目標を立てることは自立にどのように役立ちますか
有意義な目標を立て,注意深く計画すれば,主がわたしたちに望んでおられる業を達成しやすくなります。自分で人生の目標を立てることは,自立の大切な一部です。願ったり,夢見たりするだけでは十分ではありません。モンソン大管長はこう教えています。「ただ願うだけではかなえられません。主はわたしたちが考え,行動し,労力を費やし,証を述べ,献身することを期待しておられます。」(「救助に向かう」『リアホナ』2001年7月号,58)祈りの気持ちで計画し,目標の達成に熱心に取り組むとき,主はわたしたちの努力を大いなるものとして,わたしたちが能力を十分に発揮できるように助けてくださいます。
霊的に備える
よく祈って,以下の聖句やその他のリソースを研究してください。 青少年が,自立するには目標を立てるのが大切であることを学ぶうえで役立つのはどれでしょうか。
列王紀上18:21;マタイ6:24(二人の主人に仕えることはできない)
ピリピ3:13-14(目標を目ざして努力し,進むことができる)
2ニーファイ32:9(すべてのことに主の導きを求めなければならない)
アルマ34:32-33(現世は神にお会いする用意をする時期である)
教義と聖約58:27-29(熱心に善いことに携わらなければならない)
M・ラッセル・バラード「戻って受ける」 『リアホナ』 2017年5月号,62-65
クエンティン・L・クック「賢明に選ぶ」『リアホナ』2014年11月号,46-49
L・トム・ペリー「バーを上げる」『リアホナ』2007年11月号,46-49
「目標の設定方法」『わたしの福音を宣べ伝えなさい』146
ビデオ―「途絶えない記録」
関連づける
毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。
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学んでいる福音の真理を裏付ける経験が最近あったら,それを分かち合うよう勧めます。
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あなた自身の人生の目標を幾つか,青少年と分かち合ってください。長期的目標と短期的目標の両方を選びます。どのようにその目標を立て,それを達成するために何をし,その努力がどのように生活を祝福したか,説明します。同じような経験があったら分かち合うように青少年を励まします。
一緒に学ぶ
以下の活動は,青少年が個人的な目標の立て方を学ぶことによってさらに自立するのに役立つでしょう。 聖霊の導きに従って, クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
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青少年に個人としてこれまで立てた目標を幾つか分かち合ってもらいます。どのようなことが目標の達成に役立つでしょうか。青少年に,M・ラッセル・バラード長老の説教「戻って受ける」から,最初の10段落を読み直してもらい,目標設定に関するバラード長老の勧告をホワイトボードに挙げてもらいます。青少年が霊的な長期目標を設定するよう促すため,彼らを二つのグループに分けます。一つのグループには「家族—世界への宣言」を,もう一つのグループには,「生けるキリスト—使徒たちの証」を読み直してもらいます。それぞれのグループは,イエス・キリストのようになることや主の福音に沿って生活することに焦点を当てた目標を設定するために,これらの文書がどのように役立つか探さなければなりません。
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クラスの半分にクエンティン・L・クック長老の10代の若い男性との会話について(「賢明に選ぶ」より)読むよう割り当てます。残りの半分にはL・トム・ペリー長老の高跳びの練習をした息子の話(「バーを上げる」より)を割り当てます。 青少年に,割り当てられたお話を要約し,目標を立てることについてどんなことを学んだか,クラスのみんなに説明してもらいます。 自分の生活で似たような経験をしたことがあったら,それを分かち合うよう勧めます。 目標の設定と達成をもっと効果的にするうえで,それらのお話から学んだことをどのように自分の生活に当てはめたらよいでしょうか。
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青少年にどんな目標をもっているか,そして目標をもつのがなぜ大切なのかを尋ねてください。 彼らに『わたしの福音を宣べ伝えなさい』から「目標の設定方法(146 ページ)を読んで,目標が大切な理由を探してもらいます。その後,見つけたことを分かち合うよう勧めます。 ビショップの許可を得て,専任宣教師あるいは最近戻ったばかりの帰還宣教師をクラスに招き,伝道の業における目標設定の大切さについて説明してもらいます。 今,目標設定の大切さを学ぶことが,より良い宣教師になるのに役立つのはどうしてでしょうか。 ワードのほかの会員を招き,人生のほかの時期における目標設定の大切さについて青少年に話してもらうことを考慮します。
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青少年に個人としてこれまで立てた目標を挙げてもらいます。 一緒に『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の146ページから目標設定の指針を読みます。 どの指針が,青少年が挙げた目標の達成に役立つでしょうか。 彼らに自分の目標から一つを選ばせ,その目標を達成する助けになるよう,それらの指針を当てはめる方法を書くように勧めます。 数人に書いたものを分かち合ってもらいます。
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青少年に 教義と聖約58:27-29を読んで,彼らが「熱心に善いことに携わり」「義にかなう多くのことを成し遂げ〔る〕」ために役立つと思う目標のリストを作るよう勧めます。 彼らに自分のリストをクラスの一人と分かち合い,その目標を達成するために現在していること,あるいは将来できることは何か,分かち合うように励まします。 このアウトラインで提案されているそのほかの聖句を読むように勧め,そこから目標設定に関する洞察を得られたら,それを分かち合ってもらいます。
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ビデオ「途絶えない記録」を見せ,数分の時間を与えて,目標の設定と達成についてそのビデオから学んだことを書きだしてもらいます。 みんなと考えを分かち合うように勧めます。 タイラーが,バスケットボールの選手になるという目標を中断してまでも,伝道に出るという目標を追求することを選んだのはなぜでしょうか。 (この話し合いの中で,列王記上18:21 およびマタイ6:24 を読んでもよいでしょう。) 青少年に今夢中になっていることは何か考えるように言います。 そのことと,もう一つのふさわしい目標のうち,どちらか一つを選ばなければならなかったことがあったでしょうか。 タイラーの模範からどのようなことを学んだでしょうか。
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青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。 個人の目標を設定する方法を理解したでしょうか。 ほかに質問はないでしょうか。 このテーマにもっと時間を費やした方がよいでしょうか。
行動するように勧める
今日学んだことから,どういう行動をすべきだという印象を抱いたでしょうか。受けた印象に従うよう励ましてください。フォローアップの方法をよく考えてください。