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結婚と家族の大切さについて,ほかの人にどのように説明できるでしょうか


結婚と家族の大切さについて,ほかの人にどのように説明できるでしょうか

ほとんどの人には,ほかの人に福音の真理を分かち合う機会があります。今日では,結婚と家族について多くの相反する考え方があるため,天の御父の計画における結婚と家族の大切さについてどのように説明すればよいかを知っておくことは特に重要です。その際,ほかの人が福音の真理を理解できるよう,御霊の導きを受け,自分が信じていることについて簡潔に分かりやすく説明する必要があります。

霊的に備える

あなたはこれまで結婚や家族について,自分が信じている事柄を他の人が理解できるよう,どのように助けてきましたか。 永遠の結婚などの概念について,どのような方法で教会員ではない友人に説明してきましたか。

結婚や家族についての青少年の考えに影響を及ぼしているのは,どのような経験や考え方でしょうか。 結婚や家族に関する真理を他の人に説明するため,どのように青少年を備えさせることができるでしょうか。

以下のリソースを使って,結婚と家族の重要性を説明する方法についてさらに理解を深めてください。 教義を他の人に説明するときに効果的に教えるうえで,あなた自身の経験が役立つでしょう。 青少年が教え方を学ぶうえで,このアウトラインにある活動が青少年にどのように役立つかよく考えてください。

家族― 世界への宣言」『リアホナ』2010年11月号,129

ニール・L・アンダーセン「霊を滅ぼす嵐」『リアホナ』2014年5月号,18-21

D・トッド・クリストファーソン「なぜ結婚,なぜ家族か『リアホナ』2015年5月号,50-53

結婚」『真理を守る』74-77

「永遠の結婚」および「神殿と家族歴史」『わたしの福音を宣べ伝えなさい』85-86

救い主の方法で教える

イエス・キリストは教える人々に信仰によって行動し,教えられた真理に従って生活するように勧められました。 教えるときにはいつも,弟子たちが誠心誠意で福音を実践できるよう助けることに心を注がれました。 青少年が,学んでいることに基づき,信仰によって行動するには,どのように助けることができるでしょうか。

ビデオ― 「教える機会を与える」

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関連づける

毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。どうすれば福音が日々の生活に関連していることを理解できるよう彼らを助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。

  • 青少年に,家族がどのようにして福音の原則の模範を示してくれたかを分かち合うように勧めます。

  • 別の言語を話す人(できればクラスのだれか)をクラスに招いて,その言語を話してもらいます。理解できない言語に耳を傾けることは,教会員が福音の真理について説明する言葉に,ほかの人が耳を傾ける場合とどのような類似点があるかを説明するように青少年に勧めます。例えば,教会員は「永遠の結婚,結び固め」や「日の栄えの王国」など,ほかの人々にとっては耳慣れない言葉を使いがちです。

一緒に学ぶ

以下の活動はどれも,青少年が他の人に結婚と家族の重要性についてどのように説明すればよいかを理解するのに役立つでしょう。 聖霊の促しに従って,あなたのクラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • 同性結婚に関する教会の立場を説明するよう求められたことがあるかどうか,生徒に尋ねます。 どのように応じましたか。 D・トッド・クリストファーソン長老の説教「なぜ結婚,なぜ家族か」から選択した段落,またはニール・L・アンダーセン長老の説教「霊を滅ぼす嵐」の一部を生徒に読んでもらいます。 男性と女性との間の結婚の重要性について,青少年は何を学ぶでしょうか。 次に結婚についての自分の信条を説明する機会があったら,どのようなことを話すか計画を立てたりロールプレーをしたりするように,青少年を促します。

  • 青少年に,自分と信仰の異なる人が結婚と家族について抱いている疑問について考え,それらをホワイトボードに書き出すように勧めます。例えば,「なぜ結婚して子供をもうけなければならないのか」または「結婚が男女間で行われるべきなのはなぜか」。 挙げられた質問から幾つかを選び,聖文の中から答えを見つけてもらいます(例として,『真理を守る』および「家族―世界への宣言」にある「結婚」と「家族」の項に提示されている聖句を参照)。 「日の栄えの結婚」や「結び固め」など,他の人々が容易に理解できないと思われる言葉や言い回しを避けながら,選んだ質問に対するごく短い答えを準備するように,青少年を促します。 それぞれの答えを分かち合う時間を与えます。

  • 青少年に,結婚と家族の大切さについてのニュース記事を書いてもらいます。 学校新聞に掲載したり,ブログに書いたりするような短い記事でよいでしょう。 準備した記事をクラスで発表するように青少年に勧めます。

  • クラス全体で,『若人の強さのために』にある「家族」の項を読みます。 家族について学んだ教義の幾つかを初等協会の子供たちに教えるために準備するよう,青少年に勧めます。 例えば,「なぜ家族は大切ですか」といった質問を使って子供たちを教えることができるでしょう。 このアウトラインを,短く簡単に説明するのに役立つ概要を作成するように勧めます。 ビショップと初等協会会長会の許可を得て,青少年が準備したレッスンを教える場を設定します。 彼らが実際に教える機会を得た後に,この福音の原則をどのように教えたかについて話し合ってもらいます。

  • ビショップの許可を得て専任宣教師をクラスに招き,結婚と家族に関する教義について,他の人にどのように説明しているかを分かち合ってもらいます。 クラスを二つのグループに分けて,一つのグループには永遠の結婚について,別のグループには神殿と家族歴史について,このアウトライン(または自分たちで見つけられるその他のアウトライン)に提示されているリソースを使って教えるよう準備してもらいます。 それぞれのテーマについて短く簡単な説明を準備した後,別のグループの誰かに自分たちが研究した教義を教えるように青少年に勧めます。

青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。 他の人々に結婚と家族の重要性について説明する方法を理解したでしょうか。 どのような感情や印象を抱いたでしょうか。 他に質問はないでしょうか。 このテーマにもっと時間を費やすべきでしょうか。

教師へのヒント

「小グループによる話し合いは,興味や集中力が薄れ始めている生徒を即座に参加させることができる。」(『教師,その大いなる召し』72)

行動するように勧める

今日学んだことを通して,何を実践しようと感じたか,青少年に尋ねてください。その気持ちに従って行動するよう励ましてください。フォローアップできる方法をよく考えてください。