わたしたちは神の聖約の民として,福音に従って生活し,福音を人々に分かち合う責任があることを子供たちに理解させる。
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祈りをもって以下の聖句を研究する。
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その他の参考箇所
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レッスンを検討し,聖文の物語を子供たちにどう教えるかを決める(本書「レッスンの準備」ⅵ—ⅶ,「聖文に基づいて教える」ⅶ—ⅷ参照)。子供たちを参加させ,レッスンの目的を達成するのに最も役立つ「話し合いと応用のための質問」と「レッスンを豊かにする活動」を選ぶ。
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教材
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『聖書』と末日聖典合本人数分
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教師が家族から受け継いでいるもの(「導入」参照)。
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視覚資料6-9「天使に救われるアブラハム」(『福音の視覚資料セット』104);6-10「アブラハム書からの模写—第一」
一人の子供に開会の祈りをさせる。
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
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アブラハムに与えられた祝福に関する以下の参照聖句が書かれた紙を子供たちに1枚ずつ選ばせる。子供たちに参照聖句を声を出して読ませる。子供たちは自分の聖典の参照箇所に印を付けてもよい。
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『アブラハム書』にある模写—第一を見る。絵の中のそれぞれが何を表しているかを子供たちに想像させる。1から8までの番号がどこに記されているかを確認させる。そして,「説明」とアブラハム1:12-14を参照させる。次に,模写と視覚資料「天使に救われるアブラハム」とを比較する。
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砂を入れた容器を準備しておく。子供たちに,親指と人差し指で砂をつかんで粒が幾つあるかを数えさせる。アブラハムの子孫がどれほど大勢かを想像させる。子孫の数が「浜べの砂のように」(創世22:17)多くなるとアブラハムに言われた約束を成就させるために,子供たち自身はどのような助けができるかを尋ねる。
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黒板に「聖約」と書く。わたしたちが聖約を守るうえで大切なことの一つは,人々と福音を分かち合うことである。子供たちに,大きくなってから専任宣教師として福音を分かち合うための準備として,今何ができるかを尋ねる。バプテスマの聖約を守る;聖文を研究することによって福音を学ぶ;家庭の夕べや教会で話に耳を傾ける;思いと言葉,行いにおいて清い生活を送る;貯金するなどの答えが考えられる。子供たちが今,宣教師として働ける方法と,将来専任宣教師になるための準備の方法について両親と話し合うよう奨励する。
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だれが宣教師になるべきか,宣教師は何をすべきかについて話し合う。以下のスペンサー・W・キンボール大管長の話を読む。
「男性も女性も子供もすべて,すなわち若人も少年少女も皆伝道すべきである……。これは,専任宣教師として正式に召しと任命を受けて外国へ伝道に行かなければならないという意味ではない。そうではなく,わたしたちの受けている福音が真実であると証する責任が,わたしたち一人一人にあるということである。すべての人に親戚や隣人,友人,職場の仲間がいる。わたしたちの責任は模範と教えによって彼らに福音の真理を伝えることである。」(「隣人を警むる責任あり」『聖徒の道』1977年11月号,557)
子供たちに,今宣教師になることができる方法を考えさせる。良い友達になる,友達を教会に誘う,家庭や地域社会で良い模範を示す,友達に教会の教えについて説明するなどが考えられる。
場面を設定して,子供たちに宣教師になる方法をロールプレーで演じさせる。
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「われらは天の王に」(『子供の歌集』94,または『賛美歌』157番),または「宣教師になりたいな」」(『子供の歌集』90)を歌うか,歌詞を読む。
一人の子供に閉会の祈りをさせる。