第2課
わたしたちの救い主として選ばれたイエス・キリスト
目 的
自分のために選び,行動するため,選択の自由を行使することの大切さを理解させる。
準 備
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祈りをもって以下の聖句を研究する。
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アブラハム3:27-28——イエスはわたしたちの救い主として選ばれた。
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モーセ4:1-4——サタンは天の御父の計画に反抗した。
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『福音の原則』第3章「わたしたちの選ばれた指導者,救い主であられるイエス・キリスト」および第4章「選ぶ自由」
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その他の参考箇所
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黙示12:7-9——天で戦いが起こり,サタンとその使いたちが投げ落とされた。
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教義と聖約29:36-37——わたしたちは常に選択の自由が与えられてきた。
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教義と聖約76:25-28——ルシフェルは落とされてサタンになった。
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『聖句ガイド』「ミカエル」の項,249-250
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レッスンを検討し,聖文の物語を子供たちにどう教えるかを決める(本書「レッスンの準備」ⅵ—ⅶ,「聖文に基づいて教える」ⅶ—ⅷ参照)。子供たちを参加させ,レッスンの目的を達成するのに最も役立つ「話し合いと応用のための質問」と「レッスンを豊かにする活動」を選ぶ。
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教材
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『末日聖典合本』人数分
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標準聖典
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第1課で使用した救いの計画の絵の切り抜き
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レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
レッスンを豊かにする活動
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
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ルシフェルの計画の下ではどのような生活をすることになるかを子供たちに想像させるために,これから数分間子供たちは教師が言うことをまったくそのとおりに従わなければならないこと,言われたこと以外は何もしてはならない(話すこともできないことを確認する)ことを告げる。次に子供たちを立たせて,数秒間まったく動いてはならないと言う。続いて,一人一人の座る場所を指定する。(仲の良い子供同士で着席させない。)背筋を伸ばして座り,足の裏を床につけ,まっすぐ前を見て,動いても話してもならないと言う。次の指示を出すまで,その姿勢を続けるように言う。30秒たったら,立ち上がって,好きな場所に座らせる。
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ルシフェルの計画の下では,わたしたちはどのような生活をすることになっていましたか。(ルシフェルはわたしたちに自分で決めさせず,すべてのことをルシフェルの言うとおりにするよう強制することを望んでいたことを子供たちに理解させる。)ルシフェルの方法はなぜ採用されなかったのですか。
一日中すべてのことを言われたとおりにするよう強制される生活が毎日続くとしたら,どのような気持ちがするかを,先ほどの経験とあわせて子供たちに話し合わせる。
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以下の言葉をそれぞれ別の紙に書いて準備しておく。子供たちに紙を1枚ずつ選ばせて,書かれている事柄をするとどのようなことが起きるかについて意見を言わせる。括弧の中は子供たちの答えの一例である。
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祈る(天の御父の助けを受ける)
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教会へ行く(福音を学ぶ)
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うそをつく(次から人々はあなたを信用しない)
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家庭で明るく振る舞う(家庭が幸せな場所になる)
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盗む,またはだます(聖霊の導きがなくなる)
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新しく引っ越して来た人に親切にする(新しい友達ができる)
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教会で
敬虔 にする(天の御父の御霊 を感じる) -
家でぶつぶつ言う(家族の一致がなくなる)
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知恵の言葉を守らない(健康を害する)
わたしたちが選択の自由を行使するときに良い結果と悪い結果がもたらされることについて話し合う。天の御父はわたしたちが選択の自由を用いて正しいことを選ぶときに祝福してくださることを強調する。
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信仰箇条第2節について話し合った後に,暗記させる。わたしたちは選択の自由をどのように使うかについて責任を持たなければならないことを子供たちに理解させる。
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子供たちが善悪を選ぶ必要に迫られる状況のリストを準備する。(以下のリストを参照する。子供たちからほかにも提案させるとよい。)一つずつ読んで話し合うか,ロールプレーで演じさせる。悪いことを選んだときにどのような気持ちがするか,良いことを選んだときにどのような気持ちがするかについて考えさせる。
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友達から店の品物を盗むようにそそのかされている。
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映画館の入場券を買おうとしたら,映画の内容を説明するポスターが目に入った。その映画はふさわしい映画ではないことが分かった。
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近所の子供たちが何人かで一人の子供をいじめている。
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動物をいじめている人がいる。
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「お父様は生きています」(『子供の歌集』8)を歌うか,歌詞を読む。
まとめ
一人の子供に閉会の祈りをさせる。