子供たちに正直と高い徳を身に付ける望みを持たせる。
-
祈りをもって以下の聖句を研究する。
-
レッスンを検討し,聖文の物語を子供たちにどう教えるかを決める(本書「レッスンの準備」ⅵ—ⅶ,「聖文に基づいて教える」ⅶ—ⅷ参照)。子供たちを参加させ,レッスンの目的を達成するのに最も役立つ「話し合いと応用のための質問」と「レッスンを豊かにする活動」を選ぶ。
-
教材
-
『聖書』人数分
-
本課の最後にある図表(注意——第15課でも使用するためこの図表は保存しておく。)
一人の子供に開会の祈りをさせる。
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
-
本課の最後のページにある問題を子供たちの人数分コピーするか,クラスの活動として行う。
-
約束をすることについて話し合う。
-
約束をするとはどういう意味ですか。(何かをする,またはしないことを同意すること。)バプテスマを受けたとき,天の御父の戒めを守ると聖約すなわち約束したことを子供たちに思い起こさせる。その約束の中には,真実を話し,自分の言葉に責任を持つということがある。
-
約束を守ることはなぜ大切ですか。約束を守らない人を信頼するのは難しいことを説明する。よく考えてから約束するように子供たちに勧める。何かの出来事について真実を話さないというような約束はしない方がよい。
子供たちに以下のような約束をする場合に,約束をすることが正しいと思ったら右手を上げさせる。その後一つ一つの約束について,約束をした場合と約束を破った場合の結果について話し合う。
-
約束の時間を決めて一緒に学校へ行くと友達に言いました。
-
来週のプライマリーで話の責任があると友達に言いました。
-
友達の弟に悪ふざけをするのを手伝うと言いました。
-
学校から帰ったら妹の面倒を見るとお母さんに言いました。
-
近所の家のガラスを割った人がだれだか言わないと友達に言いました。
-
5時には家へ帰るとお母さんに言いました。
-
財布または何か価値のあるものを見せる。子供たちが教会に来る途中でこの財布を見つけたと仮定する。持ち主がだれかは分からない。財布を持ち主に返さないで自分の手もとに置いておきたいという誘惑に駆られた。どうしたらよいかを話し合う。落とし物は通常,集会所のどこに置いておくか教えるとよい。持ち主を捜し出すのを助けてくれる人に財布を預けるよう子供たちに勧める。
-
それぞれ別の紙に子供たちの名前を書いて,箱の中に入れておく。以下の状況のうちの一つを読んで,箱の中から名前が記入されている紙を1枚取り出し,その子供にどうすべきかを言わせる。次にその子供に次の人の名前を引かせる。クラスが小さければ,当たった子供の紙をもう一度箱の中に入れて,子供たちが何度か答えることができるようにする。ほかの例を加えてもよい。
-
あなたはお店でお釣りを多くもらいました。
-
あなたは学校の宿題を忘れてしまいました。病気だったと先生に言う誘惑に駆られました。友達のおもちゃで遊んでいたら壊れてしまいました。
-
あなたは友達におごってあげたいと思っています。テーブルの上にお母さんの財布があります。
-
お父さんのものを無断で使っていたところ,なくしてしまいました。
-
友達があなたの家におもちゃを忘れて帰ってしまいました。そのおもちゃはあなたが欲しいと思っているものです。
-
あなたがゲームの準備をしているときに,友達は水を飲みに行きました。彼女がいない間にあなたは自分が勝つようにゲームを操作することができます。
-
あなたは何かの拍子にほかの人のものを壊してしまいました。友達は,偶然そうなったのであれば自分がやったと言わなくてよいと言います。
-
あなたは近くの席の人の答案用紙を見ることができます。その友達はいつも良い成績を取っています。
-
子供たちに出エジプト20:15-16を読ませる。主から与えられた十戒の二つがこの聖句の中にあることを説明する。(「偽証する」とはだれかについてうそを言うことであると説明する。)これらの戒めに従うことはなぜ大切ですか。
-
「選べ,正義を」(『賛美歌』152番)を歌うか,歌詞を読む。
一人の子供に閉会の祈りをさせる。