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救い主は,どのように福音の真理をなじみのある物事や経験になぞらえられたでしょうか


救い主は,どのように福音の真理をなじみのある物事や経験になぞらえられたでしょうか

イエス・キリストは偉大な教師であられます。イエスは,教える相手が福音の原則を理解する助けとなる物語やたとえ話,実際にあった例を紹介されました。わたしたちは自分の経験や福音の原則を身の周りの世界に関連付けて,救い主のように物語を使って教えることができます。

霊的に備える

最も記憶に残るイエスのたとえはどれですか。また,それはなぜですか。福音の原則に対する理解を深めてくれた比喩にはそのほかどのようなものがあるでしょうか。

イエスのたとえのうち,青少年にとって大切なのはどれでしょうか。福音の原則に対する青少年の理解を深めてくれる比喩にはそのほかどのようなものがあるでしょうか。救い主が比喩や物語を用いられた方法から,青少年は教えることについて何を学ぶことができるでしょうか。

よく祈りながら聖句と以下の資料を研究してください。どれを青少年と分かち合ったほうがよいと感じますか。

マタイ20:1-15;25:1-13,14-30;ルカ8:4-15;15:1-7,8-10,11-32。ビデオ「放蕩息子」(たとえの例)も参照

5:40

マタイ18:1-6(救い主は天国について教えるために,子供を例にされた)

マタイ5:13-16;ビデオ―「山上の垂訓―至福の教え」も参照。(救い主は弟子たちを塩と燭台の光にたとえられた)

2:4

L・トム・ペリー「信仰箇条に含まれている教義と原則」『リアホナ』2013年11月号,46ー48

ジェフリー・R・ホランド「ぶどう園の労働者たち」『リアホナ』2012年5月号,31-33

デビッド・A・ベドナー「あなたがたは再び生まれなければならない」『リアホナ』2007年5月号,19-22

救い主の方法で教える

救い主は,教える相手が自分自身の経験や自分の周りの世界から福音の教えを見いだすことができるよう助けられた。福音の真理をほかの人に教えるために,なじみのある物や自分自身の経験を用いる方法を青少年が理解できるよう,どのように助けられるでしょうか。

ビデオ―「救い主の方法で福音を教える」

4:33

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関連づける

毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。

  • 記憶に残っている,家庭の夕べなどのレッスンや,聖餐会のお話,総大会説教について説明し,なぜそれが忘れられないのかを話し合うように言います。

  • 最近の総大会のお話の中で,記憶に残っている実話や物語を発表するように言います。その実話や物語から何を学んだでしょうか。話者は教えるためになぜその実話や物語を用いたと思いますか。

一緒に学ぶ

以下の活動は,青少年が教える際にたとえや比喩を使う方法を理解する助けとなるでしょう。御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • 「ピクルスを作る」「改心する」というタイトルの表を作るように言います。デビッド・A・ベドナー長老の説教「あなたがたは再び生まれなければならない」を読み,改心のプロセスについてベドナー長老が教える際に用いた比喩を探すように言います。比喩を視覚化するために絵を描くように勧めてもよいでしょう。福音の真理を教える際に用いることのできる比喩を自分自身の経験から探して発表する時間を与えます。

  • お気に入りのたとえを一つ思い出して,聖典の中からそのたとえを探すように言います。ヒントが必要な場合は,この概念に提示されているたとえの一つを教えるとよいでしょう。選んだたとえを発表し,それが自分にとって大切な理由を話すように勧めます。たとえがとても効果的な教授方法であるのはなぜでしょうか。福音の真理を教えるためのたとえを自分で作る時間を与えます。ヒントとして,教えたい福音の原則をまず決めるのがよいと提案するとよいでしょう。その後,教える相手にとってなじみのあるたとえの設定を考え,福音の原則を教えるための物語を書きます。

  • 青少年に携帯電話かその写真を見せて,電話と福音の原則を比較して共通点を挙げてもらいます。青少年に,L・トム・ペリー長老の説教「信仰箇条に含まれている教義と原則」の「神権の組織と秩序」という項目の前の,最後の5段落を読んで,ペリー長老が述べた比喩について話し合うよう勧めます。説教の最後で,ペリー長老は青少年に,信仰箇条の中に含まれている教義について研究するよう勧めています。クラスでペリー長老の勧めを読み,一人一人の青少年に信仰箇条の中で教えられている教義の一つを研究して,来週のクラスでその教義について比喩を用いて簡単に教えるように言います。

  • この概念で提案されているビデオの一つを見せるか,青少年に聖典の中から救い主が福音を日常にある物を使って比喩で教えておられる場面を読んでもらいます。イエスはなぜこのように教えられたのでしょうか 石鹸や硬貨,鍵,石,食料品など日常にある物を幾つかクラスに持って行きます。その中から一つ選んで,それを使って福音の原則を教えるように言います。

  • マタイ20:1-15のぶどう園の労働者のたとえを読むように言います。このたとえがどのように自分の生活に当てはまるか話し合うように言います。ジェフリー・R・ホランド長老の説教「ぶどう園の労働者たち」を読んで,このたとえを使ってホランド長老が教えている福音の真理について話し合います(青少年にとって最も適切な部分に焦点を絞るとよいでしょう)。聖典から別のたとえを選び,それがどのように自分に当てはまると思うかをクラスの皆に発表するように言います。ほかの人が福音の原則を学べるよう助けるうえでたとえが効果的であるのはなぜでしょうか。

青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。たとえやその他の比喩の使い方が理解できたでしょうか。何を感じ,どんな印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やすべきでしょうか。

福音の学習技術

象徴を理解する。聖典に出て来るたとえや象徴を理解するには,青少年は象徴に気づき,象徴の各部分を見つけ,それらを解釈することができるようになる必要があります。象徴に気づく一つの方法は,「のような」「に似ている」「まるで」「と同じ」「あたかも」といった語句を探す方法です。それから象徴の各部分のリストを作成するとよいでしょう。象徴を解釈するには,青少年は教会のその他の資料(教会機関誌,総大会説教,ほかの聖句など)を参照して,福音の原則を理解するうえで象徴がどのような助けとなるか考えるとよいでしょう。個人で福音を学ぶ中でたとえや象徴が見つかったら必ずこのように行うよう勧めます。

行動するように勧める

だれかに福音の真理を教える際に比喩やたとえ話を使うよう青少年に勧めます。この真理を教えることのできる場を考えるように言います。例えば,家庭の夕べ,聖餐会のお話,友達との会話など。