子供たちに聖霊の影響力について理解と認識を持たせ,聖霊を受けるためにふさわしくなりたいという望みを持たせる。
一人の子供に開会の祈りをさせる。
以下の活動を,レッスンのどの部分でも,また幾つでも使うことができる。復習やまとめ,チャレンジに利用してもよい。
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ジョセフ・スミスはモルモン書を翻訳するときに,言葉を声に出し,筆記者がその言葉を書き記したことを説明する。時々ジョセフと筆記者の間に仕切りを置いて,お互いに見えないようにした。
教室の真ん中に仕切りを置いて二つに分ける(例えば,二人の子供に小さな毛布かシーツまたは厚紙の両端を持たせる)。間仕切りの片側に一人の子供を座らせ,モルモン書から短い聖句をゆっくり読ませる。間仕切りの反対側に別の子供を座らせ,読んでいる言葉を書き取らせる。終わったら,筆記した子供が読み,聖句を読んだ子供にそれが正しいかどうかを確認させる(参加を希望する子供全員が参加できるように,筆記する側の子供の人数を増やしてもよい)。
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黒板に二つの欄を作り,一方に「御霊を招き」と書き,もう一方の欄に「御霊を拒む」と書く。子供たちに御霊(聖霊)はわたしたちの生活にとって非常に大切であることを理解させる。良いことはわたしたちの生活に御霊を招き,悪いことはわたしたちの生活から御霊を拒み,追い出してしまうことを説明する(モロナイ7:12-13参照)。子供たちにそれぞれの欄に入る行いを挙げてもらう。「御霊を招く」の欄には,良い音楽を聴く,親切にする,「御霊を拒む」の欄には口論する,うそをつくなどが入る。
聖霊はわたしたちを教え,慰め,守り,強め,導いてくださるが(『福音の原則』第7章参照),聖霊の助けを得るには,聖霊がいつもわたしたちと一緒にいてくださるような行いをしなければならないことを説明する。
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子供たちに教義と聖約8:2を開かせ,一人の子供に声を出して読んでもらう。聖霊の励ましに耳を傾けることによって,どのように個人の啓示を受けることができるかについて話し合う。あなたが聖霊の導きを受けたときの経験を分かち合いなさい。子供たちからも同様の経験を聞く。
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御霊が一緒におられるときと,御霊が一緒にいないときやサタンの影響を受けているときとは,違う気持ちを感じることを説明する。以下の文を読み,子供たちに御霊を受けているときの様子であれば席を立ち,御霊を受けていないときの様子であれば席に座ったままにしているように言う。
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子供たちがパントマイムで表現できるような,御霊を招く行動を幾つかそれぞれ別の紙に書く。紙を箱の中に入れておく。子供たちに一救ずつ取らせて,紙に書いてある行動をパントマイムで表現させる。ほかの子供たちはそれが何かをあてる。
行動例-
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聖文を読む。
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祈る。
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親切な行いをする。(皿洗い,赤ちゃんと遊ぶなど)
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教会では敬虔な態度で着席する。
子供たちに今週中に行う活動として以上のうちの一つを選ばせるとよい。子供たちに紙と鉛筆を与え,選んだ行動を書かせる。選んだ行動を思い出せるように,家の中のよく見える場所にはっておくように言う。
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「いのりながらみ言葉読むとき」(『子供の歌集』66)を歌うか,歌詞を読む。この歌は証を得るために何をするように教えているかを話し合う。
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「小さな声で」(『子供の歌集』144)を歌うか,歌詞を読む。聖霊はどのように話しかけてくださるかについて話し合う。子供たちに聖霊は大きな声で話されることがあまりないことを理解させる。普通,聖霊は正しいことを感じさせてくれたり,心の中に正しい考えをひらめかせてくれるというような働きかけをする。
一人の子供に閉会の祈りをさせる。