どのようにして聖餐をもっと意義深いものにできるでしょうか
毎週,聖餐を受ける間,わたしたちは自分の生活を吟味し,救い主の贖いについて深く考え,自分の罪を悔い改めるために何をする必要があるのかをよく考えなければなりません。聖餐を受けるために完全である必要はありませんが,心の中にへりくだり悔い改める気持ちがなくてはなりません。聖餐は力の源となり,福音に従った生活をするために改めて自身をささげる機会となります。
霊的に備える
よく祈って以下の聖句やリソースを研究してください。 青少年が聖餐をさらに意味深い経験とするために,あなたは何を分かち合うことができますか。
マタイ26:26-28;3ニーファイ18:1-13(救い主が聖餐を定められる)
1コリント11:23-29;3ニーファイ9:20;教義と聖約20:37;59:8-12(ふさわしく聖餐を受けるために備える方法)
ピーター・F・マーズ,「聖餐―聖くなる助け」『リアホナ』2016年11月号,85-87
チェリル・A・エスプリン「聖餐―霊の更新のとき」『リアホナ』2014年11月号,12-14
デール・ G ・レン ランド「わたしはすべての人を わたしのもとに引き寄せた」 『リアホナ』2016年5月号,39-42
「聖餐」『真理を守る』123-125
ビデオ―聖餐はわたしたちをイエス・キリストに引き寄せる
関連づける
毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。
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青少年に,教師から福音の原則について効果的に学んだときのことについて分かち合ってもらいます。
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青少年に次の文章を完成してもらいます。「わたしは___________ことによって,聖餐を自分にとってもっと意義深いものにできます。」それぞれの答えをホワイトボードに書き出してもらい,レッスンを進める中でリストに付け加えるように勧めます。
一緒に学ぶ
以下の活動は,青少年が聖餐をもっと意義深いものにする方法を学ぶのに役立ちます。 御霊の促しに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
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自分の知っている人が特に自分のために何かをしてくれたときのことを,青少年に考えてもらいます。そのときどのように感じましたか。 救い主が青少年一人一人のために個人的に贖罪を成し遂げてくださったことを理解してもらうために,デール・ G ・レン ランド長老の「わたしはすべての人を わたしのもとに引き寄せた」という話から,「現在,天の御父と……」で始まる段落を一緒に読むよう生徒たちに言ってもよいでしょう。 この話に出てくる女性はどんなことを学びましたか。青少年は,聖餐会でさらに霊的な経験をするためにどんなことができるでしょうか。クラスの生徒一人一人に小さなカードを渡して,最後に受けた聖餐のときに考えていたことをそのカードに書き出してもらってもよいでしょう。次回聖餐を取るときに救い主に注意を集中するために考えたいと思う事柄を書き出してもらうこともできます。
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聖餐を分け与えている救い主の絵を見せます(『福音の視覚資料セット』54 参照)。 あなたがマタイ26:26-28 を読んでいる間,青少年に絵を見せ,もし自分がその場にいたらどのような気持ちになるか想像してもらいます。 聖餐によって,あなたはこれまで救い主への愛と贖いについての証をどのように強められてきたかを分かち合ってください。 青少年に自分の証を分かち合うよう勧めます。 今日話し合ったことについて,次回,聖餐を受けるときに深く考えるよう青少年に勧めます。 聖餐を受けている間,救い主の生涯から,ほかにどのような出来事について考えることができるでしょうか。
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青少年に,好きな聖餐の賛美歌を分かち合ってもらい(必要ならば,『賛美歌』の末尾にある主題別索引で調べることができる),なぜその賛美歌が自分にとって大切なのかを説明するよう勧めます。 それらの賛美歌の中から一つ,あるいは幾つかを歌ったり,だれかの歌に耳を傾けたり,歌詞を読んだりします。そして各賛美歌の楽譜の下に挙げられている聖句を読みます。 その賛美歌から聖餐についてどのようなことを学べるでしょうか。 賛美歌は聖餐に備えるうえでどのような助けになるでしょうか。
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クラスの一人一人に,このアウトラインにある聖句の一つを選び,聖餐に備えるために主がわたしたちにするよう求めておられる事柄を探すように勧めます。 青少年に見つけたことを分かち合ってもらいます。 主がこれらの方法で聖餐に備えるよう望んでおられるのはなぜでしょうか。 聖餐をより意義深いものにするために,ほかにどのようなことをしているか分かち合うように勧めます。 青少年に,翌週聖餐を受ける備えとして,自分が実践しようと思うことを何か選ぶように言います。
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若い男性に,ピーター・F・マーズ長老の説教「聖餐―聖くなる助け」,またはチェリル・A・エスプリン姉妹の説教「聖餐―霊の更新のとき」から若い女性指導者の話を読んでもらいます。 「どのようにしたら聖餐をもっと意義深いものにできるでしょうか」という質問への答えを探してもらいます。ホワイトボードに答えを書いてもらい,これらの説教にある助言の中から応用したい事柄を分かち合うよう勧めます。
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可能であれば,クラス全員で聖餐のテーブルおよび聖餐の準備をする部屋を訪れます。 アロン神権者(教師または祭司)かビショップを招いて,どのように聖餐を準備するか説明し,この儀式の神聖さについて証してもらいます。 クラスの何人かの生徒に,彼らの証や聖餐をもっと敬虔なものとするために何ができるかを分かち合うよう勧めます。
青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。 どんな思いや印象を抱いたでしょうか。 聖餐をより意義深いものにする方法が理解できたでしょうか。 ほかに質問はないでしょうか。 このテーマにもっと時間を費やした方がよいでしょうか。
行動するように勧める
今日学んだことを通して,何を実行しようと感じたか青少年に尋ねてください。その気持ちに従って行動するよう励まします。御霊を求めてよく祈り,フォローアップできる方法を考えてください。