証とは何でしょうか?」の部分を読むよう青少年に勧めます。読んだ内容に基づき,証とは何か,証でないものは何かについてのリストを作成するように言います。だれかの証を聞いて自分の信仰や証が強められた経験を分かち合ってもらいます。
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青少年に,ダリン・H・オークス長老の説教「証」のII を読み,証とほかの知識との類似点および相違点を見つけるよう勧めます。福音の真理についての理解を深めるために,青少年は何をすることができるでしょうか。
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証を述べる人々の例(このアウトラインで提案されているものなど)を聖文から見つけるよう青少年に勧めます。見つけたことを発表するときに,証を述べる様々な方法(改まった方法でも形式張らない方法でもよい)について話し合うように勧めます。ビデオトーマス・S・モンソンの証を見る青少年に,証を述べることについてモンソン大管長から学んだことを分かち合うように言います。
1:33 -
『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の「しばしば証を述べる」を読み,198-199ページの個人学習活動を行うよう青少年に勧めます。 自分の考えを発表してもらいます。次回証を述べるとき(教会の集会や友人との会話などにおいて)に,学んだことをどのように実践することができるでしょうか。
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ビデオ「たとえ雄弁でなくとも」を見せます。だれかの簡潔な,心からの証に心を動かされたときの経験を分かち合うよう青少年に勧めます。その証に心を動かされたのはなぜでしょうか。
5:59
青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。証を述べる方法が理解できたでしょうか。何を感じ,どんな印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やすべきでしょうか。
行動するように勧める
今週,証(改まった証でも,形式張らない証でもよい)を述べる機会を見つけるよう青少年に勧めます。今後のクラスで経験を分かち合うように言います。
証を日記に書くよう青少年に勧めます。