十戒を守ることによって幸福になることを子供たちに教える。
-
祈りをもって以下の聖句を研究する。
-
そのほかの参考箇所
-
レッスンを検討し,聖文の物語を子供たちにどう教えるかを決める(本書「レッスンの準備」ⅵ—ⅶ,「聖文に基づいて教える」ⅶ—ⅷ参照)。子供たちを参加させ,レッスンの目的を達成するのに最も役立つ「話し合いと応用のための質問」と「レッスンを豊かにする活動」を選ぶ。
-
教材
-
『聖書』人数分
-
ケーキの材料の一覧表を人数分
-
視覚資料6-24「モーセと十戒」
-
本課の最後のページまたは教会付属図書館から十戒の表を入手する。
一人の子供に開会の祈りをさせる。
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
-
幾つかの言葉を見えないように覆った十戒の表を見せる。そして子供たちに隠れている言葉を順番に言わせる。(あるいは,幾つかの空所を設けた十戒の表を作って子供たちに配り,空所を埋めさせてもよい。)こうすれば子供たちは家へ持ち帰って,十戒を守ることをいつも忘れないようにすることができる。
-
それぞれの戒めの意味を簡単に説明してから,子供たちにゲームを通して学ばせる。1番から10番までの番号を一人一人の子供に与える。クラスの人数が少ない場合は,一人の子供に二つ以上の番号を与える。子供たちは自分の番号の戒めを覚える。そして教師は幾つかの番号を言う。番号を呼ばれた子供はその戒めを暗唱する。(あるいは表に記されている戒めを読む。)何回か行ったら,次に子供の番号を変えてこの活動を繰り返す。
-
十戒のすべての戒めはイエス・キリストがマタイ22:37-40で与えられた神を愛し,隣り人を愛するという二つの大切な戒めに含まれることを子供たちに教える。黒板に「神を愛する」と「隣り人を愛する」と書く。子供たちに順番に出エジプト20:3-17または十戒の表から一つ一つの戒めを読ませる。そして黒板に書かれている二つの分類のどちらに属するかを判断かぎして,戒めの鍵となる言葉を黒板に書く。これらの戒めに従う実際の方法について話し合った後に,神に対する愛を示し,隣り人に対する愛を示す具体的な方法を一つ決めて,今週実行するようチャレンジする。
-
教室の壁に「自由を失う——不幸」,反対側の壁に「自由——幸福」と書いた標語カードをはる。サタンは,わたしたちが戒めを被ると楽しいことが起こるような気持ちにさせるが,どのような選択をしたとしてもその結果は自分に返って来ることを説明する。人々はサタンの計画に従うと,最初は自由を得たような気持ちになる。けれども間違った選択を続けていると,その選択によってもたらされる結果に縛られて身動きができなくなる。例えば,うそをつき,だます人は神の前に行くことができない。戒めを守ると決心した人は最初,窮屈だと感じるかもしれない。けれども正しい選択を続けていると,やがて生活の中に大きな自由が開かれてくる。例えば清く,道徳的に汚れのない生活をしている若人は後に,アブラハム,イサク,ヤコブのすべての祝福を受けるために聖なる神殿に入るという特権にあずかることができる。「盗んではならない」「感情を抑える」「たばこを吸い,お酒を飲む」「うそをつく」「清く汚れのない生活をする」などと書いた紙を子供たちに取らせる。
子供たちに選んだ紙の内容から判断して該当する標語カードの前に立って,紙に書かれている行動を読み,その行動によってどのような結果がもたらされるか,その行動がなぜ幸福と自由をもたらすか,または不幸と束縛をもたらすかを発表させる。
-
「いましめを守る人を」(『子供の歌集』68)を歌うか,歌詞を読む。
一人の子供に閉会の祈りをさせる。