神権指導者によって与えられる勧告に従うことはなぜ大切なのでしょうか

神権指導者は聖霊からの導きを受けて，任された人々に勧告を与えます。神権指導者から与えられる勧告に耳を傾けて従うようになれば，霊的および物理的な危険から守られ，賢い選択ができるようになります。

霊的に備える

神権指導者の勧告に従うことによって個人の生活にどのような祝福がもたらされたでしょうか。召しにおいてはどうでしょうか。また家族においてはどうでしょうか。

青少年はどのような機会に神権の助言を求めることができるでしょうか。青少年がワードやステークを始めとする神権指導者の勧告に従うために，どのように励ますことができるでしょうか。

以下の資料を活用してなぜ神権指導者の勧告に従うことが大切なのかあなた自身が理解します。その後，この概要の残りの部分に示されている活動が青少年を学習に取り組ませる方法を計画するうえでどのように役立つか検討します。勧告に従ったあなた自身の経験が効果的に教えるうえで役立ちます。

エペソ4：11－14（教会指導者からもたらされる祝福）

教義と聖約1：38；教義と聖約21：4－5（主はその僕を通して語られる）

教義と聖約124：45－46（主の僕の言葉に耳を傾ける）

ダリン・H・オークス長老「二つの伝達経路」『リアホナ』2010年11月号，83－86

救い主の方法で教える

救い主は教義と原則を説明するために，物語やたとえ，実生活の例を分かち合われました。神権指導者に従うことについてあなたはどのような話を青少年と分かち合うことができるでしょうか。

一緒に学ぶ

以下の活動は青少年が神権指導者の勧告に従うことの大切さを理解するのに役立つでしょう。聖霊の促しに従って，クラスに最も適した活動を一つ，あるいは幾つか選んでください。

青少年に神権指導者の勧告を求め，それに従った人の模範を聖文から選んで発表してもらいます（例えば，列王下5：1－14，モーサヤ28：1－8，アルマ16：5－8）。勧告を受けることについてこれらの模範から学んだことについて話し合うよう青少年に勧めます。これらの話に登場する指導者は自分たちが仕えている人々を導くためにどのように霊感を受けたでしょうか。神権指導者が霊感されているという証を強めた経験を分かち合うよう青少年に勧めます。
エペソ4：11－14，教義と聖約1：38;21：4－5;124：45－46を読み，次の質問に答えるよう青少年に勧めます。なぜ神権指導者の勧告に従うことが大切でしょうか。青少年に神権指導者の勧告に従って，祝福を受けた経験を分かち合ってもらいます。
ダリン・H・オークス長老の説教「二つの伝達経路」のコピーを配布します。クラスの半分にセクションⅠの「個人の経路」を読み，オークス長老が教えていること示す図を協力して作成してもらいます。残りの半分にセクションⅡの「神権の経路」を読んで同様の活動をしてもらいます。二つのグループが互いに作成した図を分かち合ったら，全員でセクションⅢの「両方の経路の必要性」を読み，青少年と家族が個人の啓示と神権指導者を通してもたらされる啓示によってどのように祝福されてきたか尋ねます。

青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。彼らは神権指導者の勧告に従うことがなぜ大切なのか理解しているでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このトピックにもっと時間を費やすべきでしょうか。

教師へのヒント

「ほとんどの時間を講義に費やしたり，あらゆる質問に自ら答えたりしてしまう教師は生徒の参加を拒絶していることになる。」（『教師，その大いなる召し』64）

行動するように勧める

神権指導者から勧告を求めることについて今日青少年は何を学んだでしょうか。受けた助言やそれに従ったときに与えられた祝福を日記に記録するよう勧めます。