-
祈りをもって以下の聖句を研究する。
-
その他の参考箇所:マタイ6:14-15;教義と聖約64:10
-
レッスンを検討し,聖文の物語を子供たちにどう教えるかを決める(本書「レッスンの準備」ⅵ—ⅶ,「聖文に基づいて教える」ⅶ—ⅷ参照)。子供たちを参加させ,レッスンの目的を達成するのに最も役立つ「話し合いと応用のための質問」と「レッスンを豊かにする活動」を選ぶ。
-
教材
-
『聖書』人数分
-
『教義と聖約』
-
人数分の紙と鉛筆
-
視覚資料6-20「兄弟たちを赦すヨセフ」
一人の子供に開会の祈りをさせる。
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
-
別々の紙に,「怒り」「平安」「幸福」「ねたみ」「愛する」「不幸」「批判する」「親しい」などの言葉を書いておく。黒板に「赦す」と「赦さない」と書いてから,子供たちに紙を配る。子供たちに順番に自分の紙に何が書いてあるかを紹介し,黒板の該当する欄に紙をはらせる。
-
ローブ,スカーフなどの簡単な小道具を用意して,ヨセフと兄弟たちの物語の一部をロールプレーイングで演じさせる。
-
子供たち全員のためにメダルを作る。首から下げられるようにメダルにリボンかひもを付ける。子供たちと一緒にマタイ6:14-15を読んで,その意味について話し合う。人々を赦せば,幸せな気持ちになること,天の御父も子供たちが間違ったことをしたときに赦してくださることを理解させる。子供たちの気持ちを傷つけた人のことを思い浮かべさせる。その人について祈り,何か親切なことをするようチャレンジする。オリンピックでは最も良い成績を上げた選手にメダルが贈られる。霊的な競技は運動競技よりはるかに大切な意味がある。わたしたちに害を与えた人を赦すことによってわたしたちは祝福を受ける。不親切な行いに対して親切で返すというチャレンジを受け入れた子供たち一人一人に,約束のしるしとしてメダルを贈る。
-
赦しについて子供たちと話し合う。袋と幾つかの石,本または重い物を用意しておく。一人の子供に袋を持たせて,石を一つずつ袋の中へ入れていく。それぞれの石は怒りや傷ついた気持ちを表していることを説明する。子供に教室内を歩かせるか,しばらく袋を持たせている。怒りや傷ついた気持ちをいつまでも持っていると重荷になってくることを説明する。人々を赦すことによって重荷がなくなり,気分が楽になる。(石を取り出す。)大切なのは問題ではなく,人であることを強調する。人々を赦し,愛と関心を示し続けることが大切である。ヨセフが兄弟たちを赦したように,赦しの気持ちを抱くよう子供たちを励ます。
この活動を家族と一緒に行うよう提案する。怒りや傷ついた気持ちを抱き続けることは重い石が入った袋を持ち歩くこととどのように似ているかを話し合うように勧める。
-
黒板に教義と聖約64:10の全文を書く。この聖句を子供たちと一緒に読んだ後,意味について話し合う。他人に対する怒りで心がいっぱいになっていると,聖霊がとどまることがおできにならないことを説明する。わたしたちが怒りの気持ちから解放されて聖霊の導きを受けられるように,赦すことを天の御父は望んでおられる。子供たちが黒板の聖句の一つ一つの単語を覚えたら,順に消していって,全文を暗唱させる。
-
「人をゆるせるように」(『子供の歌集』52)を歌うか,歌詞を読む。
一人の子供に閉会の祈りをさせる。